ご訪問ありがとうございます
ようやく仙台の中心部も
秋の景色が見られるように
なりました。
仕事で県庁に行った帰りに
勾当台公園をお散歩
昨日の記事に書いた
認知症のお爺ちゃん宅には
これまた認知症の奥様も
一緒にいました。
ヘルパーは曜日や時間を変え
両方のケアに入っていました。
2人は普段、別々な部屋で
過ごしていて
お婆ちゃんは夏でもコタツに
ストーブで極暖な部屋
お爺ちゃんは冬でもエアコンで
冷え冷えの部屋
ペンギンもびっくりな寒さ・・・
新規利用者として
初めて訪問した日、本当に
驚いて逃げたくなりました。
初回訪問日が真夏
お婆ちゃんの部屋を開けた時
マジで死ぬかと思った
猛暑のような日に
厚着して←毛糸の帽子まで被ってた
ストーブをガンガン焚いて
コタツに入り
ニコニコ笑ってて。
部屋にエアコンはあったけど
もちろん使っておらず
それどころか私を見て
半袖なんて着て寒いごだ〜
まずコタツに入らいん
と、言うではないか
外はとっくに30℃を超え
ただでさえ暑いのに
実はコタツの中は冷えてんのか
ってくらい涼しい顔して
あっつい部屋の中で
あったかいコタツに入り
ちょっと寒い
とか言う・・・
これはマズイと念の為に
お爺ちゃんの部屋へ行くと
そこは天国のような涼しさ。
お爺ちゃんはまともなんだ
安心したのも束の間
昨日書いたように
ヘルパー訪問日を忘れ
車でスーパーに行き
車を置いて帰って来るという
行動の繰り返しに加え
その後、冬になっても
そのキンキン冷えた部屋で
平気な顔してTV見てる・・・
こんな寒い部屋にいたら
風邪ひきますよ!!
外は吹雪で寒いのに
このくらい何でもねぇべ
私は部屋が寒すぎて
上着も脱げない状態なのに
このくらい何でもないって
いったいなんなんだーー
要するに2人とも
体温調節機能の低下で
暑さ寒さに鈍感になり
何も感じなくなっていて。
そもそも人間には
熱を作る体温調節機能が
備わっています。
加齢と共に体温調整が
難しくなり
高齢になると汗腺の数も
低下してしまいます。
真夏の在宅時に
エアコンもつけず
熱中症で亡くなってしまう
高齢者が多いのは
温度(気温)を感じにくく
なっているからだと思います。
中には電気代の節約で
エアコン我慢して命を落とす
高齢者もいるんだろうけど。
実際、真夏にコタツや
ストーブ、ファンヒーター等
暖房を使っていた人
真冬にエアコンの設定温度
20℃くらいで使ってた人
高齢者には決して珍しくなく
まず環境整備から始めなければ
仕事どころではありませんでした。
特に独居の方や
認知症も含めて
何らかの病気がある方
近くに助けを求められない方
こういうケースは
自宅で命を落とすくらいなら
施設に入った方が安心かなと
痛感したものです。
夏は涼しく
冬暖かく
環境が整ってるだけで
人間の暮らしって
実は幸せなんです、きっとね。
防寒着として使えるものは
在宅だけでなく
施設でも役立ちます。
寒くなって来たなって
思ったら届けてあげてね。