遂にタミフルを飲み切った。残った薬剤は明日の朝に飲むアエリウス一錠だけだ。高熱を出すとマイルドな脳炎を起こすのか、昨日までは症状がほぼなくなっても立っていると頭がふらふらしたが、今日は朝からスッキリとしていた。もう食事も作れるようになった。


入れ替わりに夫は今日一日ずっと寝込んでいた。とは言え熱は37.8度までしか上がらなかったので、やはりインフルではなさそうだ。本人は私と同じくらい辛い気でいるみたいだが、インフルエンザは明らかにもっとずっと重く辛かった。


タミフルが終わったので、明日からは外出もできるだろう。1週間近く買い出しに行っていないので家の在庫が欠品だらけになってきた。


昨日まで一日中ベッドで過ごしていたのだが、少し回復してから手元のスマホで『ホタルノヒカリ』を2シーズン一気見した。2007年と2010年の作品だったが、先週大フィナーレだった『ふてほど』に匹敵するほどハラスメントと女性への偏見に満ちた内容で驚いた。昭和まで戻らなくても、つい十数年前でも十分前時代だったんだなあ。


主人公のホタルは藤木直人演じる部長に「君は干物女だ、女として終わっている」と断罪され、家ではジャージにちょんまげで縁側に寝転がり、アタリメをツマミにビールをかっくらう姿を見られたら友達すら失いかねないという厳しい環境で生活している。職場の男性陣は「干物女なんて、俺は付き合いたくないわ〜」と口を揃え、何より驚いたのは居眠りしているホタルにキスする同僚まで出てくる。あんた、それはセクハラ通り越してなんとか強要罪みたいので100%訴えられるぞ!


平成のラブコメもこんなに時代錯誤だったか、と新鮮な気持ちになった。いや、内容を批判する気はサラサラなく、むしろ色々面白かったし、綾瀬はるかと藤木直人が二人とも美しくて目の肥やしにもなった。しかし『ふてほど』のエンディングテロップじゃないが、今年のドラマも10年後に見たらすっかり古くなっているんだろうなあ。