看取る覚悟 | 丁寧な触診ではりとお灸をする鍼灸師奈々

丁寧な触診ではりとお灸をする鍼灸師奈々

丁寧な触診。マッサージではなく触ることであなたの体を知りはりとお灸を使って治療しています。
治ると言うことに疑問を持ちホメオパスふみえ師匠に出会い学び自分なりの答えを持つようになりました。
思春期男子を子育て中です。日々反省と躍進してます。


    

丁寧な触診と熱いけれど効くお灸をすえる
鍼灸師なな



ホメオパスふみえ師匠から看取る覚悟

看取る作法を教わり



その日の夜は

汗をすごくかいて

何度か着替えをしました

喉がゴロゴロなっていて

呼吸がしづらくないか?と思い

訪問看護師さんに電話で相談をして

「明日朝一番に向かいます。濡れた布で舌を拭くと痰のようなものが取れるかもしれないので、無理に何かしようとしなくて良いですよ。」と言われました。

看護師さんも、もうそろそろと思ったのでしょう。

背中をさすったり

父のベットの下で父の手を握りながらウトウトしたり

話をしたり

夜中に父が着替えをする時に

オムツ交換の際

しっかりとお尻を上げてくれたことを

今でも鮮明に思い出します。


体も自分で横に移動してくれて

本当に今思うとすごい父です。


そして明け方父が苦しみ出して

痛み止めのボタンを押して落ち着いた時に


いつもは父のベットに乗ってこない飼っている猫が父のそばに寄ってきました。


「珍しいね。ころんがベットにのってきたよ」

と父に話しました。



5時過ぎ何度か目の苦しみ



喉はゴロゴロいって



苦しそう



6時過ぎ




苦しそうな呼吸のあと目がカッと見開き

口をギュッと閉じて



え?何どうしたの?



と思いました



するとスッーーーっと力が抜けていき



え?なになに?



え?今?今がその時なの⁇



動揺して

焦って姉妹のグループLINEに電話


「じいちゃんが‼️」



また目がカッと見開き

口がクシャおじさんのようにギュッと閉じて



え?




と思ったら急に父は冷たくなり



あ…もうここにはいなくなった



本当に急に冷たくなり




いなくなったんだ



この体の中にはいないんだ



という感触が一気に理解できた感じでした。




さっきまで生きていたのに


今はもうこの体の中にはいない


隣に住む次女と姪っ子たちがやって来て

一緒に住む息子を起こしに行ってくれて



そこから


看護師さんに連絡



「あの…父が先程死んだんだと思います。」




看護師さんがドクターに連絡してくださり

後からドクターが来てくださる段取りをつけていただきました。


ホメオパスふみえ師匠にも電話をして

報告しました。


なぜか急に雨が降って来て

なんだかすごい雷雨⛈️となって


看護師さんがみえてエンゼルケアをしている間

ずっと激しい雷雨⛈️




看護師さんを見送ろうと外に出ると



雨はもう止んで




大きな虹が空にかかっていました




あーーーーあの虹を渡って行ったなぁ〜


と思いました。