解説

大切な思い出を映画撮影セットで再現する体験型サービスを巡る人間模様を描いたヒューマンドラマ。世の中の変化についていけない元人気イラストレーターのヴィクトルは、仕事を失い、妻からも見放されてしまう。息子はそんな父を元気づけようと、友人アントワーヌが始めた“タイムトラベルサービス”をプレゼントすることに。それは映画制作の技術を応用し、利用客の大切な過去を再現する体験型サービスだ。ヴィクトルは「1974年5月16日のリヨン」をリクエスト。指定されたセットを訪れると、そこには当時そのままのリヨンの街並みがあった。用意された70年代ファッションに着替えたヴィクトルは、今はなき思い出のカフェで、アントワーヌの恋人である女優マルゴが演じる“運命の女性”と出会う。ヴィクトルを「隠された記憶」のダニエル・オートゥイユ、妻マリアンヌを「8人の女たち」のファニー・アルダンが演じる。監督・脚本・音楽は、「タイピスト!」などに俳優として出演し、本作が監督第2作となるニコラ・ブドス。

2019年製作/115分/R15+/フランス・ベルギー合作

                     映画.comより

 

I had a leaflet, but I completely forgot and started watching WOWOW, so while I was thinking that it was a movie around the 18th century, a robber came and came out with someone who took out my cell phone, and it was a modern movie . When I think about it, he says it's the scene where he's shooting an internet movie.

チラシを持っていたのですが、すっかり忘れてWOWOWを見始めたので、18世紀頃の映画だと思って観ていたところ、
機関銃を持った強盗や、携帯電話を取り出した人が出てきて、現代映画でした。 
何かを風刺したネット映画を撮っているシーンだそうです。


現役を引退したヴィクトルでなくても混乱します。
彼らは家族経営でオンライン映画を作っているようです。
ヴィクトルは、とても上手なイラストを描きます。
が、新しいものを求めるネット映像には、ついて行きかねて古き良き時代から進歩していないように見られています。

彼の息子は、父親に依頼主の思い出に忠実に再現してくれる会社<タイムトラベルサービス>を頼みます。
その会社は、息子の友達がやっていて、その友達は、彼の希望をより忠実にかなえてあげたいと思います。

このサービスの会社は、監督が主導し、俳優に厳格な指導を行います。なんて素敵だ。
フランスの監督さんは、こんな感じなんだろうか。
今度「カメラを止めるな」がフランスでリメイクされますね。ロマン・デリュリスが監督役なのも楽しみですね。どこが変わっているのでしょう?
この体験型映画製作会社は、お金を払うのはサービスを受ける個人なので、その人がどこに力を入れたいかであって、商業主義なものが入らない。

お客がその時代を好きであれば、エキストラに至るまで徹底的に時代を調べて演じる。役者は、臨機応変にその人物になりきる力のある人で、舞台とかやっている人みたいですね。

ヴィクトルの相手役は、息子の友達アントワーヌで、この会社をやっている監督の彼女マルゴなのだが、複雑な思いが彼の中に湧いてくる。

 

ヴィクトルは、運命の女性に出会った1974年のリヨンに戻りたいと思い、デッサンを書いて、事細かく注文する。

そして、記憶にあるままの出会いをする。

毎日、毎日、この日を体験したいヴィクトルは、この世界に入りびたり、財産を使い果たしてもここに留まりたいと思うようになるが、運命の女性役のマルゴが交代してしまう。

 

この時代の女性って、必ずしもいい時代とは言えず、力があっても

はい出られないもどかしさなんかもあります。

 

まだセクハラ、パワハラなんてもある時代です。

この時代以前に作られた映画を観ていても、そう感じさせられることも時々あります。

妻のマリアンヌがその時代には、帰りたくないと言うのはよく解ります。やっとここまで、女性が物言える時代になったのですものね。

若い時分には、なりたくても時代を変えることが出来なければ、今の方がいいということですよね。

 

音楽も聴いているだけでも癒されるし、町の景色など素敵ですが、

女性が生きやすかった時代かと言うとどうなのでしょうね。

 

 

 

また英語に変換されないうちにアップします。