ストーリー
幼少期より腎臓の難病・ネフローゼを患い、入退院を繰り返した村山聖。入院中のある日、聖少年は父が何気なく勧めた将棋に心を奪われる。その日から彼は、将棋の最高峰・名人位を獲る夢を抱いて、将棋の道をまっしぐらに突き進み始める。
羽生善治ら同世代の天才棋士たちとの死闘、師匠、父と母の深い愛情。自らの命を削りながら将棋を指し、病と闘いながら全力で駆け抜けた壮絶な一生。
本作は聖が短い余命を覚悟し「どう死ぬか、どう生きるか」に対峙した最期の4年間の姿にフォーカスして描く―。(109シネマズHPより)
羽生善治ら同世代の天才棋士たちとの死闘、師匠、父と母の深い愛情。自らの命を削りながら将棋を指し、病と闘いながら全力で駆け抜けた壮絶な一生。
本作は聖が短い余命を覚悟し「どう死ぬか、どう生きるか」に対峙した最期の4年間の姿にフォーカスして描く―。(109シネマズHPより)
まずは、父の時代の人は、映画館なんていつでも入れると思っているようで
映画館に行く前に郵便局に寄ってくれとか、予定の時間に入れなかったら
その後でいいとか、入れ替え制でないころを思い起こさせてくれましたが、
そんなことを言っていられません。
一時間弱の余分な時間で郵便局にも寄り、食事も済ませて、予定通りの時間に映画館にいれました。
さて映画です。
まずは、松山ケンイチの太り具合にびっくり。
でももともと細面なのか、髪を切るまでは、ほっそり見えます。
確かにあごは二重あごになっているのですが、長年かけた太さには、かなわないのでしょうね。
もう肉襦袢着ちゃったらいいんじゃないかと言うくらい元々細い人は肉が付きづらいのじゃないかって思いました。ましてや、病気によるむくみだそうですから
なかなかまん丸には、なりきれませんが、観ているうちに病気によるむくみに見えてきました。
父によると羽生さんは、そっくりで、村山さんは、太さが足りないって言っていましたが、どうしてなかなか村山さんのくやしさ、こだわりはじわじわ感じました。
村山さんが子供の頃、病院に連れて行ったら、医者に
「お母さん、どうしてこんなになるまで気がつかなかったんですか?」
って言われるんですね。
親としては、かなりショックですよね。でもその闘病生活の中で
なにか気を紛らわせるために与えたのが将棋だったわけで、
映画の中でも描かれるのですが、将棋をしている時だけ普通の人のように
振舞えているんです。
あとは、まさに病人、歩くことさえままならない感じなんですね。
こちらとしては、親というか介護している立場から見てしまうので、
どうしてもっと食事の世話をしないのかとか、生活の手助けをしないのかと
もどかしい感じなんですが、こういう勝負の世界ってエキセントリックなんでしょうね。
対戦場面も何度も出て来て、帰りに父が将棋が解らないとよくわからなかっただろうと言っていましたが、ルールは解らなくても金のまわりに駒が集まってくるとやはり緊迫感は感じました。
あと、持ち時間がなくなって一手一分となってからの押し迫った感じ
ドキドキしますね。
色々な場面で羽生と村山の境遇の違いなんかも見えて来て
なんで将棋をやっているんだろう。なんで将棋を好きになってしまったんだろうと言う葛藤も聞こえてくるような気がします。
これで良かったんだと言い聞かせながら人生を全うして行ったような気がしました。
帰りに父が喜んでくれたのか、夕食もご馳走してくれましたが、
どうも過剰な摂取は私のカラダにはいけないみたいです。
やっと収まっていた腹痛が始まってやっとの思いで家に帰りつきました。
この映画をみて、ストレス防止に好きなことをすることと体調管理の大切さを
教わったような気がしました。
ちょっと観方が違うだろうと突っ込まれそうですが、映画なんで観たもの勝ち
自分の好きな観方をしたらいいんだろうと思います。

