金子で7年前の快幕再び!オリ、開幕戦連敗『5』で止める | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 プロ野球は31日にセ、パ両リーグで計6試合が行われ、開幕する。2年連続6度目の開幕投手を務めるオリックス・金子千尋投手(33)は30日、楽天戦の舞台となる京セラで最終調整。2010年を最後に遠ざかるチームの開幕星へ、闘志を燃やした。またヤクルト・山田哲人内野手(24)は「3番・二塁」で出場することが決定。改めて3年連続トリプルスリー達成を宣言した。
 これ以上ない舞台が整った。2011年以来、6年ぶりの本拠地開幕戦にチケットはほぼ完売。スタンドを埋め尽くすファンが望むのは10年の再現だ。普段はクールな金子が大役に向け、熱っぽく語った。
 「ホームでできるのはうれしい。たくさんのオリックスファンが、勝つ試合を観に来てくれる。その期待に応えたい」 キャッチボールやダッシュを終え、臨戦態勢に入った。2年連続6度目の開幕投手。「誰でも投げられる試合じゃない。光栄」。オープン戦は3試合計15回を投げ、自責はわずか1。楽天との通算成績も51試合で25勝6敗1セーブ、防御率1・50と抜群の相性を誇っており、死角はない。
 偶然が重なった。チームは開幕戦5連敗中。最後に勝利を収めた10年は相手が同じ楽天で、真っ新なマウンドに立っていたのも金子。そして、岩隈(現米大リーグ、マリナーズ)との投手戦を制し、完封を成し遂げていた。あの日のように-。多くの期待を背負う。
 “デジャブ”のカギは助っ人トリオ封じだ。イヌワシ打線は2番・ペゲーロ、3番・ウィーラー、4番・アマダーを並べる見込み。昨季、オリの投手陣はこの3人に計15発(5本ずつ)も食らった。福良監督は「安打はオッケー。制球ミスがなければ、大丈夫」と本塁打厳禁を掲げた。
 昨シーズン最下位からの逆襲にはスタートダッシュが肝心要だ。2年続けて7勝に止まった大黒柱が「僕に求められるのは勝って、負けない投手」と巻き返しを誓えば、指揮官も「大事なのは開幕ダッシュ。どんなことをしても勝ちたい」と意気込んだ。勝ち癖にこだわったオープン戦は3位。エースの1球から、生まれ変わった姿を見せる戦いが幕を開ける。