もうすぐ新盆を迎えるので、実家の片付けに行った。

 

母の時は、行動制限もあったし、父の健康を第一に考えて

ひっそりとやったけれど、

今回は、子供たちも来たいと言う事で片付けに来た次第。

 

弟がだいたい片づけたと言う事だったが、

うちの子供たちは家族も連れて来たいとのことで

なんとか、時間差にしても受け入れようかと思っている。

 

そこで、午前中から、部屋で冷房をつけて片づけをしていた。

ところが足が暑くてたまらない。

 

他の部屋に行けば、そんなことがないことが、だんだんわかって来た。

 

部屋を移動してみる。

父がいつも座っていた場所だけは、涼しい。

 

そういえば、父は、私がいるとエアコンと扇風機を一緒につけていた。

 

でも、台所などにいると、汗が止まることなく暑かった。

 

夜、私が休む部屋にエアコンがなかったので、そのせいかと思っていたが、

昼間から、暑さに耐えていたみたいだ。

 

いったいいつ買ったエアコンなのだろう。風の向きが変わらないみたいだ。

しかも、私しかつけられないと弟や娘は言う。スィッチが変らしいのだ。

 

しかし、自宅のエアコンも買ってから20年も経っている。

実家のエアコンはそれより、随分古いはずだし、うちと違って使う回数がずっと多いのに、使っているのだ。

 

高齢者がエアコンを使っているからと安心していては、ダメなんだなと

自分も含めて、エアコンを使っていても適正に使っているかちゃんと確認しなくちゃね。

 

 

ところで、最近Netflixで観ているのは、”クイア・アイ”in Japan

エピソード1では、57歳の看護師のようこさん登場。お姉さんをガンで亡くし、その時の無念さに自宅でホスピスをやっていて、みんなに部屋を開放していて、自分の寝る場所もなくテーブルの下でも寝ちゃうって人なのです。

家に鏡もなく、とことん自己犠牲で生きている。

それでも、自分より素晴らしかったお姉さんが亡くなって、自分のようなものが残されて、みんなに尽くす事だけが生きがいのような人なのです。

それを見かねて、友達がこのファッションから家の中から、生きがいから見直してくれるファブ5という五人が手伝ってくれる番組なのです。

 

ジャパンの前のも所々見ていましたが、日本にある変身番組のようなものではなく、

大きく変身するわけではないのです。気持ちが変わるように仕向けてくれる番組なのです。

番組の最初を観て、すっとばして最後を観ても、最初に出ていた人と解る程度の変身なのです。ぶさいくと言われていた人や、人付き合いの悪い人の壁を少し崩してくれるくらいの番組です。

ところが日本人なんて、彼らからみたら、おそろしく極端。

今までに、自分の家に人を住まわせて自分の寝る場所もないなんて人

人になんて言われるか解らないからって、地味な色しか着ない人

親の期待が大きくてつぶれそうな女の子

夫婦なのに、お互いが愛されているか解らない夫

 

最初のようこさんに、亡くなった人より、自分が劣っているなんて考えないでって優しいファブ5。 生きていることの意味をそっと教えてくれる。

 

二番目の地味な色しか着ない男性は、ゲイなので、出来るだけ目立たないでいたい。

でも、本人の好きな色は、明るい色で、それを着ると顔が輝いて見える。

 

私も母が亡くなる迄、親が喜ぶ服を着ていた。母が亡くなってから、母の服を着たら、派手なものばかり。仲間からどういわれるかと思ったら、結構素敵って褒められた。結局、母の物より、自分の服をかなり捨ててしまった。

 

結局、日本人って、他人の目を気にして、親の望むように生きたいと思ったり、結構がんじがらめで生きているのかも。

WOWOWでやっているランウエイでも、見た目アメリカ人みたいだけれど、日本育ちの人は、グループになると自分の意見をいえず、人の目ばかり気にしていた。

 

改めて、日本人を考えさせられた番組でした。

去年の8月5日の父

ひ孫とうなぎを食べに行っていました。