ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック『伯爵令嬢』－ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない－～細川智栄子あんど芙～みん作「伯爵令嬢」（秋田書店刊）より～
１０月１１日（土）、日比谷の日生劇場で初日を開けた公演を見て参りました
今、流行りの”夢かわいい”世界
ポスターのイメージだとフランスの貴族の夢々しい物語オンリーかと思いきや、コメディ＆サスペンス＆悲劇＆復讐劇＆ラブロマンスなど全部がひっくるまったとても見応えある、笑いどころ満載、ハラハラドキドキの楽しい舞台でした
［解説］
今なお絶大な人気を博す「王家の紋章」（月刊プリンセスにて連載中）で知られる少女漫画界の大御所、細川智栄子あんど芙～みん氏により描かれた「伯爵令嬢」。1979年から1984年に「ひとみ」で連載されたロマンティックな物語が、今回初めて舞台化。
19世紀末。エッフェル塔、パリ万国博覧会に代表されるベル・エポック華やかなりしフランスを舞台に、新聞王として世に勇名を馳せる公爵家の子息アラン（早霧せいな・さぎりせいな）、孤児院で育ち海難事故で記憶を失った少女コリンヌ（咲妃みゆ・さきひみゆ）、アランに復讐を企むフランソワ（夢乃聖夏・ゆめのせいか）、かつてコリンヌと愛を誓い合った盲目のリシャール（彩凪翔・あやなぎしょう）、ニセコリンヌに成りすます女スリのアンナ（有沙 瞳・ありさひとみ）など、個性溢れる登場人物たちが織り成す愛の讃歌。
＠早霧せいなの開演アナウンスがめちゃめちゃいろっぽい！声がハスキーでセクシーなのです！
「ジュテ～ム
」ため息、吐息を感じる。ドキドキする開演アナウンスであったー！＠咲妃みゆの出番が多い～トップスターより多いのでは。そして可愛い～少女漫画からそのまま抜け出した様に可憐で可愛い～「はねっ返り」と皆に呼ばれるほど、笑わせ、男の声色も出し、とにかく可愛かった毎回豪華なドレスとカツラにも注目。
＠アランは手段を選ばず、コリンヌを我が物にしようとする。今流行りの”壁ドン”をして、手にしたステッキでコリンヌの腰をクイッと抱き寄せる
＠新トップコンビの早霧せいなと咲妃みゆがとーってもお似合い
＠アランが天外ベッドでひとり寝ている姿がセクシー
＠フランソワ（アランに復讐を企む青年）夢乃聖夏
かっこいい～足長い～セクシ～嫌な男の役だけど何故か憎めない。人間味がある。アランの一番大事な物を奪ってやるという事でコリンヌをおそう・・・手首にキスする
＠リシャール（かつてコリンヌと愛を誓い合った盲目の若者）彩凪 翔
アランとコリンヌを争う。コリンヌはどっちを選ぶのかハラハラドキドキさせる
＠オルレアン公爵（アランの父）夏美よう（なつみよう）
２幕から登場！１幕に出てない分、登場したら存在感が抜群！アランの父は悪者なのか？果たして？
＠マドレーヌ夫人（ロンサール伯爵の娘、未亡人）美穂圭子
何ヶ所かソロがあり、歌うま～！この人の歌でクオリティが上がる～！とても優しい、はかない母。ニセコリンヌにまんまと騙される。台詞も優しいたおやかな声。
＠ジャンヌ（フランソワの情婦）舞咲りん（まいさきりん）
すごい迫力満点～！風と共に去りぬでいうところのベル・ワットリング
妖艶～＠ロンサール伯爵（生き別れとなった孫娘を捜す）鳳翔 大（ほうしょうだい）伯爵、泣かせる
キーマン。タイトルの『伯爵令嬢』の伯爵役。重要。でも、いろんな場面で登場！パリの踊る青年は超かっこいい～～～！＠モリス（アンナとコンビを組む泥棒）蓮城まこと（れんじょうまこと）悪党。でも、影があるけど１００％ワルではないという事が伝わる。
＠執事（じいや。アラン邸の執事、頑固で偏屈）真那春人（まなはると）うまい！今公演で注目度大！うまいし、いじらしいし。蘭乃はなと同期なんだ。新人公演で音月桂、早霧せいなの役を演ったこともあるんだ！とにかくうまくて、面白くて、登場すると注目し、ホッとさせました
＠ピエール（アランの新聞社の熱血記者）煌羽レオ（きらはれお）
シュッとしたお顔立ちでかっこいい～！ベルばらでは新人公演のオスカルも演ったんですね。今後が楽しみな人と思いました。
＠アンナ（コリンヌを妬む狡猾な女スリ、モリスとコンビを組む）有沙 瞳 めちゃめちゃ大きい役。コリンヌに成りすます女スリ。出番いっぱい！二番手娘役のポジション。しかも「不細工」呼ばわりされる・・・前公演の『一夢庵風流記 前田慶次』で新人公演ヒロインに抜擢されたんですね～！ヒロイン演ったんだ～でも不細工呼ばわりされているー
～最後のミニショー～
＠フランスが題材との事でフレンチカンカン！艶やかで楽しい
＠クルクル、体操のごとく、前方倒立回転も！！
＠男役黒燕尾群舞 かっこいい～
芝居ではロンゲの早霧せいながショートでかっこ良く。これぞ男役黒燕尾という場面＠トップコンビデュエットダンス
リフトに客席「キャッ!!!!!」
トップコンビの二人のラブラブビームがすごくて
めちゃめちゃ愛おしそうな眼差しで、眉間にしわまで寄せて、咲妃みゆを見つめる早霧せいな・・・
目線を落としたり、モジモジはにかむ咲妃みゆ・・・
咲妃みゆを後ろから抱き締め、腰が揺れる、揺らす早霧せいな・・・
先日の１０年に一度の宝塚大運動会で、二人のあまりのラブラブぶりに「家でやんなさい」と書かれたツイッターを思い出しました
本物の新婚さんみたい。見ていてこっちも照れるほど
でも、トップコンビがラブラブって嫌じゃない
とにかく展開が早い！めくるめくストーリーです。笑いどころ満載
ハラハラドキドキで、最後はデュエットダンスのラブラブにドキドキ
見終って清々しい気持ちになった舞台でした
『伯爵令嬢』日生劇場公演 １０月３１日（金）迄
『伯爵令嬢』ＰＲ映像
http://kageki.hankyu.co.jp/pr_movie/earl_141011/
お話に出ました
「宝塚歌劇100周年 大運動会」ＤＶＤ
１２月２０日発売
各組の練習風景や当日のコメントなどが特典映像として入り、本番の映像も角度やバランスなどかなり楽しみなようです
知人が宙組応援席で見たそうですが、柚希礼音がめっちゃ目立ってたと言っていました！宙組ファンなのに視界には柚希礼音が・・・だったそう。ああ～１０年に一度なのに、大阪城ホールの感動を味わいたかったな～２０１４年、一番の心残り・・・でもＤＶＤ楽しみ
※敬称略