父がどうしても母に会って、昔の写真を見せたいと

言うので、連れて行きました。

 

施設に着いてみると、12時前なのに、母はもう

昼食の真っ最中

 

それなので、父は

自分もどうしても食事がしたいと言い出し

神戸屋へ

 

とても混んでいて、30分くらい待たされました。

食事は

まず、ここは、パンおかわりできるんだったよね。

って、ことでパンをまず頂きました。

このかごの中にはないですが、

神戸屋スペシャルとオレンジあじのもの

レーズンパン、手前に写っているやわらかいフランスパン

いちじくとクルミのパンを

複数個

3回くらいおかわりしました。

次にコーヒーを頼んでこれも2回か3回

 

メインは、ものすごい勢いで食べ散らかしたので

お店のメニューから

私は、父ほどパンは頂かないかわりにサラダをいただきました。

父はそれも欲しがりましたが、

生の野菜は、あまり食べないので、却下

お料理の中の野菜はみんな炒めたり茹でてあるので、

私の分も少しあげました。

 

さて、食事のあと、施設に戻ると

母はベッドの中で元気そうだったので、

椅子をお借りして、父は母に若いころの写真を見せました。

結婚する前のものや、親、兄弟姉妹のものを

沢山見せていました。

母がほとんど口をきかないので

「苦労かけてすまなかったね」と

言っていました。

でも

母は、時々反応して、自分のお父さんのことは、解ります

と言っていました。

今年生まれたひ孫の写真を見せると

映見がこぼれ、父が

早く写真を撮れと言っていましたが、

敵もさるもの、

徒労とすると口を閉じてしまうのですよ。

 

父へかすかな抵抗でしょうか。

父が

写真の説明をしたり、

「クリスマスは何がほしい」とか、

話かけるのですが、

あまりにしゃべらないので父は

三百六十五歩のマーチを歌っていましたよ。

だんだんに声が大きくなったのでしょうか。

施設長が来て

「日によって違うのですよ。お話になる時は沢山話されるんですよ」

と言ってくれました。

 

ちょうど、入れ歯が緩くなって明日歯医者さんが来てくれると

言う話もあったので、話しづらかったのかもしれません。

 

「今度は息子くんと来るね」と言い置いて

帰って来ました。