私の実家の父の三回忌ですが、
弟が都合がつかず、長女宅だけで執り行ってほしいとのこと
とはいえ、弟が喪主でしたので、
どこまでやっていいのか、やるべきなのか
試行錯誤でした。
弟関係の家族が出ないとのことなので
僧侶も呼ばず、お墓参りと会食だけにしようということにしました。
そうは言っても、うちの子供やその家族が全員集まってくれることに
なりましたので、弟にも日程を伝え、
良かったら参加をしないかと声掛けをしましたが、
来れないとのことで始まりました。
僧侶が来られないので、お供物を乗せる台もこちらで用意しなくては
ならず、ステップ台に仏壇マットを乗せてお供物を乗せました。
大きなお墓ではないので、線香台が真ん中にあるために、その横に置きたいと思ったので、そんな感じになりました。
寒い日でしたが、お墓の前はぽかぽかとあったかでした。
母の三回忌の時は、僧侶の御経が長くて震えたものでしたが、
家族だけでしたので、服装も喪服じゃなくて風邪をひかないようなあったかい服装で地味なものと言ってあったので、良かったかなと思います。
お線香をあげる段になりますと、風が強いために消えたはずのお線香から
炎が出てしまいます。
本来ならば、血縁の濃い順なのでしょうが、お線香が燃えている順番という
不規則さで、いやおうなしに前に進みお参りが行われます。
「誕生日の遺影だから、大パパが日を吹き消そうとして炎があがっちゃうんだよ」
って誰かが言っていましたが、
せっかちな父らしいお参りとなりました。
長女が集合写真の準備をしていたら、夫が
やおら白い紙を出して、長女の名前を呼びます。
長女が
「挨拶ですか? 何か一言あるのでしたら、どうぞ」と言ったものですから
みんなが一斉にしゃべるのをやめて、夫の方を向きました。
みんなの注目をあびた夫は
「そうじゃないんだよ。〇〇(私のことですね)を差し置いて
そんなことは、出来ないけれど、このあとの食事の会場への地図だよ」
長女
「ご指名を受けたのかと思ったわ。
今日は皆様、お忙しい中、お集りくださりありがとうございました。
今少し、写真撮影の準備をいたしますので、お待ちください」
だって。
夫は、昨日からそわそわ、誰が何時にどこから集合場所に来るのかとか
私に聞けと指図しながらもドキドキしています。
私は全部、長女が取りまとめてくれていると言いながら、そっと長女に
どういう感じになっているかを聞いてみたりしていました。
だいたいの到着時間がわかったのですが、仔細が解らない夫は、心配だったのでしょうね。
当日になったら、家を出る予定の30分も前に家を出発しました。
墓地の近くのファミレスで珈琲を
飲んでいましたら、
長男から、霊園に着いたというLINEが来ました。
多磨霊園ですので、霊園の表に着いたところで、ゆっくり散歩しながら来るというので、そろそろ出ようかということになりました。
出来れば、迎えに行ってもいいと言う事です。
長女からも駅からタクシーで行くけれど、お墓の場所を教えてというLINEが来ました。
そこで区番号を教えました。
とはいえ、実家のお墓は、母が認知症になっても覚えていて
案内してもらいながら行ったので、正確な区番号はともかく〇〇区〇種〇〇番が
いい加減です。
そういう訳で、着いたら、またLINEをするねと言ってあったのに、
夫が支払ったあと、財布を無くしたと大慌て。
「ポケットじゃないの?」と言ったのに、私にバッグの中を探せなんて言っています。
ひっくり返して見せたところで、財布の中に入っている駐車券がないので、あわてているので、駐車券だけあればいいから、訳を言って駐車券だけもらってくると言って
お店に戻りました。
お店でくれた駐車券で出ようとしたら、5万2千円と表示されてしまいました。
ここで夫はパニックになり、その場から車を動かせなくなってしまったので、
運転を変わって、邪魔にならないところに車を置いておくから、違う駐車券を
貰ってきてと言います。
車の向きを変えたところで夫が駐車券をかざしながら戻って来ました。
なんと
ポケットの中にお財布があったそうです。
こんな動揺しながら運転して大丈夫かなとハラハラしましたが、なんとか
集合時間には、間に合って到着。
長女たちは、そのあと歩いて来ましたが、
「タクシーで前まで来てもらえなかったの?」
って夫君。
彼女たちも私たちからLINEが来ないので、
区番号の立て札の前で降りたようでした。申し訳ないわあ。子供たちの世話を
するより、自分たちが迷惑を掛けないように行くことが大事なんだわあと思った次第でした。
反省点多し(-_-;)
