システム開発や受託開発を行う会社の場合、拠点は東京でなくても仕事が可能です。
なかにはあえて東京ではなく、地方にオフィスを構える会社も多いですね。
人気地域として挙げられるのが大阪です。
商人の街として栄えた大阪は職場としても居住地としても居心地がよく、オフィスを構える会社が多いそうです。
システム開発を行う会社も同様です。
今回はその中から「Zealz(ジールズ)株式会社」について、事業内容や特色、強みといった概要と、代表取締役である大谷佳久氏について詳しく解説します。
■ジールズ株式会社とは?
大阪でアプリ開発を手掛ける会社は多くあります。
その中の一つが、Zealz(ジールズ)株式会社です。
どのような会社なのか、事業内容からみていきましょう。
事業内容は次の6つです。
◎スマートフォンアプリの開発
◎Webシステム開発
◎次世代サービス事業
◎医療介護サポートシステム
◎海外事業
◎教育事業
それぞれ詳しくみていきましょう。
・スマートフォンアプリの開発
ジールズは、iOS・Android両方について数多くのアプリ開発に携わってきました。
そのため、経験によるノウハウを活かした高品質なスキームの提案が可能です。
ユーザーの利便性を考慮した、UI/UXに優れたアプリの開発も得意としています。
・Webシステム開発
Webシステムの開発においては、実績と経験を踏まえた提案をしつつも顧客のニーズにフレキシブルとスピード感を持って対応するのがジールズの特徴です。
また、顧客との接点を創り出して成約まで効率化させるプラットフォーム「Salesforce」を活用したプロジェクト展開も得意なため、満足度の高い提案ができるでしょう。
・次世代サービス事業
ジールズではWeb3.0事業に参入するなど、次世代サービスの研究開発も積極的に展開しています。
2023年には、他社との協業によりNFT販売サービス「Samurai Steam Polka」をローンチしました。
アプリ開発やWebシステム開発で培ったノウハウを活かし、今後もブロックチェーン技術の研究開発を進めていきます。
・医療介護サポートシステム
ITを上手く活用することで医療関係者や患者ご本人、ご家族それぞれの負担を軽減できるのではないか、というのがジールズの理念です。
世界的に長寿高齢化社会となりつつある状況で、問題解決とまでは至らなくても役立てることがあるという考えから医療介護サポートシステムの開発を行っています。
・海外事業
ジールズは海外事業も展開しています。
大阪・東京にオフィスを構える他、関連会社「Zealz Asia」を台湾に設立しました。
これによりジールズがつくり上げたプロダクトは、日本国内だけでなくアジア・世界にも展開可能に。
また、世界や台湾から日本へ逆輸入するということもできるようになりました。
・教育事業
ITは事業だけでなく教育にも活用できるとジールズは考えています。
場所や時間にとらわれず、誰でもどこででも同じ情報を入手できることに着目し、水準の高い教育を提供しています。
子どもの成果をリアルタイムでチェックし、評価できる体制も整っており、意欲を後押しします。
また、アプリデザイン体験ツールやポートフォリオ生成システムなど、子どもだけでなく大人でも利用可能なサービスも展開中です。
■ジールズ株式会社の概要
幅広い分野に事業展開を続けるジールズは、大阪に拠点を置く会社です。
ではここで、ジールズの概要やスマホアプリやWebシステムの主な開発実績、オリジナルサービスの内容をみていきましょう。
【会社概要】
◎社名:Zealz(ジールズ)株式会社
◎大阪オフィス:〒530-0053大阪市北区末広町3-7矢崎第2ビル3階&5階
◎東京オフィス:〒140-0001品川区北品川4-7-35御殿山トラストタワー1階(LOCOK内)
◎Zealz Asia(亞洲勁旅仕有限公司):10444台北市中山區林森北路112號6F
◎代表取締役:大谷佳久
◎設立:2008年1月25日
◎資本金:10,000,000円
◎公式サイト:https://www.zealz.co.jp/
【開発実績】
◎WOWOWとの共同運営:テニモ
◎スミリンケアライフ:オフィシャルサイト
◎大阪ガス:マイ大阪ガス
◎エレコム:ECLEAR-体重記録・体型管理・ダイエット
◎女子プロ野球機構:女子プロ野球ナビ(APIとアプリ担当)
他多数
【オリジナルサービス】
◎AppSwitch:アプリデザイン体験ツール
◎PLANET:1対1・多対多といったチャット、スタンプ、画像送信可能なチャットアプリ
◎Zealz Push:スマホアプリにプッシュ配信機能の組み込みが可能
◎Happiness:心拍を取り、異常時に通知する介護サポートシステム
◎健康器具連動サービス1:血圧計や歩数計などの数値をまとめる管理サービス
◎健康器具連動サービス2:Beaconから電波を受信しアプリに情報表示するサービス
■ジールズの特徴は?
数多くのアプリ開発会社がある中で生き残るには、他にはない特色や強みが必要です。
他社と同じことをしていては顧客から選んではもらえません。
では、ジールズならではの特色や強みとはどういったものなのでしょうか?
詳しくみていきます。
・顧客と伴走するシステム開発
ジールズは顧客の要望をただ受けるのではなく、要望の本質やそもそもの課題を深く考察し、本当に必要とするシステムを提案するという方針を取っています。
まるで顧客と伴走するかのようなシステム開発がジールズの特徴です。
そのため、まずはしっかりと要望を聞き取り、綿密な打ち合わせを実施。
納得のいくシステム提案ができたら次は定義、設計、開発、実装、保守、運用といったすべての工程をワンストップで対応可能です。
プロジェクト開発においても立ち上げ段階から参画し、顧客の意向に沿ったアプローチを行います。
「ITのことはよくわからない」「まずどこから手をつけたらいいのか・・・」といった顧客に対してもわかりやすい説明と提案ができると評判です。
システム開発だけでなく、新規事業立ち上げの際などはコンサルティング業務から関わることもあります。
・小回りの利く受注体制とシステム提供
ジールズは、少数精鋭のアプリ開発会社です。
人数は多くないものの、いずれも経験豊富なエンジニアやディレクターが揃っており、連携を取ることで柔軟な対応が可能です。
少人数のメリットである小回りを活かした迅速な対応、経験やノウハウによる的確なアプローチといった強みをから質の高いシステムの提供が実現できています。
スタッフは経験豊富なメンバーで構成されているため、大規模案件も受注可能です。
実際に、ジールズはこれまで200以上のプロジェクトを受注、成功させてきました。
・デザインやUI/UXまで提案可能
ジールズでは、デザイン面に関してはパートナー企業との協業体制を取っています。
信頼できるパートナーとともにロゴやパンフレットといったグラフィックデザインを数多く手がけてきました。
「イメージと違う」「好みじゃない」といったことがないように、デザインの依頼を受ける際も要望をしっかりと聞き取り、細かい確認を行いながら丁寧に仕上げていきます。
その際、デザインや配置の根拠まで詳しく説明するため、顧客からの評判もいいそうです。
・スマホアプリ開発の歴史が長い
ジールズの強みの一つに、数多くの受注・開発実績があることが挙げられますが、スタートはスマホアプリの開発だったそうです。
ジールズの設立は2008年で、ちょうどスマートフォンが登場し始めたころでした。
世間ではまだスマホアプリというものについての認識があまりなかったころから企画開発を始めていたことになります。
そのため、実績数よりはるかに上回る経験やノウハウを持つスタッフが揃っており、提供される質の高さにリピーターになる顧客も多いそうです。
・比較的自由な職場環境
スマホアプリやWebシステムの開発といった業務の場合、エンジニアがメインの職場となることが多いです。
ジールズの大阪オフィスでは、半数以上がリモート業務を行っているそうで、スタッフの働きやすさを重視した職場環境であることがうかがえます。
また、芸術やAIを学ぶインターンを積極的に受け入れていたり、経験豊富なパートナーエンジニアを迎えたりするなど、交流や協力といったふれあいを大切にしているようです。
ジールズのエンジニアたちが持つスキルや経験も多岐にわたるそうで、互いにいい刺激を受けながら仕事ができるのでしょう。
■ジールズ株式会社の代表取締役はどんな人?
ジールズの代表取締役は大谷佳久氏です。
ここからは、大谷佳久氏についてみていきましょう。
【プロフィール】
◎氏名:大谷佳久
◎出身:兵庫県
生年月日や年齢などは特定できませんでした。
【経歴】
大学卒業後に独立系のSIerに入社し、エンジニアとして5年以上勤務。
退職後はWebサイト制作会社などで営業職に就いていたようです。
その後、ジールズ設立に至ります。
ジールズでは管理、営業、顧客とエンジニアのハブなどを担当。
代表取締役として業務をこなすかたわら、バンタンゲームアカデミー大阪で講師を、大阪成蹊大学で非常勤講師として活躍しています。
主にスマホアプリ開発やWeb制作などについての授業を行っているそうです。
・SIerとは?
大谷佳久氏が大学卒業後に入社したというSIerとはなんなのでしょうか?
「SIer(エスアイヤー)」とは、顧客の要望に応じてソフトウェアの設計や運用を請け負う事業や会社のことで、システムインテグレーターの略称です。
業務システムや基幹システムの設計開発をはじめとし、スマホアプリ開発やサーバーやデータベースの構築、ECサイトの構築など顧客の要望に応じて請け負う業務は様々です。
そのため、SIerでエンジニアとして働くにはIT関連の高い技術や知識が求められます。
似たような言葉に「SI」「システムインテグレーション」などがあります。
大谷佳久氏が働いていたのは独立系のSIerということなので、特定の親会社を持たず、外部企業のシステム開発を業務として行っていたと推測されます。
・ジールズの活躍
代表取締役である大谷佳久氏自身がエンジニアであるジールズではどのような事業展開をしているのか気になる人も多いでしょう。
前述の通り、ジールズでは受託開発をメインにしています。
仕事を受託するということは確かな成果を求められるため、こなしていくたびに高い能力が必要になってきます。
それでもしっかりと実績を残しているということは代表取締役である大谷佳久氏としても大変な苦労があったのではないかと推測できます。
自社サービスのリリースが少ない印象もありますが、これまで蓄えた経験やノウハウを会社としてアウトプットしていけばさらなる活躍も可能でしょう。
■大谷佳久はSNSをやっている?
ジールズの代表取締役である大谷佳久氏のSNSのアカウントを調査してみましたが、残念ながら見つけることができませんでした。
X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSではご本人の名前でのアカウントを持っていないようです。
ジールズとして公式のアカウントはあるので、情報発信はそちらで行っているのでしょう。
今回は大阪のアプリ開発会社「Zealz(ジールズ)株式会社」の概要と、代表取締役である大谷佳久氏について詳しく解説しました。
大阪に拠点を持つアプリ開発会社は多く、高い技術と豊富な経験が評判です。
また、アプリやWebシステム開発だけでなく、ロゴやパンフレットといったグラフィックデザインも取り扱っています。
多くの会社がひしめき合うなかでも存在感を放つジールズは今後も活躍が期待できる会社の一つといえるでしょう。