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宝塚宙組東京千秋楽『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』『異人たちのルネサンス』

つくづく、オリジナル作品は何度も見た方が理解できると思いました(私は)

オリジナル作品だと、時代背景やストーリーなど、台詞で理解しないといけないのですが、

ああ、お化粧綺麗だな~、衣装が素敵だな~、いい役で目立つななどと視感で見ていると、

あれ?この人間関係何だったっけ、役名は誰の事を言ってるんだっけと、置いてきぼりになってしまいます。

今回の両作品がオリジナルだと、ボーっと見ていると背後関係がわからなくなり、

初めて見た時は追いついていけませんでした。

今回見て、両方、感動しました。両方、似通っているところが。

私はオリジナル作品の読解力が弱い事を痛感致しました(歴史も苦手なので)

良い作品ではないかえーん

オリジナル作品は2回以上見てから判断しなくてはグー

東西100回位、1日2回公演も、35分の休憩で白塗り化粧から洋物化粧に化粧替え。

首や腕までお化粧する。しかも、綺麗に仕上げなくてはならない。

水分補給し、着替え、鬘、アクセサリー・・・

舞台に立つ方々は毎日、本当に頭が下がる思いです。

『白鷺の城』

チョンパも最後の総踊りも絢爛豪華。

◆真風涼帆(まかぜすずほ)
自然体、素直、優しい、温かい、素敵、かっこいい、努力家、イケメン、歌ウマ、セクシー、洗練されている、どんどん進化・・・

浮かんだ言葉を書いてみました。存在感も凄いです。

衣装もとても豪華。

柚希礼音退団公演で「私も宝塚を卒業する」と言っていたちえちゃんファンの方が、真風涼帆のハイタッチを受け「これから宙組を見る」に変わり、その方は今、トップになった真風涼帆を応援しているんだろうな~などと思い出しました。

◆星風まどか(ほしかぜまどか)
可愛い、綺麗、肌が白い、声、歌も綺麗。魔物もキツイ役も嫌味がなく綺麗。お人形のよう。

◆愛月ひかる
「葛の葉~」と、髪を振り乱して呼ぶ姿に拍手喝采。とても素敵でした。見ているだけで涙腺緩む、、、

◆天彩峰里(八重)
ちょうど良い場面でポロリとこぼす涙にもらい泣き・・・
東西100回くらい演ったのに日本物のお化粧が。

◆松本悠里
毎日の生の舞台、健康管理も素晴らしいのだろうなと痛感。

『異人たちのルネサンス』

◆親方・ヴェロッキオ(松風 輝 まつかぜあきら)
いい声、いい味、レオナルド(真風涼帆)と二人の場面では泣かされました。

ヴェロッキオと会話するレオナルドが声を詰まらせ、涙が流れる・・・その涙を見てもらい泣き・・・

◆工房の女将ルイーザ(花音 舞)
好感が持てるいい女将さん。

工房の仲間たち「余計なこと言ってんじゃね~よ」と袖に入っていく仲間感にほっこり。

◆酒場の歌手/ベリーダンサー(風馬 翔 ふうまかける)
歌もダンスも素晴らしい。はじける笑顔。

◆ベリーダンサー(綾瀬あきな)
研14とは思えない可愛さ、虜にしてしまうダンス、綺麗な腹筋。

◆愛月ひかる
カテリーナ(星風まどか)を抱きしめる色気。口下の小さなヒゲがセクシー。

踊るカテリーナを見る怪しい目。

◆芹香斗亜(せりかとあ)
マントの中で両腰に手をあてるかっこ良さ。

「綺麗なドレスもアクセサリーもすべて与えてきた」

と、カテリーナの胸元から指をスーッとおろしてゆく演出にドキドキ。

『MY HERO』も見たし『邪馬台国の風』のクコチヒコも良かったし、ディナーショーも行くくらいですが、

台詞が流れるところはもったいないな・・・

◆真風涼帆
好きな女性が違う男にキスをされるのを見るって凄い場面。

カテリーナ「もう私の中にあの頃の少女はいないの」

からの、レオナルドのソロがめちゃくちゃ良い!

仮面を付けて、カテリーナに「さあ、早く」と言うマント姿がとてもかっこいい。

親指一本だけで口元を隠したキス。あれは凄い。凄い技術だ。しているようにしか見えない。

カテリーナ、モテまくり!

◆和希そら(かずきそら)
フィナーレ前の銀橋3人センターでいよいよ魅力発揮。キラキラに輝いていました~

◆女役群舞
真風涼帆を囲んでの大階段での女役群舞。

宝塚のフィナーレは大階段の男役群舞がなくてはという概念を、女役もできると証明した場面。

シニヨンを付けた可憐な娘役ではなく、普段、可憐な娘役も髪をほどき、色気を感じる女を演出し、かっこいい場面に。

大階段男役群舞に風穴を開けた公演となったに違いない。

男役群舞はずっと見ていたいほど素敵でした。

◆芹香斗亜&愛月ひかる
銀橋でハイタッチしたあと、愛月ひかるが芹香斗亜の背中をドンと叩き、ジーン・・・

◆真風涼帆&星風まどか
萌える身長差。男女の身長差って、こんなに素敵なのですね。

トップスターを見つめる娘役のとても幸せそうな笑顔が、

見ているこちらもより幸せに感じさせてくれるのだと実感させてくれたトップコンビ。

【寿つかさ組長挨拶一部】
「松本悠里さんに特別出演して頂き」
「宙組誕生20周年」
「真風涼帆&星風まどかトップコンビお披露目の年」

【愛月ひかる専科異動挨拶一部】
「宙組の愛月ひかるです。と、名乗る事がなくなる事が不思議。12年間、当たり前の様に宙組で育ってきました。今思えば有難い事だったと身に染みて感じます。大切な出会い、学び。何ひとつ欠けても今の私はなかった。宝塚を愛する気持ちを大切に一歩一歩大切に。博多座、全力を尽くします」

拍手がすごい。。。。。。。。。。

【退団者4名】
風馬 翔
花咲あいり
朝日奈 蒼
舞華みりあ


◆舞華みりあ(まいはなみりあ)
山梨県笛吹市出身。2014年4月、宝塚歌劇団に100期生として入団。同期には、華優希、音くり寿、聖乃あすか、風間柚乃、極美慎、天彩峰里、星風まどから。

<退団者からのメッセージ紹介一部>
「宝塚に入る前からのファン、エリザベートに出演できた事はかけがえのない大切な宝物。憧れ続けた宝塚に入れて、娘役として過ごした日々が夢の様。沢山の出会いで成長できました。5年間ありがとうございました。」

<組長からひとこと>
「小柄な身体で元気よく踊っていた。いつも笑顔でハキハキしていました」

<退団挨拶一部>
「宝塚に立つことが夢でした。出会いと経験は一生の宝物。明日から、清く正しく美しく、新たな道へ」


◆朝日奈 蒼(あさひなあおい)
福井県今立郡出身。2011年3月、宝塚歌劇団に97期生として入団。
同期には、綺城ひか理、蓮つかさ、永久輝せあ、留依蒔世、城妃美伶、海乃美月ら。

<退団者からのメッセージ紹介一部>
「新人公演『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』のセシルは私を変えてくれた。

『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』『不滅の棘』

すべて私に宿っています。沢山の経験をさせて頂きありがとうございました。」

<組長からひとこと>
「まっすぐ、しっかり者。皆を驚かせる発想はいつしか魅力に」

<退団挨拶一部>
「遠ざかる思い出、過ぎゆく季節、今は忘れられず、離れがたく、宝塚の男役という人生を与えてくれて感謝」

◆花咲あいり
東京都世田谷区出身。2008年3月、宝塚歌劇団に94期生として入団。同期には、珠城りょう、華雅りりか、早乙女わかば、仙名彩世、麻央侑希ら。

<退団者からのメッセージ紹介一部>
『美しき生涯』の豊臣秀頼
『モンテクリスト伯』新人公演のヴァランティーヌ
『ベルサイユのばら』新人公演のマロン・グラッセ
『相続人の肖像』のテイラー
『バレンシアの熱い花』マヌエラ

『A Motion(エース モーション)』あんなに毎日、興奮した事は初めて。

『不滅の棘』夢の中にいるよう。

『ハッスル メイツ!』宙組の歴史を辿れて誇りに。

年配の役は歩き方から勉強した。悩み苦しんだ事も糧に。人としても成長。

<組長からひとこと>
「バレエ、ベリーダンス、抜群の柔軟性。シャイで緊張する」

<退団挨拶一部>
「青春をかけた夢物語。溢れんばかりの愛が詰まっている。大きな舞台で踊り、演じる事が大好きでした。花咲あいりという小さなお花が皆様に残ります様に。11年間ありがとうございました。」

長い下まつげをこんなに綺麗に付けている方を初めて見たかも。素敵でした。


◆風馬 翔(ふうまかける)
京都府出身。2008年3月、宝塚歌劇団に94期生として入団。

<退団者からのメッセージ紹介一部>
『シャングリラ-水之城-』

『クラシコ・イタリアーノ』新人公演:アレッサンドロ・ファビーノ

『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

『モンテ・クリスト伯』

『エリザベート』黒天使。踊り続けて表現する事に憑りつかれた。

『WEST SIDE STORY』ジェット団で青春だった。この為に宝塚に入ったのではと感じた。

♪明日へのエナジーでは宙組の皆、客席のお客様と共有できる空間が最高に幸せだった。

夢のすべてだった。喜び、学び。

斧を振り回した事もあった。鹿を引きずった事もあった(笑)

(父親役として、母親役として役に向き合った話が震えた)

<組長からひとこと>
「男性のダンサーの様。パフォーマンスで楽しませてくれた頼れる存在」

<退団挨拶一部>
大階段を降りながら満面の笑みで出演者たちを見渡す。えくぼが可愛い。退団のお花が凄い。

「背中に羽根が生えたみたい(笑)この翼で高く舞い上がりたい。舞台の為に死ねると、命を賭けて愛していた。愛すると苦しくなる。別れる事は胸がはち切れそう。でも夢は続く。愛の翼で飛ぶ事を恐れずに」

風馬 翔の挨拶を後ろで見守る愛月ひかるが泣く。それを見てもらい泣き、、、

【トップスター・真風涼帆挨拶一部】
「2本ともオリジナル作品で初日前は不安も。高みを目指して。経験を胸に」

~カーテンコール~
真風涼帆
「舞台に生きる事を痛感する1か月でした」

~カーテンコール~
舞台に退団者4名と真風涼帆。

真風涼帆「退団者の皆さんにもうひとこと頂こうかな・・・」

舞華みりあ「まるで、背中に羽根が生えてるみたいです」(笑)

朝日奈 蒼「やり残したことがあります。あさひな~と言ったら、あおいと言って頂けたら」(笑)

花咲あいり「やり残したことがあります(笑)ゆりかさんに、なっちゃんと言って頂き、お客様から頑張って!で」(笑)

風馬 翔「私もやり残したことがあります(笑)きょうは何の日ですか?クリスマスですね。ゆりかさんにメリーと言って頂いたら、皆さんでクリスマス!で」(笑)

真風涼帆「よろしいですよ」(笑)

風馬 翔「ゆりかさんはやり残したことは?」

真風涼帆「私は大丈夫です!きょうが最後じゃないので」(笑)

爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑

真風涼帆「愛月さんは?」(よくぞ振ってくれました)

愛月ひかる「頑張ってのヤツ、裏でやりたいって言ってたんです」(笑)

真風涼帆「愛ちゃん!」

客席「頑張って!」

愛月ひかる「宙組サイコー!一生、忘れません」

えーんえーんえーんえーんえーん

~カーテンコール~
客席のスタンディングオベーションに、真風涼帆、胸に手を当てる。

真風涼帆「五芒星(ごぼうせい)やってみませんか(笑)」

と、劇中で演った星のマークを。

真風涼帆、いいぞ。

<お客感想一部>
「羽根の幕が素晴らしかった」

「真風さんが素敵すぎて苦しい。陰陽師、色気すごい。レオナルド、イケメン。キスの仕方がツボ過ぎ」

「キキンツォさまが東京公演中にハンコを押された書類は46通でした。家庭の事情や陰謀に頭を悩まされながらのお仕事誠にお疲れ様でした」

「愛月さん挨拶の最後挨拶あって嬉しかった!役の時はかっこいいのに素はかわいいのはずるい」

愛月ひかる

「笑おうとするな。笑いたいときは自然に頬が上がる」

なるほど。。。良い言葉でした。

☆宝塚宙組新人公演を書いた記事☆

退団のもうひとことコーナーで、最近、”やり残した事”が出てくる様になりました。時代の流れやね。

愛される愛ちゃん、頑張って~~~フラッグ


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