STORY

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ発生直後、政府は被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを設立する。弁護士のケン・ファインバーグ(マイケル・キートン)は特別管理人を任され、約7,000人の対象者に支払う補償金額の算出作業を開始。しかし、ケンら弁護士チームは遺族それぞれの苦悩と向き合ううちに、年齢も職種もさまざまな犠牲者たちの「命の値段」をどのように算出するのか葛藤する。厳しい批判にもさらされる中、彼らは法律家として遺族たちのために奔走する。

キャスト

マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン、テイト・ドノヴァン、シュノリ・ラーマナータン、タリア・バルサム、ローラ・ベナンティ、マーク・マロン、アトー・ブランクソン=ウッド、クリス・タルディオ

スタッフ

監督:サラ・コランジェロ
脚本:マックス・ボレンスタイン
プロデューサー:マーク・バタン、アンソニー・カタガス、マイケル・シュガー、バード・ドロス、ショーン・ソーレンセン、マックス・ボレンスタイン、マイケル・キートン
撮影監督:ペペ・アビラ・デル・ピノ
美術:トンマーゾ・オルティーノ
編集:ジュリア・ブロッシュ
衣装:ミレン・ゴードン=クロージャー
音楽:ニコ・ムーリー
音楽監督:ルパート・ホリアー
キャスティング:ケリー・バーデン、ポール・シュニー

上映時間 118分  Movix橋本の公式ページより
 
日本では、こういう時の保証金て、どうなのでしょう?ニュースなどを観ていても一律のような気がするのですが、この映画の主人公は、亡くなった時の給料から換算するという方程式を立てて計算します。
 
遺族たちを集め、こういう方程式を立てましたから、申込をしてくださいという説明をする。
説明をするというか一方的な通告のようです。
 
彼の部下たちは、夫々の遺族たちに会って、そういう説明ではなくて、
彼らは話を聞いて欲しいと思っていると訴えます。
彼らには、亡くなった人の数だけの物語があり、誰だか解らない人に自分の身内だと思って寄り添っているうちに本当の身内が亡くなった話やら、爪一つ見つからない人、エレベーターで譲ってあげた話、自分を探しに行ってくれた弟の話。
そちらの方が気になって、命の値段がどのように算出されるのか、そちらに重さは少なかったように感じます。
消防士の皆さんは、後になって症状が出てくる人たちもいてそれの保証とか、算出方法に重さを置いてしまうと生生しすぎて、観ているのが辛くなってしまうのかもしれない。
飛行機会社の存続の問題もあって、どうやって折り合いをつけたのかと思うが、最後には、多くの人が申請をしてくれたことで成功したと言えるのでしょうか?
 
このあと、ケンは、その力を買われたのか、色々な補償問題も携わるようになるのですが、2001年の事件から20年くらいで、私でも知っているような事件・事故の保障問題がいくつもエンディングで流れたのは、衝撃でした。