私は、強い人間だと自負している。

 

はじめからそういうわけではない。

若い頃は、どちらかというとか細くて病弱で神経質だった。

彼氏と電話がつながらないだけで、めまいがしてきたり顔面蒼白になったりして会社を早退したこともある。

子供のころから、地下鉄で目の前が真っ暗になって倒れて救急車で運ばれることも・・・

とにかく痩せていて、血圧が上がらず病院から60歳も超えた父親におんぶされて帰宅したこともあった。

結婚して出産するときも、出産に身体が耐えられず命がけだった。

産褥後は、赤ちゃんだけ先に退院して、私だけ何か月も入院していた。

出産はかなりの負担となり、免疫疾患と言われてステロイドも飲んだ。

身体もつらく、何年間も苦しみ・・・

主人は女遊びはしても私の通院に付き添ってくれたことは一度もなく。

いつしか私は鬱病を発症した。

 

この「鬱病」が私と子供たちとの人生を狂わせるきっかけにもなってしまったわけだが・・・

 

鬱病の最中に私は離婚した。

そして、思い出したくもないような数々の出来事があり・・・

娘は不登校となった。

そして、挙句に自死に至った。

 

私には頼る人がいなかった。

旦那さんに相談したり、じぶんのきょうだいに助けてもらったり・・・

そういうことはできなかった。

 

ひとりで抱えるしかなかった。

 

だから私は、娘が”そう”なった時、決めたのだ。

「この子のために、自分の人生を捧げる」

「母として、この子の人生を支え続ける」

そう決めたのだ。

 

この時から、私は強くなった。

自分でもびっくりするくらい強くなった。

強くなったら身体もどんどん大きくなっていった(笑)