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解説
『ディーパンの闘い』などのジャック・オーディアールが監督を務め、第75回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したサスペンス。パトリック・デウィットの小説「シスターズ・ブラザーズ」を原作に、黄金に魅せられた男たちの人生が狂っていくさまが描かれる。『僕たちのラストステージ』などのジョン・C・ライリー、『ザ・マスター』などのホアキン・フェニックス、『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホールとリズ・アーメッドらが出演する。
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あらすじ
ゴールドラッシュで沸き立っているアメリカ。普通でいたい兄のイーライ(ジョン・C・ライリー)と裏社会で成功したい弟のチャーリー(ホアキン・フェニックス)は、すご腕の殺し屋だった。二人は政府からの内密な依頼で、連絡係(ジェイク・ギレンホール)と共に黄金の見分け方を知る化学者(リズ・アーメッド)を追う。やがて四人は、手を組むことになる。
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血も涙もないような殺し屋兄弟、その名もcは、1851年、オレゴンからサンフランシスコへウォームと言う男を始末すること。どんな男か解らないが、それは、連絡係のモリスが探すので、彼が探し当てたあと、始末するのが彼らの仕事なのだ。
とは、言っても、マートル・クリーク、ウルフ・クリークなど、宿場町のようなところで泊まりながら南下するのだ。
モリスは人間観察をしながら、旅をしていると、ウォームから声を掛けられてしまう。
彼のコミュニケーション能力についつい心を許し、一緒にいながら、シスターズブラザーズに連絡を取り、人けのないところに誘い出せばいいかと一緒に旅をすることにするが、砂金を取りに行くにしては身軽なウォーム。化学の力で簡単に取ることが出来るから、大道具はいらないと言う。
一方の兄弟たちも、モリスが見つけてくれるまでは、気楽な旅だと思っていたが、
ウォームがモリスのたくらみに気づいたところで、モリスに拘束されてしまうが、殺しの場面に立ち会うのかと問われ、きっと自分は、指を折られたり、目をくりぬかれたりするまで
拷問されるだろうと言うのを聞いて、彼と一緒に逃げることにする。
話し上手なウォームと話していると自分がどうして、このような連絡係をしていて、それが本当にしたいことなのか、彼と一緒に事業をすることが目的に感じられるようにまでなる。
 
兄弟たちは、モリスが裏切ったことを知り、四日かかるところを山を抜けて二日で行こうと
する。その間にまた新たな敵も現れ、その敵から身を守るために彼らは結束することになるのだ。
 
兄のイーライは、殺し屋だけれど、なかなか気の優しいところがある。弟のチャーリーの世話をしなければと思っている。ジョン・C・ライリー
弟のチャーリーは、ぶっとんでいるホアキン・フェニックス。こういう役はお手の物
連絡係のモリスはジェイク・ギレンホール。割と役を選ばず色々な役をやっているが、こういう大人し目の役は似合っていると思う。
化学の力で砂金を取ると言う男ウォーム、リズ・アーメッド いかにも善人そうで、なんでも話したくなる感じをしている。
みんなそれぞれに抱え込んでいるものがあって、物語の進行と同時に徐々に解ってくると四人ともに親しみを覚える。
 
お決まりの西部劇ではないけれど、逆にその時代に足を踏み込んだような気になる映画だった。最後にフランス語が出て、フランス映画だったの?と思ったら監督さんがフランスの方だった。
観たかった西部劇を観た感じがした。