新年あけましておめでとうございます(*ΦωΦ*)
本年も豊川悦司のマニアックなやーつを中心に
勝手に布教していきたい所存であります
ということで正月休みに一個更新しとく。
■あらすじ
定年を迎え夫婦二人で平穏に過ごす主婦・敏子(風吹ジュン)の日常は
夫(寺尾聰)の突然の死で一変する。
夫の携帯にかかってきた見知らぬ女性(三田佳子)からの電話、
8年ぶりに現れ強引に同居を迫る長男、
生まれて初めて深い喪失を味わう敏子の前に現れる男たち…。
敏子は次々にやってくる荒波と格闘しながらも、新しい人生をみつけようとする。
読み方は「たまもえ」
ずっと「こんもえ」だと思ってたw
あらすじやキャストからわかる通り、渋めの映画。
主人公はだいぶ年上の設定だけど、
ある程度年を重ねた女性ならわかる!てなるところ多いのでは。
特に主婦の人。
「顔」や「傷だらけの天使」の坂本監督の作品。
女性像が赤裸々に描かれてて退屈することな興味深く見れました。
敏子が浮き沈みしながら強くなっていく姿が良い。
てことで、悦氏の出演部分だけ抜き出していきます。
海外から帰国した身勝手な息子とケンカして家出、
たどり着いたカプセルホテルの支配人さんです。
クレームを受けて、大声で泣いている敏子を
注意しに来た支配人さんですが
この表情がこのキャラクターのすべてを語ってる気がした。
ホテルで知り合った風変わりな老女が倒れているのを見つけ
病院につきそう敏子。
現れた支配人が老女が語っていた「借金のある甥」であることを知る。
僕なんてダメな人間なんだ…というようなことを
タラタラこぼし、甥は老女の入院費を払えず逃げてしまう…。
偶然デパートの屋上で再開するふたり。
何かあったら連絡ちょうだい、と掌に電話番号をかいてあげる敏子。
「次に会う時はもっとマシな姿でいたい」
的なことを云い警備員から逃げるようにまた甥は姿を消した。
次に出会ったのは老女の葬儀が終わった後。
甥は遺骨を抱きしめ泣き崩れた。
こんなにかっこいいのに情けなさ、自信のなさ、
負のオーラを常にまとったキャラでした。
最後の泣き方も、すごくかっこわるい(褒めてる)
甥の顛末は描かれてないけど…
きっと立ち直ることはないんだろうなぁ…(^^;
話にそれなりに絡んでるし台詞も結構あるので
買っても損ないかなーという感じです。
悦氏以外の見所で見て欲しいところでいえば
風吹ジュンと三田佳子の女のバトルがすごかった…
静かでピリピリした空気に釘付けでした…
ということでお暇な時にぜひー。