3月のライオン前編、見てきたー。
映画は朝一派(混雑行列が嫌いな田舎者)なので
普段の出勤時間より早く家出たよw
私、この映画好きっす!
てことでザザッとネタバレ感想。

 


 

2時間半の映画なんだけどなんか3、4時間な感覚だった。
といってもテンポ悪い、間延びしてる、とかじゃなくて
ずっと最後までおもしろかったんだよ。
プラデよりずっとテンポよかったもんね。(やめてさしあげろ)
今まで面白い映画は必ず時間が短く感じてたから不思議だった。
だからすごくじっっくりと噛み締めるように味わえて上映中、
なんか今しあわせだなぁ…と思いました。

 

  

 まずはお義父さまの感想~。 

対局シーンから始まるかと思いきや 葬式からでちょっと驚いたし…

登場シーン、かっこよすぎない…?
光をバックに浮かび上がるシルエットがさ…
いやあなた絶対棋士じゃないでしょ
てくらい完璧で、なんなら二次元でしたよね(真顔
というかあの登場の仕方が許されるのは
主役かラスボスくらいは…。
手にぶら下げた数珠ですらかっこいいという盲目乙。

 

楽しみにしてた対局シーンもよかったねぇ~
おっきい手と長い指が駒をパシッ、とね…
肘掛に手をついてるのも絵になっとった。
スーツなんだけど正座する時に、
着物の裾を入れ込むように、膝下にシュッと手を
滑らせてて(説明できない見ればわかるはず)
仕草綺麗かよ~~と。
回想での対宗谷戦のお着物姿も素敵…(*ΦωΦ*)
次の手を探す険しい表情からの、もう打つ手がないのと
気づいた表情の変化がよかった。
お義父さまと戦ってる時の零がすごく辛そうで
それにも目を奪われてしまった。

 

「どうして竜をとらなかったの」のとことか
「将棋のお父さんだからじゃダメなのか」とのとことか
カーディガンの件とか、私が好きなとこが結構削られてて
それはちょっと残念。。

 

地獄のクリスマス()はきちんと描かれてましたね
うん…ちゃんと地獄でした…
香子と歩の視線が怖すぎた(^^;
しかしほんと、残酷な人だよねお義父さまは…。
原作では歩はもっと前に将棋やめちゃってて
将棋やめろ、て云われるの香子だけなのだが
例えプロになれなくても本人が気の済むまでやらせて
あげたらいいじゃない…てなるけど、
でもそこには「時間を無駄にせず何かをモノにしてほしい、
輝ける場所を見つけてほしい」て気持ちも感じて
将棋しか見えてないって云われるお義父さまだけど
この時だけは実は娘を第一に考えていたのでは、

て思うとなんとも切ないですな。

   

「静」の人なお義父さま、たまらんかった(^q^)

 


 

 

 

以下全体的な感想を。

神木くんはただでさえ零なのに
見れば見るほど零にしか見えなくなった。
容姿もそうだけどお芝居も込みで。
意外と不評な(?)香子ですが、自分はハマり役と思った。
ていうか大体みんなハマってるんだよね~。
三姉妹もイメージ通り。
佐々木蔵之助はモデルにしただけあって(頭蓋骨の形をだが)

本物すぎたし、いい表情がいっぱいで蔵クラスタは垂涎物かと 。

 ていうか、キャスティングで「んー(´・ω・`)」て
なるのはやはり宗谷くらいだった。
童顔で年を取らない、ずっと容姿が変わらないところが
人間離れしてて怖さを感じるポイントなのに年相応なんだもん。
いっそのこと設定よりずっと若い人にすればよかったのに。
「いや、そんな年にみえねぇよw」てところが逆に
宗谷なら有りだしリアルだよね、ってなったりしたかもよ…

 

原作途中まで、しかも割とサラッとしか読んでないので
後藤の奥さんが病気なのは知らなかった。
悦氏の出演が決まった時

「トヨエツ幸田なの?後藤だと思った」

  てひとが結構しましたね~。  

確かに、だけどちょっと年齢が合わんね。


二階堂のメイクがイマイチだった。

特殊メイクどうこうというより高校生に見えないwww
しかし二階堂さんのお芝居は素晴らしかったです。
熱くてウザくて優しくて、マンガじゃ泣いたことないけど
新人戦で零が二階堂の言葉を思い出し暴走を

やめるところとか泣いてしまった。

 

割と前後せず話が順番に描かれたのは
わかりやすくて良かったと思う。
前後編に分けたにしてはダイジェスト感があったけど、
前編と後編はまるで別物らしいので
それぞれ単独と考えればしょうがないのかも。
後編はパパ出番なさそうだなー。

 

EDテロップで驚いたのが駒の音。
子供時代の零の駒を打つ音は、本物の小学生棋士?の

駒音を吹き替えて使ってたようでエッ。てなった。
音ってそんな違うのかな。

マンガを読んでる時も思ったけど
将棋のルール知ってたらまた面白さが増しそう。
 

 

羽海野先生の絵は本当にかわいらしくて
ふわっふわの癒し系だからマンガじゃ中和されてるけど
実写だとキャラ背景や内容のハードさが際立ってた。
マンガが原作でしょーと軽い気持ちで見ると…多分重いww
 

 

BGMが全体的に薄めなのでポップコーン食べるのに気を遣う。

 対局シーンは食べれない…。  

ていうか映画館内の咳も許されない雰囲気もプラスされて

対局シーンの緊張感はハンパないですww

 


あ、EDテロップで最初に名前がクレジットされるのもかっこいいけど
最後に流れる方がグッときて…痺れる感じで好きよ(〃ω〃)

 ということで後編も見に行きますー。