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宝塚宙組トップスター・凰稀かなめ(おうきかなめ)退団公演が11月7日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で初日を迎えましたキラキラ
 
★ミュージカル『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』
★グランド・ショー『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』
 
・・・の2本です。
 
主演・・・凰稀かなめ(おうきかなめ)、実咲凜音(みさきりおん)
 
ミュージカル『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』は実際にあったお話で、人を愛し、心優しい国王に、貴族の品格、衣装がぴったりの宝塚宙組トップスター・凰稀かなめが。
 
政略結婚で嫁がされたプライドの強いデンマークの女王・ソフィアに実咲凜音(みさきりおん)。気の強い女王が、次第にグスタフIII世に惹かれてゆく・・・
 
グスタフIII世の親友でいつも一緒に過ごしたヤコブ・緒月遠麻(おづきとおま)が政策の違いが起きる・・・
 
グランド・ショー『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』は、ザッツ藤井大介先生!という感じで、いきなりオープニングから大階段いっぱいに赤い男役が埋め尽くし、ボルテージが上がり、いきなりフィナーレのテンションに右上矢印右上矢印右上矢印そして笑いいっぱいの場面へニコニコ
 
まずは・・・
 
ミュージカル『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』 作・演出/原田 諒
 
[解説]
ロココ(美術史で使われた用語でバロックに続く時代の美術様式を指す。18世紀、ルイ15世のフランス宮廷から始まり、ヨーロッパの他国にも伝えられ、流行美術史で使われた用語で、バロックに続く時代の美術様式を指す。18世紀、ルイ15世のフランス宮廷から始まり、ヨーロッパの他国にも伝えられ流行)の寵児として、北欧史にその名を残すスウェーデン国王・グスタフIII世の波乱に満ちた生涯を描くミュージカル。腐敗した貴族政治からの脱却を図り、内政を改革。ロシアとの戦いでは歴史的な大勝利を収めた名将として知られる一方、民衆を愛し、華やかな北欧文化を開花させたグスタフIII世。権謀術数渦巻く宮廷社会、激動のうねりを見せる18世紀のヨーロッパで、ひたむきに生きた一人の男の愛と友情、そして信念を貫いた勇気ある戦いを、壮大なスケールで。
 
<白夜>
スウェーデンは太陽の沈まない”白夜”の時期が5月下旬~7月初旬頃まで続き、今はスウェーデンの観光のベストシーズンといわれている。
 
<登場順に感想>
星風まどか。宝塚100周年の100期生の娘役でグスタフの少年時代を演じ、とても可愛く、大きな本舞台で本セリのセリ下がりをする!セリ下がりと同時に、凰稀かなめがセリ上がる。すごい大役だ!
 
緒月遠麻。黒髪のソバージュヘアがとてもお似合いで、親友としてずーっとグスタフIII世の凰稀かなめと行動を共にするあたりは、雪組時代から二人でダルマ姿になったり、いろんな場面が走馬灯のように頭に浮かび感慨深い。なのに、まさか・・・
 
伶美うらら(れいみうらら)グスタフIIIが愛したイザベル。美しい。登場から美しい。凰稀かなめと顔の雰囲気がとても似ていて美しかった。お似合いだと思った。グスタフがスウェーデンの国王と知り、身を引く・・・
 
七海ひろき(ななみひろき)手下7人を従えた盗賊の頭。以前の海賊とか違ったカラーにしたいとの事。グスタフと張り合う。
 
朝夏まなと(あさかまなと)スパイのリリホルン。が、自らがスパイである事に心が揺れる。声がとても低く、歌がめちゃうま!!!
 
戴冠式キラキラ
開演30分くらいしての戴冠式の場面は目を見張る!ここから物語は急展開に!グスタフのマントも素晴らしい。
 
スウェーデンの政治を牛耳り、悪行を重ねていたクランツ(寿つかさ・ことぶきつかさ)「国王に自由はない」「国王に自由な恋愛は許されない」
 
政略結婚。
グフタフには、パリにいる愛するイザベルがいる。が、デンマークの女王・実咲凜音と政略結婚をさせられる。しぶしぶの二人。
 
実咲凜音。デンマークの女王としての登場もとても美しかった!
 
凰稀かなめ。「待てーい!」「やめろー!」など、一瞬、背筋がゾクッとする叫び声はいつもながらに凄い!
 
船上での戦いの場面男役たちが総踊りでかっこいい。
 
オペラ座の舞踏会。ラストのすごい場面だ。ソフィアとイザベルのご対面。そして、グフタフとヤコブの再会……ソフィアの広がったドレスの裾が豪華でそして悲しい……
 
客席涙
 
このオペラ座の事件を作曲家ヴェルディが「仮面舞踏会」としてオペラ化し、今でも語り継がれているそうです・・・
 
「国王の栄光と孤独。それは宝塚歌劇のトップスターにも相通じるところがある。グスタフIII世ほど、男役・凰稀かなめの集大成に相応しい題材はないと思った」作・演出 原田諒
 
歴史は事前に予習していった方がわかりやすいかもですが、知らなくても、登場人物の結末に驚きがあるかも。
 
~30分の休憩の間に出演者はお化粧をショーのお化粧に替える。いつもながら30分ですごいなー!スペクタクルな人生を1時間半演じて、30分の休憩後には1時間踊りまくり、着替えまくりのショーが待っている。しかも1日2回公演の時も!タカラジェンヌは凄い!~
 
グランド・ショー『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』作・演出/藤井 大介
 
[解説]
100年という壮大な歴史の節目を迎え、次なる年への架け橋となる時期に、“再生”という思いを込めて「PHOENIX」(不死鳥)と名付けられたショー。宙組トップスター・凰稀かなめをフェニックスに見立て、男役特有の美しさと格好よさを感じさせるシーンで構成した、宝塚歌劇ならではのゴージャスでスペクタクルなグランド・ショー。
 
凰稀かなめ登場に客席「オーーーーッ!!!」これは驚き!!!
 
藤井大介先生が”神”と呼ぶ、羽山紀代美先生振付のダンスが始まるキラキラ
 
大階段いっぱい、ソフト帽をかぶった赤い男役が埋め尽くし、ボルテージ急上昇右上矢印右上矢印右上矢印
 
愛月ひかるが目に入り、ソフト帽から覗く唇、真顔の様子がかっこ良かった。
 
朝夏まなと三角形の頂点となり、娘役を従えた羽山紀代美先生振付のかっこいいダンスキラキラ
 
♪フォーエバーフェニックス
♪フォーエバーフェニックス
♪フォーエバーフェニックス
 
と歌う
 
『伝説の宝鳥』
怪盗カナメール、マダムミリオーネ、スッシーナ伯爵、刑事キタロールなどが登場し、伝説の宝鳥を盗む、守る攻防が繰り広げられる爆笑に次ぐ爆笑場面!
笑ろた笑ろた~ニコニコニコニコニコニコ
 
怪盗カナメールが6変化?7変化に早替りで登場し、これが笑える~!脚線美を見せたり、刑事キタロールに芝居での仕返し?をしたり!早替わりに注目
 
お笑いの場面を、美しいタカラジェンヌがにこやかに真面目に演じるところがいとおかしニコニコ
 
寿つかさ組長。芝居もショーも大活躍!!!
 
実咲凜音。お腹を出した衣装のお腹がくびれてて、腹筋もとても美しいキラキラ
 
愛月ひかる(あいづきひかる)&蒼羽りく(そらはねりく)の銀橋対決が!
 
凰稀かなめ。赤いロングのかつら、赤いスパンコールの衣装の”火の鳥”がとても美しいキラキラ
 
凰稀かなめ&緒月遠麻の銀橋の場面は涙
 
「愛の宝石」大階段を凰稀かなめが歌いながら登場し、男役群舞へ。凰稀かなめが緒月遠麻、朝夏まなと、実咲凜音とそれぞれとデュエットし、実咲凜音に熱いキスをする。
 
♪つまづき、涙したこともある。ひとり、雪に舞い、宙へ翼広げた。フェニックスのように羽ばたいてゆくだろう。ありがとうありがとう。愛をありがとう
 
と、凰稀かなめが歌い、一度、緞帳が降りた!びっくりした!
 
エトワール。えらい、めちゃめちゃ歌のうまいエトワールが二人もいると思ったら、朝夏まなと&実咲凜音だった!二人とも大きな羽根を付けて降りてきた。
 
愛月ひかる&七海ひろきが一緒に降り→緒月遠麻→凰稀かなめ
 
※上に書いた場面の他にも沢山のショーの場面があります。
 
【寿つかさ組長挨拶】一部
「色々な節目の公演。凰稀かなめの時代を盛り上がってゆきたい」
 
【凰稀かなめ挨拶】一部
「宝塚100周年、大劇場最後の公演」
 
~カーテンコール1~
「運動会、3位でした!(笑)応援ありがとうございました!」
 
~カーテンコール2~
「当たり前に過ごしてきた日々が過ぎてゆく淋しさ・・・1分1秒を大切にしたい」(客席涙)
 
 
そして・・・
 
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来年、退団する星組トップコンビ、柚希礼音&夢咲ねねのチラシがお目見えキラキラ
 
その前に・・・
 
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来年1月1日からは 宝塚雪組『ルパン三世』
 
11月7日の宙組公演初日の前に、雪組の二番手男役スター・夢乃聖夏(ゆめのせいか)の退団発表があり、その衝撃度に大ショックを受けました・・・
 
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『ルパン三世』で銭形警部役・夢乃聖夏。
佐賀県出身で、背が高く、足が長く、ダンスが素敵で、かっこ良く、お笑いのセンスも抜群で、スケールの大きい男役で、人気上昇中だっただけに、昨日は各方面に衝撃が走りました!
 
星組で共に活躍した涼紫央(すずみしお)さんも自身のブログでその胸の内を明かしています。
http://ameblo.jp/toitoitoi82/entry-11949399132.html
 
涼紫央さんの退団発表を聞いた時も超衝撃でしたが・・・でも、あの時点での退団があったからこそ、天使のような”なゆちゃん”を授かったのですから、決断に間違いはなかったのですね。「天使のはしご」という公演がありましたね・・・
 
宙組初日を見ている間も、夢乃聖夏退団が頭から離れず・・・もっと男役を見たかった。もっと男役でいて欲しかった。淋しい・・・けど、本人が決断したこと・・・でも・・・
 
最後に・・・
 
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 宝塚宙組
★ミュージカル『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』
★グランド・ショー『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』
 
宝塚大劇場公演は、12月15日(月)まで。
東京公演は、2005年1月2日(金)~2月15日(月)までです。
 
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宙組は宝塚100周年、最後の大劇場公演ですキラキラ(写真と本文は関係ありません。夢乃聖夏退団発表を受け、傷心の中の撮影)
 
※敬称略