
解説
英国推理作家協会賞やスウェーデン最優秀犯罪小説賞などを受賞したアンデシュ・ルースルンドとベリエ・ヘルストレムのベストセラー小説「三秒間の死角」を、「スーサイド・スクワッド」「ロボコップ」のジョエル・キナマン、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクの共演で映画化。模範囚として刑務所で服役中だったピートは、自由の身と引き換えにFBIの情報屋として極秘裏に捜査協力することに。そして、その最後の任務として麻薬組織への潜入を任される。ピートは組織のリーダーから刑務所内での麻薬取引を仕切るよう命令され、競合組織を壊滅させたが、ピートの動きを嗅ぎまわっていたニューヨーク市警の横やりによってFBIに裏切られ、FBI、マフィア、NY市警、囚人たち、すべての組織から命を狙われる危機的状況におちいってしまう。主人公ピート役をキナマン、FBI捜査官ウィルコックス役をパイクが演じるほか、コモン、クライブ・オーウェンらが脇を固める。監督は「エスコバル 楽園の掟」のアンドレア・ディ・ステファノ。
2019年製作/113分/G/イギリス・アメリカ・カナダ合作(映画com.より)
夫が午後から暇で、何か映画をと言うリクエスト
アニメはダメ 洋画で怖くなくてスカッとするものと言うので選んだ作品。
未チェックだったけれど、ロザムンド・パイクの「プライベート・ウォー」を見逃していたことと
原作がスウェーデンの推理小説と言うのに、興味を引かれてチョイス
妻を守って殺人を犯し、20年の刑に服すも、FBIの操作により情報屋として雇われ潜入捜査をしている。ピート・コズロー、ポーランド系マフィアへ潜入し、壊滅に導くはずだったのだが、NYPDも潜入捜査官を入れていたことによって計画が頓挫。
ピートは窮地に追い込まれる。
情報屋って、仕事の報酬は良いのだろうけれど、潜入捜査以上に危ない感じがする。
しかもFBIが見込んだだけあって、ピートはただの情報屋ではなく、思慮深く、腕利きなのだ。それでも単なる情報屋として紙屑のように扱うFBI,FBIの助けがない時に、窮地に追い込まれたピート。
マフィアのボスは麻薬の取引の失敗を許す代わりに、刑務所内で麻薬の取引を仕切るように命じる。二度と入りたくなかった刑務所なのだが、家族を守るため、必死の覚悟で潜入。
これには、FBIも絡んでいて、ボスの裏をかいて麻薬取引のリストを渡すことで、ピートは
刑務所を出られ、家族の安全も計れることになるはずだったのだが。
ことは思うように進まない訳で、思いがけないことが色々と起きる。
妻と娘の方も、色々と外からの接触があって、うまく立ち向かわなくてはならない場面が出てくる。そういう訳で、FBIもNYPDも、妻も重要な役割が出くるので、見せ場がある。
またそれにふさわしい人たちが演じているので観ていて見応えがある。刑務所の中の様子も「大脱出」とか思い出して、かなりリアル。「ショーシャンクの空に」も刑務所でしたね。
意外に刑務所を描いている映画も多いのでしょうが、かなり、へえこんな風になっているんだって見入ってしまいました。
主演のジョエル・キナマンは、スウェーデン出身だそうだが、スウェーデンと言えば
スカルスガルド一族。なんか大きいイメージですが、北欧の俳優さんはちょっと奥に何か秘めていそうで、何を考えているのか解らない表情が生きています。奥様役のカーマ・メイヤーも髪の毛振り乱して可愛らしい。印象的な顔つきでまたどこかであえるかも。
NYPDのコモンもいいですね。この地での公開が終わる前に観られて良かった。
