CSゴー!DeNA・筒香がプロ野球通算10万1号 巨人に再び0・5差 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 (セ・リーグ、DeNA6-2阪神、25回戦、阪神14勝10敗1分、29日、横浜)DeNAは29日、阪神最終戦(横浜)に6-2で快勝。3カ月ぶりに4番に復帰した筒香嘉智外野手(25)が六回、プロ野球通算10万1号となる26号2ランを放ち、試合を決めた。チームの正念場を主砲に託したアレックス・ラミレス監督(42)のさい配がはまり、試合がなかった巨人に0・5ゲーム差をつけて3位を死守。クライマックスシリーズ(CS)進出に前進した。
 歓喜のるつぼと化したハマスタで、筒香は泰然とベースを回った。3点リードで迎えた六回無死一塁。岩崎のチェンジアップを捉えて、26号2ランを右翼ポール際に運んだ。
 「いったかなという感触はありました。でも自分のことはどうでもいい。チームが勝てたことが一番うれしい」
 筒香は、プロ野球通算10万号のオリックス・マレーロに数分差で及ばず、同10万1号となった一発を冷静に振り返ったが、笑いが止まらないのはラミレス監督だ。今季一番のヤマ場と宣言して挑んだ阪神との5番勝負は、3勝1敗1分け。「4番の筒香の一発を、みんなが見たいと思っていた。今後にもつながる大きな本塁打だった」と何度もうなずいた。
 前日28日の阪神戦後、筒香は監督室に呼ばれた。
 ラミレス監督 「あすから残り試合、4番でいこうと思う」
 筒香 「全力で最後まで頑張ります」
 今季開幕は「4番・左翼」でスタートしたが、3月のWBC出場による疲労もあり調子は上がらなかった。精神的負担の軽減と、ロペスを後ろに置くことで相手投手が勝負を避けづらくなるという判断で6月30日の巨人戦(宇都宮)以降、3番で出場していた。
 3カ月ぶりとなる筒香の4番復帰の決断。日頃はデータを重視する指揮官だが「筒香を4番としてCSを決定したい気持ちが強かった」。筒香と心中という思いだった。
 阪神との最終戦に快勝して70勝64敗5分けとなり、2001年以来のシーズン勝ち越しが決定した。CSには、0・5ゲーム差で追いすがる4位・巨人が残り3試合に全勝しても、DeNAは残り4試合に3勝すれば、自力で進出できる。数字の上で有利なのは事実だ。
 「あと4試合、集中してベストを尽くして勝ちにいく」とラミレス監督。勝負手の「4番・筒香」を旗印に、チーム一丸となって駆け抜ける。 (佐藤春佳)
データBOX DeNAが阪神に勝利し、CSクリンチナンバー(CS進出に必要な最小勝利数)を3とした。DeNAは残り4試合で3勝すれば勝率.5289。巨人は残り3試合に全勝しても勝率が.5285で上回れない。CS進出が決定するのは最短で10月1日。DeNAが30日、1日と広島に連勝した場合、巨人が阪神2連戦で1敗すると進出が決まる。他にもDeNAが1勝1敗なら、巨人が2敗などの条件がある。