スーパーボランティア・尾畠春夫さんに感動。

2歳の男の子の生命力にも感動。

山口県周防大島町で、8月12日から行方不明になっていた2歳の男の子が保護されました。

発見したのは、大分からのボランティアで捜索に来ていた、尾畠春夫さん(78)。

連日30度を超える暑さの中、失踪から実に68時間。

3日間という長い時間をひとりで耐えた、わずか2歳の男の子。

以前、大分県で2歳の女の子が行方不明になった時も、失踪した地点から上り坂を登った所で見つけたという尾畠さん。

「小さい子どもというのは下に下るのではなく、上の方に登る習性がある」と判断したのだそうです。

尾畠春夫さんのお話。

「現場へ来て、ここで2歳の子どもが道に迷ったんだな、と思った時はちょっとびっくりしました」

「おじちゃん、ここだよって声が聞こえたときは、もう一瞬、我を疑ったんです。12、13、14でしょ。今日、15日。そらもうびっくりした」

「十月十日おなかに入れて命がけで産んでおっぱい飲ませた子どもを、3日、4日って行方不明になっていたら、お母さんは正常ではないと思うんです。だから、お母さんに「必ず見つけたら、必ず手渡しで渡す」って約束したからね。だから警察官が、法律で「決まりだから渡してください」って言ったけど、だめですと言った。約束は守らないけんと思ったから、それを守らせてもらったんです」

「わざわざじゃないですよ。日本人だから。言葉が通じるから私は日本中どこでも行きます」

泣泣泣