私は今、介護職員初任者研修の資格を取りにスクールに通っている。

ひょんなことから、友人の息子さん(障害)の専任ヘルパーになってくれないかと依頼を受けたからだ。

 

これまで個人事業主としてフリーでいろいろな仕事をしてきたけれども、娘がいなくなってからというものモチベーションが下がりまくっていたところに、この話。

介護なんて、まったくの畑違いだけれどこれまでと違うことをしてみるのも環境を変えるという点でよいのかもしれないと思った。

それに、母も娘もコロナのせいでろくに面会もできずお世話をすべて施設や病院の方にお任せしてしまい何もしてやれなかったので・・・その分、その友人の息子さんをお世話したいという気持ちになった。

 

8月から通いはじめた学校も、あと3回という昨日は「看取り」についての授業だった。

ほんとうは行きたくなかった。そんな話聞きたくなかった。

でも休むわけにもいかず、がんばって行った。

 

先生の話を上の空で聞こう。

別のこと、考えてやり過ごそう。

そんなふうに思ったけれど、やっぱり聞いちゃう。

 

マスクの中は涙と鼻水だぁだぁで休憩を迎えた。

すぐさまトイレに駆け込んで嗚咽するほど泣いた。

 

前の席に座っているお友達になった子がノートに切れ端に「だいじょうぶ?」と書いたメモをくれた。

 

介護の勉強をしていくうちに、「あの時、あぁしてやればよかった」「もっと~できたんじゃないか」「どうして気づかなかったんだろう」と後悔ばかりが思い浮かんでつらい気持ちになる。

その時は、そういった情報ややり方を知らなかったんだから仕方がないといえばそれまでだけど・・・

 

たった半年のうちに母を見送り、娘を見送った。

私自身も受け入れるのに精いっぱいだったのかもしれない。

今頃になって、悔やまれることがいろいろ思い浮かぶのである。

悔やまれることと同時に、腹立たしいこともトラウマのようになっている。

 

次の記事では、それを吐き出そうと思う。

吐き出せば少しはおさまるのかわらないけど・・・