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宝塚花組『ポーの一族』東京 感想

吉本の宮川花子さんと観劇致しました。

ずっと宝塚がお好きだった花子さん。

愛華みれさんのファンクラブに入り、出待ちもされていたそうです。

東日本大震災の被災地支援の活動で、大好きな宝塚から遠ざかっていた花子さん。

震災後、華やかな世界は気後れがしたのだそうです。

震災後、宝塚を見ようという気持ちが前ほど起きなくなったそう。

先日、お仕事をご一緒して、今の宝塚の情報、『ポーの一族』は漫画を読んでいなくても、楽しめてのめりこむ素晴らしい舞台ですよと、花子さんと宝塚談義をし、久しぶりに見てみたいとの運びになりました。

江川卓さんご夫妻、DAIGO、北川景子さんご夫妻、雅楽演奏家・東儀秀樹さんもお見かけしました。

結果、

「明日海りおさんは素晴らしい」

「明日海りおさん、柚香 光さんの並びが美しい」

「歌がうまい人が多い」

「ポーの一族、素晴らしい」

「宝塚劇場の中にいるだけで気持ちが高揚する」

「人間、ワクワクは大事」

「見られて良かった」

花子さんは、キャトルレーブで大きなクマのぬいぐるみをご購入トイプードル

宝塚花組『ポーの一族』
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私は一本物より、芝居とショーの2本立てが好きなので、見る前は、一本立てだ~しかも、漫画読んだことないし、どうなのかな・・・

と思って見ましたが、漫画を読んでいなくても、その世界にどっぷり浸る事ができました。

「宝塚にエドガーがいた!」

と、演出の小池修一郎先生に言わしめた、花組トップスター・明日海りお(あすみりお)

容姿、歌、演技、存在感、すべてにおいて、小池先生の想定外以上の出来上がりとか。

長年、上演のプランにあった『ポーの一族』

原作者の萩尾望都さんの元には、宝塚以外から上演のオファーが二度ほどあり、その都度、「ポーの一族は小池さんに演ってもらいたい」と萩尾望都さんはお断りになったのだそうです。

満を持して、明日海りおがトップでいるタイミングに『ポーの一族』が上演できた事。

あんなに美しく、はかなく、衣装が似合い、鬘も似合い、お化粧も、ブルーのカラーコンタクトも素敵で。

前方席でも、是非、オペラグラスで色々なのカラーコンタクトの瞳もじっくり見るべし。

楽曲も素敵で、つい、口ずさんでしまう。

宝塚花組『ポーの一族』
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エリザベート、ベルサイユのばら、ファントム、、、いろんな要素を秘めた作品。

これはきっと、今後、エリザベート、ベルサイユのばら級のヒット作になるに違いない。

きっと、帝国劇場でも上演しそう。

その時は、明日海りお、宝塚退団後初の出演になるのかも!?

そしたら、アランは誰だろう、シーラは、メリーベルは、ポーツネル男爵は、など・・・

注:あくまで妄想です

*1幕ラスト
何もない舞台の盆が回ると、ホテルのセットが少しづつ現れ、どんどん人が現れ、最後には壮観な舞台になるのを見ているとワクワクドキドキします。

*振付家・KAORIaliveさん
オープニングのプロローグとフィナーレの振付の、KAORIaliveさん。今まで宝塚で見た事のない様な斬新でしかもかっこいい振付で、終演後、すぐにプログラムで振付家の名前を探したほどです。プロローグのエドガーの手の動き、指先。フィナーレの男役群舞。大階段に座る男役ひとりひとりの座り方が皆違っていて、ひとりづつ見ていても見きれない。その後の男役群舞では皆がかっこ良すぎてどこを見て良いのかがわからない。小池先生は常に、新しい演出、新しい振付を取り入れ、進化が止まりません。

宝塚花組『ポーの一族』
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◆エドガー・ポーツネル :明日海りお
エドガーそのもの。「 人に生まれて. 人ではなくなり. 愛の在処を見失った」の歌が切ない。最後、ポケットに手を入れてほくそ笑み姿が凍りました。フィナーレでは、長時間に渡り、鬘をかぶっていたにも関わらず、とっても素敵な髪型で、大階段に立つ姿はこの世のものとは思えないくらいに美しすぎる。

朝海ひかるさんにも似ていた。

◆シーラ・ポーツネル男爵夫人:仙名彩世(せんなあやせ)
綺麗な声。素晴らしい歌声。美しかった。真っ白なお化粧がこの世のものとは思えない空気。雷を怖がる姿はマネしてみようと思いました。

◆アラン・トワイライト:柚香 光(ゆずかれい)
明日海りおとツーショットのビジュアルが美しすぎる。

◆大老ポー:一樹千尋(いつきちひろ)

威厳。存在感。この方ならでは。

◆カスター先生:飛鳥 裕(あすかゆう)
肉布団姿に驚き。お人柄の良さが表れている。

◆老ハンナ:高翔みず希(たかしょうみずき)
男っぽく、優しい一面もあり、消えた時は胸が熱くなった。メリーベルを抱きかかえてゆく場面はかっこいい。

◆レイチェル:花野じゅりあ(はなのじゅりあ)
副組長という管理職にして、この若さと美しさ。フィナーレでは明日海りおと絡む4人の美女で素晴らしい。

◆ブラヴァツキー:芽吹幸奈(めぶきゆきな)
物語のキーマン。降霊師がすこぶる存在感。お化粧、表情、声、歌、登場が楽しみでならない。

◆フランク・ポーツネル男爵:瀬戸かずや
男の色気が漂い、とても素敵。花組ではけっこう鳳月 杏を追ってしまいがちですが、今回は、つい目を奪われるくらいの男っぽさで、終演後「瀬戸かずやがかっこ良かった」とのお客様も。

冴月瑠那(さえづきるな)
男役群舞では一番この方を見ていました。綺麗でかっこ良くて、オーラを放っています。

天真みちる(てんまみちる)
二役、素晴らしい。良い声。存在感が凄い。凄い役者さんだ。

◆ジャン・クリフォード:鳳月 杏(ほうづきあん)
素敵。かっこいい。すべての鍵を握る役。プロローグでエドガーに回し蹴り(?)を入れる場面の足が上がること上がること。私も往診してもらう時は美容院に行ってからがいいかも。「キスがじょうずじゃない」みたいに言うけれど、充分だと思いますヒヨコアカネサスガミタイ

◆ジェイン:桜咲彩花(おうさきあやか)
私は地味なのでとシーラに言う場面は、上級生なのに複雑な気持ちに。最後の叫びが心に響きました・・・

◆アボット支配人:和海しょう(かずみしょう)
歌がうまく、場面を支配していて素敵。

華雅りりか(かがりりか)
可愛くてすぐに目立つ。頭のぶどうを盗られてニコニコしていた姿を思い出しました。

◆バイク・ブラウン:水美舞斗(みなみまいと)
美しく、かっこいい。フィナーレのダンスナンバーは何よりこの方に目が奪われるので、フィナーレは100回見ないと皆を来見きれません。

◆マーゴット:城妃美伶(しろきみれい)
ホテルの上段に登場しただけで目立つ。赤いドレスにクリクリの鬘、立ち居振る舞いが尋常ではない気配(うまいという事です)

◆トワイライト家の執事:紅羽真希(くれはまき)
渋い。かっこいい。悩める表情がセクシー。何であんなに色気のある、哀愁を漂わせられるのだろう。目で追う。

◆ルイス・バード:綺城ひか理(あやきひかり)
サラサラな髪の色、髪型がとーっても似合っていて目立つ。最後、エドガーにメリーベルの事を聞いて、返事をもらったあとの顔が何とも可愛い。

◆レミ/マイケル/キリアン:飛龍つかさ(ひりゅうつかさ) 
どこにいてもとても目立ち、すぐに見つけてしまう。   

◆ロッド/サミー/ハンス:亜蓮冬馬(あれんとうま)
長い足、洋風なお顔立ちがかっこいい。ロケットのセンターで表情がめちゃめちゃ素敵。

帆純まひろ(ほずみまひろ)
バトントワリングがめちゃめちゃ素敵。じょうずで、かっこ良く、ショーアップされていて、1時間くらい見ていたい。

◆ディリー:音くり寿(おとくりす)
歌がうまく可愛い。優しくしたのにエドガーに襲われる少女がはかない。

聖乃あすか(せいのあすか)
新人公演主演で注目度大。その後の場面ではお茶目なキャラクターで可愛い。

◆メリーベル:華 優希(はなゆうき)
エドガーの妹。明日海りおとの並びがとてもよく似合う。アランとお別れしなければならない場面の泣きが涙を誘う。

花組公演『ポーの一族』初日舞台映像(ロング)
https://www.youtube.com/watch?v=X3AP8M0SyxE

★『ポーの一族』ブルーレイ・DVD 2018年3月20日同時リリース
https://www.tca-pictures.net/shop/press/180126_ponoichizoku.html

宝塚花組『ポーの一族』サイト
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/ponoichizoku/index.html

東京宝塚劇場 3月25日(日)まで

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』

原作/萩尾望都「ポーの一族」(小学館フラワーコミックス)
脚本・演出/小池修一郎

1972年に「別冊少女コミック」に第1作目を発表以来、少女まんがの枠を超えて幅広い読者を獲得してきた、漫画史上の傑作・萩尾望都の「ポーの一族」が宝塚歌劇に登場する。

永遠に年を取らず生き永らえていくバンパネラ“ポーの一族”。その一族に加わったエドガーが、アランやメリーベルを仲間に加え、哀しみをたたえつつ時空を超えて旅を続けるゴシック・ロマン。

同作品をミュージカル化したいと夢見て宝塚歌劇団に入団した小池修一郎が、1985年に「いつか劇化させて欲しい」と申し出て以来30年余り、萩尾望都があらゆる上演希望を断り続けた幻の舞台が遂に実現する。
 

★『ポーの一族』ブルーレイ・DVD 2018年3月20日同時リリース
https://www.tca-pictures.net/shop/press/180126_ponoichizoku.html

宝塚花組『ポーの一族』サイト
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/ponoichizoku/index.html

東京宝塚劇場 3月25日(日)まで


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