令和4年2月5日
朝、病院から電話。
「血圧が下がってきていますので先生からお話があります。午前中の10時か11時くらいまでに来れますか?」
というのが一報

あ、そろそろなんだ
と思いつつ身支度を始めた。

30分後くらいにまた電話
「もう脈もはかれなくなってますので急いでください」

「え?はい。急ぎます」
慌てて家を出たけれど、間に合わなかった。
病室に行ったら、器機のアラームが鳴り響いていた。たった一人でベットの上にいた。
手を握ったらまだあたたかかったのがせめてもの救いだった。
それから30分経っても先生も看護師も部屋に来ないままアラームが鳴り響く部屋にいた。
そうしているうちに、手や顔はどんどん冷たくなっていった。

ごめんよ、ママ間に合わなかった。
でも、どうなの?
楽になったのかな?
今日は立春を過ぎたけど、雪が降ってるよ。
などと話しかけた。