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宝塚宙組 三井住友VISAカード シアター グランド・ロマンス
『王家に捧ぐ歌』
-オペラ「アイーダ」より-

脚本・演出/木村 信司

朝夏まなとの開演アナウンスに割れんばかりの大拍手!

最後、泣いた・・・泣けた・・・主役の二人が一生懸命で泣けました初演から12年も経っているんですね。12年、信じられない!ついこの間のよう。湖月わたるさん、安蘭けいさん、檀れいさん、汐美真帆さん、真飛聖さん・・・懐かしい曲を聞きながら、初演のメンバーが懐かしく蘇りました。

【解説】
イタリアの大作曲家ヴェルディの円熟期のオペラとして有名な「アイーダ」を、宝塚バージョンとして新たな脚本、新たな音楽で上演した本作品は、2003年に星組で公演されて好評を博し、第58回芸術祭優秀賞受賞。今回が12年ぶりの再演。

エジプトと敵対するエチオピアは、ラダメス将軍(朝夏まなと)率いるエジプト軍によってまさに崩壊状態に陥っていた。しかし捕らわれた王女アイーダ(実咲凜音)にラダメスは心惹かれ、彼女を助けるために許婚のアムネリス(伶美うらら)の侍女とする。最初は敵国の将軍であるラダメスの求愛に反発していたアイーダだったが、すべてを賭けて愛を貫く彼を次第に受け入れていくようになる。しかし、二人の関係を知ったエジプト国王やアムネリスが、当然それを許すわけはなく……。古代エジプトを舞台に、エジプトの若き将軍ラダメスとエジプト軍に捕えられ奴隷となったエチオピアの王女アイーダとの悲恋を、華やかにドラマティックに描く。

この公演は宙組新トップコンビ朝夏まなと、実咲凜音の宝塚大劇場お披露目公演。

@ラダメス(エジプトの若き武将)朝夏まなと(あさかまなと)
パッと見は優等生な貴族のイメージなので「私だ私だ私だ~~~!」と歌う場面では湖月わたるさんが浮かんだりしたけど、「静まれ~~~!」など、どんどん物語に引き込んでいった。堂々とした大劇場のトップお披露目。

@アイーダ(エジプトの囚人、エチオピア王女)実咲凜音(みさきりおん) うまい~!歌がうまい。芝居がうまい。黒塗りが似合う。囚われの身となったが、誇り高き王女の切なさがとても表れていた。安蘭けいさんが素晴らしかったですが、2015年のアイーダもとても素晴らしかったです。

@アモナスロ(アイーダの父)一樹千尋(いつきちひろ)
12年前の初演も同じ役。安定感と安心感。迫力満点!12年も経っているだなんて信じられない。切ない父の姿に胸が痛かった・・・

@ファラオ(アムネリスの父)箙 かおる(えびらかおる)
12年前の初演も同じ役。歌がうまい~!劇場じゅうに轟いていた~!益々歌に磨きがかかった感じ。聞かせてくれた。空中ブランコにも乗って、凄いな!若いな!顔がラメで光っていた。衣裳とメイクがマッチしていた~凄い存在感。あっぱれ!ラダメスの願い事を言ってみろと言う場面がとても優しく、我が息子よという可愛さが出ていた。

@ネセル・寿 つかさ(ことぶきつかさ)
白いメイクで一瞬誰だかわからなかったくらい。とても特殊な白メイクで怪しさ、怖さが感じられた。

@ワーヘド(女官)純矢 ちとせ(じゅんやちとせ)
芝居ではもっと出番があってもいいのになと思いつつ、役柄の数が決まっているしなどと思っていると、アイーダをいじめる役割だった。エトワールでは聞かせた~!うまい~!この歌声でアムネリスを聞きたいと思った。

@ウバルド(アイーダの兄)真風涼帆(まかぜすずほ)
1幕も2幕もウバルドから始まる。かっこ良かった~!ひとまわりもふたまわりも大きく成長した感じ。黒塗りがよく似合う。黒塗りから覗く白い歯がまた素敵だ。歌も良し、見た目も良し。最後のショーでは、トップとツーショットで踊る場面も!これから益々楽しみだ!

@ケペル(ラダメスの戦友)愛月ひかる(あいづきひかる)
かっこ良かった!凱旋パレードの時はセンターで踊り、これがまたいい表情でかっこいいのだ!いい顔を作るな~!フィナーレの階段降りも3番手でひとりで降りていた!

@アムネリス(エジプト王ファラオの娘)伶美うらら(れいみうらら)美しい~!檀れいさんに似ている!ゴージャス!登場すると見惚れてしまう。「それはファラオの娘だから」の場面は圧巻!その美しさにゾクゾクするほど。衣裳もアクセサリーも鬘も髪飾りも素晴らしく、全身を拝んでしまう。強い中にもはかない王女の切なさが表現されていた。強い王女の台詞も良かった。歌だ。日に日に変化しているそうだが、どんどん化けて欲しい・・・トップコンビ、ファラオの歌がずば抜けているだけに。(祈り)

♪エジプトは凄い強い すごすごつよつよ~の場面はほっこりしますニコニコ

全体的に歌がいいですねキラキラ

「たとえ今は 夢のように思えても この身を捧げて そんな世界をいつかきっと 祈ろう明日を この地上にこそ希望を 人みな時代から時代へと 誇らしく語れるように そんな時代を私は…求めてゆく」

「戦いは新たな戦いを生むだけ」

最後、二人が抱き合う場面、客席はすすり泣き・・・私も何も考えずに泣けた・・・なぜ、戦争するのだろう。皆、赤ちゃんで生まれて、なぜ、大人になったら争いになるのだろう・・・今の世の中にも通ずるものがあるこの舞台をひとりでも多くの人に見て頂きたいと思いました。

<最後のショー>
@真風涼帆、パープルの衣裳、おでこ、左耳にスワロフスキーのすっごい輝きのアクセサリー。髪はシルバーの横分けの短髪。とてもお似合い。男役4人と踊る。

@朝夏まなと。黒燕尾の襟、袖、パンツのサイド、燕尾の背中にも金のラメ入り。

@朝夏まなと&真風涼帆のツーショットダンス

@ロケット

@娘役たちによる♪すごすごつよつよ。全員お揃いの長いおかっぱヘアの鬘。純矢ちとせの鬘がサラサラで可愛い。

@再び、真風涼帆と4人の男役たちが大階段で踊る。

@トップコンビデュエットダンス。高く速いリフトに大拍手が!

@エトワール

@真風涼帆の羽が大きい!トップ娘役と同じ大きさ。

@朝夏まなとの羽は凄かった~!

【寿つかさ組長挨拶一部】
「新生宙組、新たな冒険のスタート。愛、命の尊さをお伝えできれば」

【トップスター・朝夏まなと挨拶一部】
「12年前の初演を引き継ぎ、新たな作品も目指して、ひとりひとりの力、団結力が大切な作品。新生宙組のスタート。組子の思いを背中に受け、夢、感動、愛を日々進化をモットーに、熱く燃え上がってゆきたいと思います」

~カーテンコール1~
朝夏「ありがとうございます。いや~大階段を降りてきた時、組子の眼差し、お客様の拍手は一生忘れません!まだまだ続きます。梅雨、暑さに負けない様に頑張ります!」

スタンディングオベーション

~カーテンコール2~
朝夏「本当にありがとうございます。頑張っておりますのでまた見に来て下さい」

客席「はーい!」

終演のアナウンスが入り、♪さよなら皆様が流れているのに幕が開いた!

~カーテンコール3~
朝夏「言葉がない。言葉が出ない。皆さん、ついてきて下さいね~!始まったばかりです。明日もここでやっています(笑)」

優等生で真面目で元気で男声な挨拶でした

『王家に捧ぐ歌』ムービー
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2015/aida/movie.html

『王家に捧ぐ歌』公演情報
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2015/aida/index.html

『王家に捧ぐ歌』
宝塚大劇場にて、7月13日(月)まで。

東京宝塚劇場は、7月31日(金)~ 8月30日(日)


藤川奈々ホームページ
http://www.nanafujikawa.com
藤川奈々ナレーションサンプル
http://www.youtube.com/watch?v=Gbv6AFa3uvY&feature=youtu.be

※敬称略