主演：明日海りお（あすみりお）、花乃まりあ（かのまりあ）
トップ娘役・花乃まりあ退団ニュースに驚きました。どんどん、ぐんぐん良かったのに。見違えるほどの舞台を魅せてくれていたのに。退団を決めたのはけっこう前でしょうから、『ミーアンドマイガール』のサリーは、吹っ切れた全身全霊の力を発揮していたのでしょう。とても良かった。辛い事も多々あったことでしょう・・・
＜ピックアップ千秋楽＞
＠ジャッキー（柚香 光・ゆずかれい）の「トップへ上るわ～」の歌で、ジェラルド（水美舞斗・みなみまいと）がジャッキーの目の前で指輪をクルクルクルクル回す。
＠ジャッキーとビル（明日海りお）が椅子に半分こづつ座る場面。
ジャッキー「んふ
」ビル「んふ
」（笑）＠ビルの投げるブランデーをジョン卿（芹香斗亜・せりかとあ）が受け取り拍手！！
＠パーチェスター（鳳 真由・おおとりまゆ） 「お屋敷の弁護士が申しあげる♪」♪ちょいとハネて ちょいとマタギちょいとトンデ ちょいとムシリ～♪ の歌のタメが長く、投げキッスも（笑）後ろのジャッキー（柚香 光）も思わず笑う。パーチェスターの揺れをジャッキーも真似して頭を揺らして踊っていました。
パーチェスター、ひざまづいての足上げ、Y字バランス、両足を大きく広げての花男ポーズで（右手を左耳にかざしポーズ）ウィンクに大拍手！！
＠遺言の抜け穴のアドリブ。
ジャスパー「わしゃ遺言書いとらんよ」（笑）
＠ビルとサリーがお屋敷に住んだら。サリー「何する何する何する何する何する何する」何する連呼するサリーの口をビルが指で挟み、サリー、アヒル口になっても「何する」（笑）
＠ヘザーセット（天真みちる）「シェリーでも？」の場面。ビルがサリーを「シャリ―」と呼び、その後しばらく「シャリ―」と呼ぶ（笑）
＠毎日毎日30分間、ず～～～っと同じポーズの甲冑に大拍手を送りたいです。筋肉痛が激しいでしょうね・・・
＠地下のキッチンでビルが乗馬のムチの先を鼻に入れる場面。
ビル「（一族がキッチンに降りてこないのは）昔からか？」（笑）
ビル「笑うとこだよ」（笑）
＠テニスルックの男女が居間で踊る場面。新人公演でサリーを演り、次作『仮面のロマネスク』では、明日海りおのゲームの標的にされるセシルに抜擢された音 くり寿（おとくりす）のきらめく笑顔、足の上がりが凄かった。リフトされての足上げは一番上がっていた。千秋楽であれだけの足上げ凄いな。100期生って記念に残る期。
＠ワーシントンワーシントン家よりヘアフォード家の方が200年古い家柄と知ったビル。
ビル「成り上がり者めぇ～！めぇ～！めぇ～！」（笑）
＠手紙を読むビル。「PTU」という言葉に。
ビル「パーチェスター とつぜん おどりだす」
と訳し、パーチェスター「何を言い出すんですか」と言いながら踊り出し、花男ポーズ（笑）
＠電話をするビル。
ビル「どちらにいらっしゃるの？映画館？写ってる？」
と、花男ポーズ（笑）
ビル「おばちゃんも写ってる」
と、マリア公爵夫人（桜咲彩花・おうさきあやか）もカメラ目線（笑）
ビル「映画館ではマナーモード」（笑）
全国、海外での映画館ライブビューイングの皆さんへのアドリブ。
＠マリアのマナー指導で、ソファの後ろから前転し、きちんと帽子をかぶってポーズするビルに大拍手！よく毎回きちんと決められるな～ｽﾊﾞﾗｼｲ
＠レディーリンドンのお洋服が「よくお似合いで」と、ビルとマリアがハモる（笑）
マリア「もうお会いできませんわね」と、会場に打ち込む（笑）
レディーリンドン(アマリラ)、踏まれたり、叩かれたり、可哀想ｗ
＠マリア「あなたはお客様のところをまわらなければなりません」
ビル「え、まわる？まわる？」と側転！！
＠1幕ラスト、「ヘアフォードへようこそ」と登場する場面で、4段の階段をふらついてしまうビル。
＠ぶどうの令嬢のぶどうをパーチェスターに食べさせようとして自分が食べるビル
＜２幕＞
＠「太陽が帽子をかぶっている」♪太陽がシャッポー被ってる 太陽 今日こそは顔出した みんながHappy 素晴らしい 太陽 今日こそは顔出した
ジャッキーの隣で男っぽく踊る鳳月杏。ジャッキーの時と同じフリで、1週間ごとに男と女と踊り方を替えていたんだな～と感慨深く拝見。
111回も毎回元気に踊って、若いって素晴らしい～～～
＠ジェラルド「きょうっていう日にお天気で良かったね」（笑）
＠ジャッキー「女について何にも知らないのね！」
と、ゲートボール風プレー“クロッケー”「えいっ！」「クソッ！」（笑）
＠図書館。ビルのマントが階段に引っ掛かる。
ビル「ほんとに引っ掛かった！！」（笑）
ビルとサリーで引っ掛かったマントをはずし、
ビル＆サリー「イエ～イ！！」（笑）
ビル「どこからだっけ？」（笑）
＠転んでマントに身体が隠れるビル。
サリー「足だけいるよ～」（笑）
＠ビルのマントにくるまれるおじいちゃん「ロマネスク見に行くのかね」（笑）
＠マリアのスカートの裾を剣でつつくビル。
マリア「何をしているの！」（笑）
剣をお腹に刺し、死んだふりをするビル。マリアが剣をつかめない様に剣をあっちこっちに動かすビル（笑）
＠図書館の虎の敷物にチューするビル（笑）
＠酔ったビルとジョン卿。寝るビル。
ジョン卿「ウィリアム、人が話している時に寝ない」（笑）
＠パーチェスターの歌、すぐにカットされる場面でロングバージョン（笑）
＠図書館の本を運ぶジェラルド、ビルを睨み付ける顔が可愛くて客席笑い
＠「マイフェアレレディ」ヒギンズ教授の名前が出ると客席クスクス
「ミー＆マイガール」は1937年にロンドンで初演。宝塚では1987年に剣幸、こだま愛主演で月組が初演。男性版「マイ・フェア・レディ」とも言われています。下町で育ち、汚い言葉遣いをするイライザが、言語学者であるヒギンズ教授から話し方やマナーを教わってレディに成長していくお話。
「ミー＆マイガール」でジョン卿がサリーの言葉使いを教育するために言語学者のヒギンズに依頼するという台詞が登場。これは1986年ブロードウェイ再演版から採用されたネタとか。
＜感想＞
＠宝塚花組『ミーアンドマイガール』、計111回公演。毎回、笑顔で、テンション上げて、踊って、歌って、早口の台詞を言って、頭が下がります。若さって素晴らしいですね。
＠2階席から見る舞台の照明、装置、人のフォーメーション（配置）が美しく、2階席で見るのも大事だなと思いました。ランベスウォークは2階席に4人のタカラジェンヌが！
＠柚香 光のパーチェスターは、これまでの歴史にない、イケメンキザでオトボケな弁護士で、とっても良かった。また見たくなる大ヒットなパーチェスター。
ジャッキーは1幕は歌の裏声大丈夫かなと心配になりましたが、2幕は堂々。とても美しく、ドレスの開いた背中もとても綺麗で、素敵なジャッキー。
＠仙名彩世（せんなあやせ）のマリア公爵夫人が、声といいとても良く、気に入っていましたが、桜咲彩花もとてもじょうずで。台詞、歌がうまく安定のマリア。同じ組に1期違いで女役の実力者がいるのは凄い事です。
仙名彩世は『仮面のロマネスク』では、明日海りおに翻弄される夫人に。楽しみです。
＠水美舞斗のジェラルド、いいとこのお坊ちゃんがぴったり。
＠ヘザーセットの天真みちる、いいな～
＠ロケットが皆、綺麗で可愛い。笑顔も素晴らしい。皆、いい顔をしている。若いって素晴らしいと思わせる。最後に「イエ～」とセクシーに決めるのがまたいい。
＠ミニショーの銀橋に颯爽と瀬戸かずや登場。いや～かっこいい。これまであまり登場しなかった人が登場し驚いたのか、プログラムを開いて誰なのか確認していた方も。瀬戸かずや、ここにありの存在感。
＠男役群舞。かっこいい。鳳月杏（ほうづきあん）セクシー。今回の公演のジャッキーでその存在感を出した鳳月杏。歌はうまいわ、スタイル抜群だわ、台詞は明瞭で、これまでよりも鳳月杏を見る回数が断然増えました。笑わない男役のダンスがまたかっこいい。
パーチェスターの時の柚香 光の男役群舞は、それは目を惹くかっこ良さ。ジャッキーの時はお化粧がジャッキーで、髪型もちょっと違って、パーチェスターの時の柚香 光の男役群舞とは違っていました。
『ミーアンドマイガール』本当に楽しい素敵なミュージカルでした
【高翔みず希組長挨拶】
「3月15日の稽古からプレッシャーと課題。作品、役と向かい合ってきた」
優しい、お人柄の良さが表れている組長
【退団者】
鳳真由、七輝かおる
七輝かおる（ななきかおる）98期
神奈川県横浜市出身。同期は暁千星、有沙瞳、真彩希帆ら。
【高翔みず希組長からメッセージ紹介一部】
蘭寿とむさんが大好きで、花組配属が決まり、嬉しくて叫んでしまいそうだった。『愛と革命の詩（うた）』で花組の舞台に立てる、出られる喜びを感じた。大好きな『エリザベート』に出られて嬉しかった。『新源氏物語』は初めての日本物で新鮮、学び、沢山悩んだ。大好きな花組、充実し、幸せでした。
【七輝かおる退団挨拶一部】
「ちょうど5年前のきょう、大好きな上級生に芸名を付けて頂きました。5年間、七輝かおるとして生きてこられた事、幸せです。悔いはありません。感謝の気持ちを込めましてありがとうございました。」
とーってもいい声。低くて、自然でずーっと聞いていたい素敵な声。退団早いなー
鳳真由（おおとりまゆ）91期
東京都小平市出身。同期は野々すみ花（元宙組トップ娘役）、愛加あゆ（元雪組トップ娘役）、天寿光希、紫門ゆりやら。
【高翔みず希組長からメッセージ紹介一部】
花組で初舞台を踏んで、91期生以来初舞台生披露がない。生粋の花組生である事が誇り、自慢。初舞台の『エンター・ザ・レビュー』では、どこを見てもかっこいい男役さん、美しい娘役さんばかりで、ロケットしか出番がなかった私は袖から見て、あの男役群舞に入りたい、燕尾服が着たい、娘役さんと綺麗に踊りたいと思っていた。現実は甘いものではなく、花組の男役はこうあるべきとお叱りを受け、泣きながら練習していると、上級生の方が声をかけて下さり、一から丁寧に教えて下さり、花組の男役としてのプライドがまぶしく感じられました。下級生が苦しみながらも輝いている姿を見ると胸が熱くなりました。ここにいられた事が奇跡。一歩踏み出す勇気を頂きました。
【鳳真由退団挨拶一部】
「自分で決めた事ですが、想像以上に今とても淋しいですが、心の深いところで幸せと叫んでいます。花組の皆、お客様、おひとりおひとりが育てて下さいました。これからがこれまでを作ると思っています。宝塚人生をこんなにも愛で彩り、愛が溢れ。これから皆様がもっと幸せになって下さいます事に願いを込めまして、本当にありがとうございました。」
なんていいご挨拶なのでしょうと感動致しました。皆の幸せを願うだなんて・・・Ｐちゃん、人気が高かったですね。
【トップスター・明日海りお挨拶一部】
「111回の公演を毎回、新鮮に演じるのは難しいのではないかと思っていました。が、Ａ、Ｂ役替わりのキャストが力を発揮し、お客様の笑いと拍手のおかげで、1回1回が新鮮で温かで、とっておきたいくらい（笑）きょうは誰がこんなアドリブをしたと日記に書き残しておきたいくらいです（笑）1回1回が大事なものとなりました。ビルは尊敬するところがいっぱいでした。毎日楽しく過ごさせて頂きました。毎日、清々しい姿で集大成を見せてくれた退団者の二人。新しい夢に向かって歩き出す二人を送り出したいです。今後、細かく分かれて公演しますが（笑）」
～カーテンコール1～
客席からの声援。
明日海りお「私じゃないか（笑）今、ホッとしております。熱い夏も、梅雨の時期も乗り切りました。二人もきょうは晴れて良かったですね（退団者の二人に）」
～カーテンコール2～ 退団者の二人＆明日海りお
客席「まゆちゃーん」
明日海りお「ではひとことづつ」
七輝かおる「大好きな花組の皆さんに見送られて、大好きな鳳さんと一緒に卒業できて幸せです」
鳳真由「ほんとにあったかさを感じ、強い調子に乗っています（笑）
沢山愛をもらって、この愛があれば明日から何かあっても何でもないと思います。大好きな七輝クンと卒業でき、大好きなみりりんと過ごせて幸せです」
～カーテンコール3～
明日海りお「自分たちで最高と言う不思議な企画ですが、花組ポーズをやりたいと思います。退団者の二人が花組と言いますので、客席の皆さんで最高！とお願いします」
花組、最高！！
明日海りお、挨拶の声は人柄の良さを感じる、とっても可愛い声で、
花組ポーズの時は、足を肩幅に広げ、一瞬でかっこいい男役になっていました
明日海りお「皆様、体調にお気を付けて、公演お待ちしております」（笑）
次回作は
主演：明日海りお、花乃まりあ。ポスター写真、野々すみ花かと思った。
大阪、広島、神奈川、埼玉、静岡、宮城、福島、北海道
9月15日（木）～9月25日（日）宝塚バウホール
瀬戸かずや初主演、ガンバレ～
人望が厚く、お人柄が良く、本当に素敵なトップスター
七輝かおる、とっても良い声で男役としてこれからどんどん発展しそうなのに早すぎる退団。鳳真由、多くの人に愛されていたのだと感じる千秋楽でした。トップ娘役・花乃まりあ退団発表、ショックでしたね・・・沢山乗り越えてきたのでしょうね
花組トップ娘役・花乃 まりあ 退団記者会見の模様
https://kageki.hankyu.co.jp/news/20160801_002.html
宝塚歌劇 花組UCCミュージカル『ME AND MY GIRL』東京宝塚劇場公演初日レポート
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/57351892.html
宝塚歌劇 花組UCCミュージカル『ME AND MY GIRL』東京宝塚劇場公演新人公演レポート
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/57368541.html
藤川奈々ホームページ
http://www.nanafujikawa.com
藤川奈々ナレーションサンプル
http://www.youtube.com/watch?v=Gbv6AFa3uvY&feature=youtu.be
食べログ（ニックネーム：福山麗子）
http://tabelog.com/rvwr/000355206/
※敬称略
2日ぶりのご無沙汰でした