父は、この電話攻撃のあと
すぐに俳句を4句書いたみたいで
夜になって、
「明日は、俳句を出しに行かなくちゃならないので
 デイサービスを休む」
と言い出した。
そこで、デイサービス迎えの前に郵便局に
行って、そのまま送っていくよ
と言って一件落着と思っていたのに

朝になったら
「封筒ある?」から始まった。
割りと頻繁に出すくせに、封筒の用意がないので
最近は、自宅から、封筒と切手、ハガキは持ってきてある。

「ねえ郵便局で時間かかるとイヤだから
  宛先だけでも書いたら」

「いいんだ。書かないときもある」
と言い出した。
確かに、あて先を貼った事もあった。

それじゃあ本局に連れていってしまえと思って
出掛けると、
商店街の中の郵便局に行ってくれと言う。

小さい郵便局は、親切だものね
でも、車を停めていられない。

一人で行かせたら、どれ程かかるだろうかと

なんとか駐車していられる郵便局を探して
連れていった。

もう郵便局員さんに甘えっぱなしで
振替用紙を持ってきてもらったり、
ペンやのりをかり、宛て先を読み上げてもらったりと
高齢者ゆえの甘え発揮
そのうちに
「どうしても4000円じゃなくちゃダメなんですかね
  備考欄に、書いても良いですか?」
なんてやっている。

なんか本を購読していたら2000円らしいのだが
今、ここで聞く?って感じ

挙げ句の果てに
「デイサービスだからお財布を持って来なかった」
そうなのだ。

4206円と切手代84円
父のために切手もシートで買っておいたのに実家だ。
なんかむなしい。

デイサービスには充分間に合って、
建物の前に車をつけると
扉を開けるまで待っている。

ちゃんと場所を心得て?
いやいや荷物を持ってもらうまで待っていたのかも
父と荷物をスタッフさんに
お渡しして帰って来ました。