来春の選抜高校野球大会の出場校を決める重要な資料となる秋季近畿大会第3日は31日、大阪市の大阪シティ信用金庫スタジアムで1回戦2試合が行われ、近大付は六回に4点を奪い、高田商(奈良)に4-1で逆転勝ちした。
近大付のエース大石が6安打1失点で完投し、チームを8強に導いた。103球と球数も少なかった左腕は「ボールが先行しても打たせて取れた」と納得の表情。藤本監督は「調子は良くなかったが、粘り強く投げてくれた」と及第点を与えた。
準々決勝の大阪桐蔭戦に勝てば、15年ぶりの選抜出場が決定的になる。今秋の大阪大会準決勝では1-8で屈しているだけに、大石は「リベンジするチャンス」と闘志を燃やした。