還付書類が多くて、やっと一段落したところで

4月15日まで延長になった確定申告に取り組んでいますが、

医療費、施設の領収書は、それぞれ、支払った日と治療を受けた日が

異なるので確認にちょっと時間がかかる。

しかも父の領収書は、カレンダーに領収書を張り付ける方式なので

これまた探すのが大変(父はまだ自分で家計簿をつけているの)

目安がついたところで、娘おすすめのこの映画を観に行った。

 

 

 

 

 

解説

世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」をはじめとするダン・ブラウンの小説「ロバート・ラングドン」シリーズの出版秘話をもとにしたミステリー映画。

シリーズ4作目「インフェルノ」出版時、

違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行った

という前代未聞のエピソードを題材に描く。

 

フランスの人里離れた村にある洋館。

全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。

しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。

社長役に「神々と男たち」のランベール・ウィルソン、翻訳家役に「007 慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコ、「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のアレックス・ロウザー。

「タイピスト!」のレジス・ロワンサルが監督・脚本を手がけた。

2019年製作/105分/G/フランス・ベルギー合作
原題:Les traducteurs
配給:ギャガ   映画com.より転載。

 

フランス人の作家の翻訳ということで、ほぼフランス語で展開しますが、翻訳家と

言うものは、何か国語か話せるのか、いろいろな言語が、出て来て

初めからちょっと頭を使って酸欠になるかも

集められた翻訳家たちは、シリーズ前作までの出版部数の多い国から

9人、9か国語の翻訳家が集められた。

9か国語で同時出版という話題で売り上げを伸ばそうというもの

その9か国とは

(左の列)

デンマーク・・・二人の子供の母、女性の中では年長

ドイツ…くせっ毛の女性

ギリシャ…年長者

(真ん中の列)

イタリア…手振り身振りが大きい

ロシア…主人公のコスプレをしている。

ポルトガル…かなりのショートヘアー。過激な感じ

(左の列)

中国…常識人ぽい

スペイン…手を怪我している

英国…最年少

 

全員覚えるのは、大変だけれど、くせのある人たちばかりなので

おいおい解ってくるので、無理して覚えなくてもいいかも

後ろの席にいた人は、前半で疲れてしまったのか、何がなんだかわからなかったと

嘆いていた。

この集められた9人は、有無を言うこともできずに地下牢のような

地下室へ案内されていく

とはいっても、プールなどもあり、金持ちのパニックルームって感じの

作り。与えられた翻訳枚数が終われば自由にしていていいようだ。

出版社の社長というのが居丈高で、ボディーガード兼見張りを連れて歩いている。

そこへ脅迫メールが届くが、

この社長、この中に犯人がいるはずと犯人捜しを始める。

犯人が見つからないと、新しいページも渡さないというので

早く仕上げて帰りたい人たちは、お互いに雰囲気が悪くなる。

と言う犯人捜しの映画と思って観ていたらちょっと違う。

もっと二重三重に物語が膨らんでいく。

翻訳家たちなので、言葉遊びのような部分もあり、

翻訳家それぞれに個性もあって楽しい。

日本では、翻訳によって、ずいぶん雰囲気も変わるような感じで、

誰それの訳がいいと評判になったり、外国の本は誰の訳かで選ぶ人も

いると思うのだが、この映画では、翻訳家は前に出てこない人たちであり、

本が好きな人たちのように描かれている。

後半は、かなり動きもあり、カメラワークも工夫されているので

面白い。

映画や本が好きな方にぜひおすすめ。