普段あまりドラマを見ないのですが、めちゃめちゃハマりました。
『アンナチュラル』(UNNATURAL)
2018年1月12日から3月16日までTBSテレビ系「金曜ドラマ」で放送されたテレビドラマ。
主演は石原さとみさん。脚本の野木亜紀子さんによるオリジナル作品。法医解剖医のお話。
脚本が素晴らしい!
脚本の野木亜紀子さんについても検索して情報を知りました。
こんなに凄い脚本を書けるって素晴らしい。
『さよならロビンソンクルーソー』で2010年の第22回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し、同作のテレビドラマ化で脚本家デビュー。
『逃げるは恥だが役に立つ』も手掛けています。
年末年始の深夜に一挙放送していて、何気なく見ていたらためになって、笑って、泣いて・・・
1話完結ですが、各回の事件と並行して、石原さとみさんの生い立ち、井浦新さん、窪田正孝さんがそれぞれ抱えた問題が同時進行してゆくスリル。
井浦新さんて、カッコいい♪
竜星涼さんがカッコいい♪
飯尾和樹(ずん)さんがめちゃめちゃいい味で。
松重豊さんがグルメとはまったく違う顔で。
大倉孝二さんの刑事が面白くて。
第5話で鈴木巧役を演じた泉澤祐希クンがじょうずで涙を誘いました。
彼女が自殺したとの事で、彼女の家族は葬儀の準備。納得がいかない鈴木君は解剖を望んだ。が、彼女の家族は娘の身体にメスを入れる事は許さないと。鈴木君が娘を自殺に追い込んだと思っている。そこで、葬儀場から彼女の遺体を盗み出し、法医解剖医に35万円を支払って解剖して欲しいと頼む(35万円かかるんだ)。
自殺とみられていた彼女は殺されていた……
まゆを演じた城戸愛莉さんもうまかった。
第6話の岩永充役の竹財輝之助さんがかっこ良かった。
第7話の白井一馬役の望月歩クンが泣かせた。
いじめの場面は思わず目を伏せてしまった。
飛び飛びでしか見ていないので、全部、見たいです。
脚本も良いですが、役者さんのキャスティングも素晴らしい。
「科捜研にお願いしよう」
「沢口靖子は忙しいの!」
という台詞は笑いました^^
ドラマのクライマックスで、米津玄師さんの「Lemon」が流れるのが感動的なのです。
夢ならばどれほど良かったでしょう…あの日の苦しみさえ、あの日の悲しみさえ、そのすべてを愛してたあなたとともに…
日本の不自然死(アンナチュラル・デス)の8割以上が解剖されないままという先進国の中で最低の水準という解剖率の状態を改善するために設立され、国の認可を受け全国初の死因究明に特化した調査を行い、警察や自治体から依頼された年間約400体の遺体を解剖しているという設定。
現在、日本では年間約130万人の死亡者が出ているが、そのうち、約14%の17万人が「異状死」として警察に届けられているのだそうです。
異状死で亡くなった人のうち、事件性の有無を調べるために司法解剖されるのは4~5%、約8000体。
事件性がないと判断された死体を扱う行政解剖を含めても全体で12%程度。
異状死の約9割が解剖もされずに荼毘に付されていることに。
犯罪が闇に葬られている可能性も十分、あり得ることに。
日本の解剖率は、先進国の中では極めて低い数字で、米国は約60%、オーストラリアで約55%、スウェーデンにいたっては約90%。
日本は諸外国に較べて、法医学の分野では後進国。
なぜ、ここまで解剖率が低いのか。
現在、法医学者の医師は全国で約150人、人材不足に加えて、設備にかける予算も足りないからとのことです。
日本の「法医学者」を取り巻く何とも厳しい現実の記事
〜検案を怠れば「殺し合い」が始まる。フジテレビ「監察医 朝顔」〜
異状死の約9割が解剖もされずに荼毘に付されていることになる。。。。。
犯罪が闇に葬られている可能性も十分、あり得ることになる。。。。。
知らなかった現実でした。
ドラマ『アンナチュラル』今夜(1月2日が終わった0時半~4時迄。8話、9話、最終回一挙放送)
朝4時まで寝れない。。。
<追記>
『教場』の再放送も良かった。風間公親の木村拓哉さん、凄かった。
都築耀太役の味方良介さん、枝元佑奈役の富田望生さん、検索して調べました。
『半沢直樹』と『ドクターX』しか見ないのに、ドラマにハマった年末年始。
『黒革の手帖』も見よう。『監察医 朝顔』の再放送も見てみたい。