【虎のソナタ】福留父から甘~い「桜島小みかん」届いた | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 ♪上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中…だった。
 別に我がサンスポのトラ番“紅一点”の箭内桃子記者は恋に疲れていたわけじゃない。読者の皆様、早とちりしないでください。桃子姫はこの日はドラフト3位の木浪聖也内野手(ホンダ)を追って青森まで…。
 途中から当然のことながら雪がシンシンと降って来たそうです。青森出身で甲子園でもおなじみの青森山田高から亜大へ。そしてホンダでも広角打法とスローイングは注目されていた木浪選手は、激戦区の遊撃手争いにも来年は切り込む選手なのです。
 一度でもこの時期にJR「あおもり駅」(なぜかひらがな表記なのだ)に降りた方は胸キュンとなるハズです。だって阪神の永久欠番「11」村山実さんのようなメロドラマに無関係…ゴホゴホ…のような方でも、持ち歌は『津軽海峡・冬景色』だった。そしてゴツゴツとした“素焼き”のまんまのようなアノ歌をカラオケでは必ず歌ったのです。
 ましてや箭内桃子のような若い女性が1人、駅に降り立ち、そこに「あ、今ちょうど雪が降ってきましたヮ…」なんて電話を受けると、そりゃあとてもロマンを感じてしまうのです。
 でもって、木浪選手の地元での『激励会』の取材というわけですが内容とか詳細は3面の彼女の記事をじっくり読んでください。
 ♪北へ帰る人の群れは 誰も無口で…そりゃあなりますヮ。だって青森ですョ。寒い。そして海鳴りだけが聞こえるんです…。
 で、箭内記者はいうのです。
 「中学の修学旅行で来たことがあります。で、懐かしいので明日(27日)休みをもらって津軽海峡を渡って(故郷の)札幌にちょっといってこようかしら…と思ってやめました。だって青森から札幌は大阪から広島ぐらいあるんです」
 彼女は現在は大阪暮らしだが、高校まで札幌で生まれ育ったのである。ま、木浪の記事を箭内記者は海鳴りを聴きながら書いたと思ってくださいませ…。
 どこか石川さゆりのキュッとする津軽海峡・冬景色を連想していたら、運動部長大澤謙一郎が小さなミカンをもってきた。
 「これ、桜島小みかんなんですョ…」。一挙に日本列島北から南のはてに“瞬間移動”した。直径5センチぐらいの小さなミカン…第一、桜島(鹿児島)でみかんとは珍しい…と思ったら、これが実に甘いのだ。
 大澤曰く、「実は福留選手のご両親が住んでいらして、あちらはサンスポはなかなか届かない…それでウチがデカデカと福留選手を1面にいった時は機会をみて大阪版サンスポを送ってたんですヮ」。なにしろ大澤がサンスポ入社1年目(1995年)からPL時代の福留選手を取材した関係で、プロ入りしてからも23年間の赤い糸はつながっていたらしい。
 でもってわざわざ桜島からのうれしい心遣いに感謝して…。大澤がお礼の電話をすると、福留の父上は「おいしいだろ。皮を干してパリパリにして粉にして七味と混ぜたらゆずコショウのように舌が反応するんですョ」とのこと。そのあたりも息子・福留孝介選手そっくりの実にていねいな説明で…ほほえましい。
 福留選手の父上、編集局一同、おいしくいただきました。ありがとうございました。
 ♪桜島には 霞(かすみ)がかかる 私ゃおはんに 気が掛かる…ハ ヨイヨイ ヨイヤサット…と『鹿児島小原良節』にある。日本列島は本格的な冬将軍…でも北と南じゃこんなにもムードが違う。もちろん津軽海峡の雪にもたくましく燃える若い木浪選手の炎。同時に福留選手の♪燃えて上がるは オハラハァ桜島という噴火の熱も…来年は熱いョ!