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今年で8年目の大林素子さん主演の舞台が初日の幕を開けましたキラキラ

実在の遺書を基に紡ぎだされる特攻隊と鳥濱トメの物語。大東亜戦争末期。出撃を目前に控えた特攻隊たちが連日のように訪れる場所がありました。鹿児島県知覧町にある「富屋食堂」娘とともにこの食堂を切り盛りしていた「鳥濱トメ」は、特攻隊員たちから母のように慕われていました。

まだ未来があるはずだった若者たち。出撃までの残されたわずかな時間を、仲間とともに飲み、歌い、語り合った彼らは、どんな想いを胸に飛び立っていったのでしょう………

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特別攻撃隊の略で、戦時中行われた航空機による体当たり攻撃、そのパイロット達、神風特攻隊。片道の燃料だけを積み、敵艦に体当たりで突撃・・・それは「死」を意味する。

いっぺんに20歳前後の大事な日本男子の尊い命がこんなにも失われました,,,,,

私は8年間毎年見ていますが、毎年泣けます、、、今年2回目の方も、2回目の方が泣ける、、、ストーリーがわかっていても泣ける、、、

『MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』舞台の一部をこれまで写真と共に、、、

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大東亜戦争末期。出撃を目前に控えた特攻隊たちが連日のように訪れる場所がありました。鹿児島県知覧町にある「富屋食堂」娘とともにこの食堂を切り盛りしていた「鳥濱トメ」は、特攻隊員たちから母のように慕われていました。自分の着物を処分してまで特攻隊員に食糧を作ってあげていたのです。

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突撃する前の日、遺書を書く特攻隊員たち。貴様の夢は何だと何度聞かれても「特攻で見事に死ぬ事です!」と答える隊員の遺書には「お父さんお母さんに会いたい」と書かれてあった・・・

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柴田正男は自分の乗るプロペラ機の車輪をわざとパンクさせたり、何度も戻ってきて、上司、同僚になじられ、殴られていた。柴田には理由があった。
 
母ひとり子ひとりの柴田は最後の親孝行に母に遺族年金をあげたかった。来週になれば昇進して、今の身分より遺族年金をあげられる。それまで生かして欲しいと土下座する。荒木田少尉は黙認し、殴った金山は柴田を抱き締めた。警察署長は、見なかった事にしてくれた・・・

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堀川圭作が出撃前日に生けた花。もう枯れてしまった。そこへ堀川圭作の母と姉が訪ねてくる。母は字が読めないからと圭作の名前の札を隠す姉。圭作は別の基地に行っていると皆で母にウソをつく。母は圭作に作ってきた弁当を特攻隊員たちに食べて欲しいと渡し、圭作が世話になったとトメに礼を言う。そして・・・
 
「頭が悪くても自分の息子の事はわかるよ。出撃したんですね・・・圭作が生けた花、枯れちゃったんだね・・・お花もらっていいですか・・・」

枯れた花を丁寧に包み胸に抱き食堂をあとにし、泣き崩れる母。

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突然、父母が他界し、幼い妹をひとり残して逝かなければならない兄。給料はすべて「静(しー)ちゃん」の名義で送金する兄。出撃の前日、何も知らない妹は大好きな兄と野ばらを歌う。

妹「おにいちゃん、あしたははなにしてあそぶ?」
兄「明日はお兄ちゃん、大事な用があるんだ」
妹「おにいちゃんはいつかえってくるの?」
兄「・・・・・」

兄「しーちゃん、明日の午後3時に野ばらを歌ってくれるかな」
妹「うん!」

~遺書より~
しーちゃん、女学校に上がったら、この通帳を使いなさい。おじさんに言って、お兄ちゃんの時計、軍刀もお金にかえなさい。プロペラがまわりました。お兄ちゃんはしゅつげきします。しーちゃん、強く生きてください・・・

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敗戦し、鹿児島県知覧町「富屋食堂」には進駐軍(1945年8月の終戦後、日本を占領した米軍が主体の連合国軍)が出入りする様になる。進駐軍も母国に家族を残し、敵地に送られていた。近所から陰口を叩かれる「富屋食堂」戸惑う娘たち・・・

「お母さんは特攻隊の方々を忘れたの?」

トメ「忘れやしないよ。あんた達の事は絶対にあたしが忘れさせやしないからね」

大林素子さんの主演舞台も7年目。大林さんには鳥濱トメさんの心血が注がれている気がします。出演者皆のお母さんです。

まったく英語がわからないトメさんと進駐軍のやり取りがハラハラドキドキ。トメさんが進駐軍に身長の事を言われたり、トメさんがヘルメットを叩いたり、ほっこり笑える場面も。

大林さんは戦後100年まで鳥濱トメさんを演じてゆきたいとの事です。

韓国の金山少尉・申大樹さん。危機迫る演技。韓国人の自分が特攻に行くのに、エンジンを故障させて戻ってくる日本人・柴田を攻め、殴る。母ひとり子ひとりの柴田の話を聞き抱き締める金山。少尉が金山の為に特別に”祖国礼拝”をしてくれる・・・泣

荒木田少尉役の横田健介さん。毎年、部下を労わる姿に感動しています。

柴田正男役の菅裕輔さん。殴られて顔に沢山のあざを作り、母の為に遺族年金をと土下座する姿に涙涙、、、

久保田少尉役の吉本芸人・ワッキーさん。笑い一切なしの名演技!出撃の前日、隊員たちに笑顔で感謝を述べる姿が印象的。夫が特攻隊と知らずに訪ねてくる妻への手紙。「妻の為に喜んで征く」

河野うさぎさん。息子を訪ねて食堂にやってくる。「頭が悪くても自分の息子の事はわかるよ」に自分も母を想います、、、

最後には一青 窈(ひととよう)さんのハナミズキと共に、実際の海上での攻撃の映像が流れ、涙なしには見られません。

特攻隊の皆さんは靖国神社の右から二本目の櫻で待ち合わせをしているそうです。

東京 新国立劇場
2月28日(日)まで。

『MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』サイト

http://www.airstudio.jp/index_16mother_tokyo.html

戦後71年、当時、特攻で散って行った世代と同じ世代の方々に、たった71年前にこの日本でこのような事があった事を知ってもらおうと、全国の中学、高校、大学などでの地方公演を考えています。
 
・この公演を自分の出身校、出身地、会社で見たい、見せたい方
・自分の出身校が演劇や芸術鑑賞をしている方
・活動に賛同して支援して頂ける方


お心当たりの方・・・
【MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語】

https://www.facebook.com/torihamatomemonogatari

『マザー MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語』2015 を書いた記事
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/56998170.html

『マザー MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語』2014 を書いた記事
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/56434074.html

『マザー MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語』2013 を書いた記事
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/55928884.html

<出演>
大林素子

佐々木絵梨花、森岡朋奈、申大樹、横田健介、猪狩賢二、五代了平、日向野祥、菅裕輔、大谷速人、中村光秀、服部拓也(シルキーライン)、砂邊勇紀、三澤康平、平安伸伍、安藤幹純、冨田真央、洋斗、松田裕、竹村仁志、島岡亮丞、島袋靖也、福嶋勇太、山之内和也、和栗みゆ、坂口さゆり、夏目ひまり、友田里奈、藤井玲子、三和万亜子、栄美津子、岩田エツコ、五十畑愛、原川紗弓、中原瑞紀、寺田安裕香、庄司智子、溝口凜凪

ブレイククロフォード、エリックファーマン、ニクラスエリクソン、ボブワーリー、ジョナサンニクラスソン

江守沙矢、河野うさぎ、宮澤有、松本健司、こまり(ホロッコ)、ほり太(ホロッコ)

藤森太介、ワッキー(ペナルティ)


藤川奈々ホームページ
http://www.nanafujikawa.com
藤川奈々ナレーションサンプル
http://www.youtube.com/watch?v=Gbv6AFa3uvY&feature=youtu.be
食べログ(ニックネーム:福山麗子)
http://tabelog.com/rvwr/000355206/