解説
痛みを感じない体質の青年がカンフーで悪の組織に立ち向かう姿を描き、第43回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したインド発のヒーローアクション。生まれながらにして痛みを感じない体質を持つ少年スーリヤは周囲の子どもたちからいじめられていたが、幼なじみの女の子スプリだけは彼を守ってくれていた。そんなある日、祖父から見せられたアクション映画で、「空手マン」と呼ばれる片足の格闘家マニに衝撃を受けたスーリヤは、独自にカンフーの特訓を開始する。やがて成長したスーリヤは、カンフーと痛み知らずの体を武器に、街の悪党たちを退治するべく日々戦っていた。ある日、チンピラに誘拐されそうになっていた女性を助けようとした彼の前に、長い間離れ離れになっていたスプリが現れる。スプリが街を牛耳る悪の組織に狙われていることを知ったスーリヤは、愛する彼女を守るべく立ち上がる。
2018年製作/138分/G/インド
原題:Mard Ko Dard Nahi Hota
東宝に行かないとシネマイレージを交換出来ないので
取り敢えず行って来ました。
なんか映画の構成は、アンドレア・ボチェツリにかぶることが多いのですが
親の対応の仕方でこうも違ってしまうのでしょうかと
考えてしまいました。
スーリアは、無痛症の子供だ。痛みを感じず、危ないことをしてしまうので
4歳まで生きられないと言われたと言う。乳児の時に家族でひったくりに会い
母親はその時の事故で亡くなってしまう。
父親は、彼が危ない事をしないか毎日チェックしますが、おじいさんは
彼に痛みに負けないように強くなってほしいとアクション映画を観させて
強くなる方法を学ばせます。
よく歯の麻酔をすると知らない間に口の中を噛んでしまったり怪我を
することがあるけれど、そんな感じなのかもわかりません。
また
無痛症の子は脱水症になりやすいと水筒が手放せません。
大きくなるにつれて飲む量がハンパなくなります。
痛みを感じないということでいじめを受け、本当に痛くないのかと
色々な手段を使って追い回され、殴られたりしますが、
痛くないだけで、怪我は被いますし、骨折だってします。
本人が気がつかないだけのことなんです。
アクションものと思ってみたら、とんでもない難病ものなんです。
そうやって大きくなったスーリヤは、妄想もよくします。
これも病気のなせる業なのでしょうか。ブルースリーにあこがれ
子どものころ、いじめっ子から救ってくれたスプリが大好きで
彼女のために何かしてやりたくてなりません。
インドでは、女性の地位が低いせいか、
ひったくりにあって、母親が亡くなっても、そのひったくりを
なんとかしようと言う発想がないようだが、スーリヤは、それが
許せない。物を取る人は断じて許せないと思っている。
スーリヤは、ブルースリーの「死亡遊戯」と言うビデオを観て
密かに体を鍛えて、そういう悪人と闘おうとしていたところ
やはりビデオでその存在を知った「空手マン」に出会い、彼のロケットを
奪った弟から、それを取り返そうと闘いに挑む。
このスーリヤを演じたアビマニュ・ダサーニーは、顔が小さく、手足が長く
他の人とのバランスがすごく変
ヒロインのスプリラーディカー・マダンは、美人なんだけれど、、下半身が
ものすごく安定感がある。格闘技は本当に強そう
とにかく難病ものなのに、『デッドプールへのアンサー』なんて文字がチラシに
おどっているものだから、治癒能力もあるのかと思っていたら、
とんでもない。生身の人間の話でした。
この映画のあとさきに父や、施設の管理者さんから電話
お正月のこと、おとうさんにちゃんと理解させて下さいとのこと
うーん。
解っていると思っていたのに、わざわざ、説明に行ってくれたらしく
混乱してしまったらしい。
あ、そうそう、本年やっと90本目でTOHOで 一カ月フリーパスに交換して来ました。
換えておけば一本でも二本でもタダで観られるものね。
ちなみに夫は6000シネマイレージに1000ほど届かずドリンクに替えました。

