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雪組トップスター・壮 一帆、愛加あゆ退団公演初日開幕!!
 
宝塚歌劇団創立100周年の第5弾公演キラキラ
 
<宝塚雪組宝塚大劇場公演初日>
 
☆宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』
 ~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』(新潮文庫刊)~
 
☆グランド・レビュー
『My Dream TAKARAZUKA』
 
・・・の2本です。
 
お芝居は、前田慶次の衣装が素晴らしい!登場する度に豪華な衣装に釘づけ!ピンクの袴に赤い足袋。キラキラ、光っている~~~思いのほか笑って、泣けて、とにかく前田慶次がかっこいい~前田慶次と壮一帆はそっくりグー
 
ショーはめくるめく、あっという間の1時間!サヨナラショーの拡大版のよう。泣けます・・・客席、泣いています
 
開演前に客席で大拍手が起きたと思ったら、今回、ショーの楽曲を提供された宇崎竜童、阿木耀子ご夫妻がいらっしゃいました。
 
ではスター紹介。宝塚大劇場の天井近くに貼ってあるパネルを下からズームで撮ったのでちょっとビミョーな角度です。
 
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雪組トップスター・壮一帆(そうかずほ)
この公演で退団。
 
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雪組娘役トップスター・愛加あゆ(まなかあゆ)
この公演で退団。
 
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二番手スター・早霧せいな(さぎりせいな)
次期雪組トップスター
 
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三番手スター・未涼亜希(みすずあき)
この公演で退団。
 
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四番手スター・夢乃聖夏(ゆめのせいか)
お芝居でははつらつと沢山の笑いを取り^^ショーではかっこ良くキラキラ
 
まずは、お芝居。プログラムに公表されているあらすじまででそれ以上のネタバレはない様にします。もし、自分が読んで、この舞台を見てみたいと思う表現を心がけます。
 
☆宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』
 ~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』(新潮文庫刊)~
 
『一夢庵風流記 前田慶次』(いちむあんふうりゅうき まえだけいじ)
 
前田慶次って知ってます?私は今回初めて知りました。これは予習して見に行った方がいいかもしれません。人が沢山出てくるので、あの名前の人はこの人で、あの人は誰だっけ?と、人間関係や背景を整理しながら見ましたが、追いつけなかった箇所も。歴女じゃないので~ある程度、知っておいた方がいいかも。
 
傾奇者(かぶきもの)、傾いてる(かぶいてる)などと台詞によく出てきますが、
 
<傾奇者(かぶきもの)>
傾奇者・歌舞伎者とも表記。戦国時代末期から江戸時代初期にかけての社会風潮。特に慶長から寛永年間(1596年~1643年)にかけて、江戸や京都などの都市部で流行。異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのこと。茶道や和歌などを好む者を数寄者と呼ぶが、数寄者よりさらに数寄に傾いた者と言う意味。
 
宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』
 ~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』(新潮文庫刊)~
 
[解説]
隆慶一郎(りゅうけいいちろう)による人気小説を舞台化。世は関白・豊臣秀吉(夏美よう)の隆盛期、大名・前田利家(奏乃はると)の甥にあたる前田慶次(壮 一帆)は北陸で叔父に仕えていたが、仲たがいして利家の下を出奔し、京へと向かう。自由を愛し、派手な着物を着て、男性からも女性からも愛された前田慶次。
 
この演目が決まった当初から「壮一帆にぴったりだ」という声が多く聞かれた。
 
幼なじみで仲が良かったまつ(愛加あゆ)は大人の事情で利家に嫁がされる。まつと前田慶次の秘めたる恋の行方、奥村助右衛門(早霧せいな)との友情を軸に、天下の傾奇者(かぶきもの)として名を馳せた男の豪放磊落な生き様を描く。
 
同じ小説を原作とした「花の慶次-雲のかなたに-」という漫画もかつて週刊少年ジャンプで連載され、人気を博す。
 
※出奔(しゅっぽん)→逃げだして行方をくらますこと。
 
※豪放磊落(ごうほうらいらく)な生き様→度量が広く大胆で、小事にこだわらないこと。
 
600ページを超える原作も、
 
「読破という言葉が相応しい一気読みで、途中で物語を止めるのが嫌になるくらい面白かった」
 
「読めば読むほど、前田慶次が壮一帆にしか見えなくなってきた」
 
「「壮」大で魅力的な人物に溢れる物語は、壮一帆のさよならで上演するに値する」
 
「この作品を選んだ大野先生の壮一帆への愛を、どうしても感じざるを得ない」
 
との声もひらめき電球
 
前田慶次は壮一帆そのもの!前田慶次は実在の人物。色男で、皆を楽しませ、女にモテて、武道が達者!殺陣の場面のかっこいいこと、かっこいいこと!中学から剣道部に所属し、剣道初段の腕前が見事な殺陣の場面でめちゃめちゃ生きている!光っている
 
とにかく、衣装が凄いんです!スパンコール?スワロフスキー?めちゃめちゃキラキラキラキラ鮮やかな紫の袴にピンクの着物に赤い足袋に桜の模様。どくろマークが描かれた着物も!絢爛豪華キラキラ舞台も鮮やかで目を見張ります!
 
豊臣秀吉(夏美よう)の登場の仕方がいちいち凄いんです!そして耳が大きい耳
 
前田利家(奏乃はると)笑かすんです!愛加あゆの夫役だ~スゴイ!
 
深草重太夫/傾奇者(夢乃聖夏)面白い~爆笑とります~はっちゃけてる~でも憎めない~
 
直江兼続/上杉家の家老(鳳翔 大)甲冑姿もかっこいい!
 
加奈/助右衛門の妹。まつの侍女(大湖せしる)元男役の妖艶さがかもし出すセクシーさと美しさキラキラ
 
黒田官兵衛/秀吉の軍師(蓮城まこと)怪しい大人の男がとても似合うようになったと実感。
 
舞咲りん&透水さらさ 二人の歌がうまい~~~
 
四井主馬/前田家お抱えの忍び、偸組の頭領。雪丸の弟(彩凪 翔)この人の台詞から芝居が始まる重要な役どころ。
 
深草重三郎/重太夫の弟(彩風咲奈)笑わせる~可愛い~憎めないタイプ^^     
 
庄司甚内/又左衛門の息子(月城かなと)シュッとした男前。目立つお顔。
 
捨丸/偸組の忍び(咲妃みゆ)イイ!声が低く男っぽい。お顔は可愛い。月組で『春の雪』で明日海りおの相手役演った子だ~!あの時もヒロインいいなって思った~ 早霧せいなとの並びもお似合い。二人のお顔のバランスがイイ!
 
雪丸/小姓上がりの牢人(未涼亜希)一瞬、ブラックジャックかと思った!顔に傷が!芝居が始まって1時間の間にちょろちょろとお見かけしたが、あまり出て来ず・・・1時間経ってからが見せ場!大湖せしるとのラブシーンが素敵。あちらでは、壮一帆と愛加あゆのラブシーンが。こちらでは未涼亜希と大湖せしるとのラブシーンが!揃ってうっとりキラキラ
 
・奏乃はるとも、夢乃聖夏も、壮一帆も笑わせてくれるけど、一番笑いが大きかったのは、愛加あゆ「ば~~~~か」でした!笑ろた笑ろた~ニコニコ
 
戦いの場面では、必殺仕事人の様な曲がかかり、臨場感満点!
 
慶次の愛馬・松風に乗っての立ち回りもふんだんにあるのですが、松風は歌舞伎で使われる人間が前足、後ろ足に入った特製の馬で、本物の雰囲気を損なわない“名馬”
 
今回の松風は、片岡愛之助さん主演だった10年9月の大阪松竹座公演「花の武将(ひと)前田慶次」で登場したもので、稽古を見守った松竹演劇部によると、宝塚版は立ち回り、出番も多く「宝塚仕様にリニューアルしたもの」なのだそう。
 
愛之助さんには縁もある。前作「心中・恋の大和路」主演を前に、壮一帆が東京で歌舞伎版の同作を観劇した際も、主演が愛之助さん。心中ものの役作りなどを聞いたが「あの時は大和路で頭がいっぱいで、慶次と松風(について)は聞いてなかった。聞いておけばよかった」と。
 
<前田慶次あるある>
芝居で「慶次郎」と呼ばれていて、え?慶次郎なの?慶次じゃないの?と思いましたが、通称・前田慶次、本名・前田慶次郎利益なんだそうですグー

☆グランド・レビュー
『My Dream TAKARAZUKA』
 
[解 説]
宇崎竜童と阿木燿子がメモリアルソングを捧ぐ。100周年を迎える宝塚歌劇が紡いできた夢のごとく、ひとりひとりの人生には様々な夢がある。旅人たちの、若者たちの、恋人たちの夢をレビューに。宇崎竜童と阿木燿子が紡ぎだすメモリアルソングが、壮 一帆のラストステージを感動的に盛り上げる。
 
阿木燿子さんは山口百恵さん、キャンディーズのさよならの曲も書いているのですね!
 
<作曲・宇崎竜童さん、作詞・阿木燿子さんの主な作品の一部>
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「サクセス」、研ナオコ「愚図」、郷ひろみ&樹木希林「お化けのロック」、郷ひろみ「禁猟区」、中森明菜「DESIRE -情熱-」、南こうせつ「夢一夜」、内藤やすこ「想い出ぼろぼろ」、山口百恵「横須賀ストーリー」「初恋草紙」「夢先案内人」「イミテイション・ゴールド」「乙女座宮」「プレイバックPart2」「絶体絶命」「曼珠沙華」「美・サイレント」「愛の嵐」「しなやかに歌って」「謝肉祭」「ロックンロール・ウィドウ」「さよならの向う側」
 
素敵な作品の数々、素晴らしいですねキラキラ
 
作曲家宇崎竜童&作詞家阿木燿子夫妻が壮一帆が歌うメモリアルソング「伝説(レジェンド)誕生」を書き下ろし。
 
♪今、時が近づいている すべて思い出に変わる ついてきてくれてありがとう そばにいてくれてありがとう
 
そして、作・演出/中村一徳先生の「My Dream TAKARAZUKA」
 
♪優しいあなたに巡り会えて 幸せな夢を見せてくれた どんな時もいつも思っていた いつまでもあなたに思いは深く 忘れはしない
 
ダブルでさよならムード満点のショー(レビュー)なのです
 
暗転の中、銀橋に銀スパンの壮一帆登場!
 
♪この劇場で夢を見続けてきた 温かい思いが溢れる場所で 心を込めて歌おう(作詞:中村一徳)
 
って始まるんですよ
 
きらびやかなステージ、キラッキラな衣装でどんどんスター登場!歌詞は淋しいけど、舞台は華やかで目の保養キラキラ
 
そんな中、
 
未涼亜希「♪君への思い ここに残して・・・」と歌います(作詞:中村一徳)
 
♪歌え~踊れ~叫べ~踊れ~の主題歌が頭に残ります(作詞:中村一徳)
 
未涼亜希、ソロで登場のジゴロ。男役のスーツ物のダンス場面がかっこいいキラキラ
 
早霧せいな、スウィングドリーマー。黒タキシードに黒ソフト帽にキラッキラのスパンコールが散りばめられ、ダンスがチョーかっこいいんですけど!マイケル・ジャクソンの“BAD”にも出演した、イタリア在住のニューヨーク系ダンサーで振付家のブライアント・ボールドウィン氏の振付。
 
『ドン・カルロス』&グランド・レビュー『Shining Rhythm!』の時の印象深い人差し指を差し出すかっちょいい早霧せいなの場面もブライアント・ボールドウィン氏(Bryant Baldwin)『Shining Rhythm!』も中村一徳先生だ。
 
この場面、チョーかっこいいですよ~このレビューの中で1、2を争うかっこ良さキラキラ
 
彩凪 翔が下手花道からセリ上がりで登場!ってすごいな~と思ったら、夢乃聖夏は本舞台奥からセリ上がっていた!ここでも、これでもかっちゅうラテンのスター紹介!きらびやか~キラキラ
 
@最強大階段黒燕尾
大階段に黒燕尾の紳士たちが板付いている。紳士たちが大階段の中央に固まって揺れている。紳士たちが散ると、壮一帆が現れる!何と、大階段に足を広げて○○っている!
 
先日の花組、蘭寿とむさよならの大階段黒燕尾もめちゃめちゃかっこ良かったが、この黒燕尾もすご~~~~~いかっこいいキラキラ
 
今年は宝塚100周年で、先日も「セレブレーション100!宝塚」などで歴代トップスターの方々の円熟味の増した男役を見せて頂き、現役生はうんと年下になっちゃったしな~と思っていたけれど、年齢じゃないんだと思い知らされました。

素晴らしい音楽、舞台、衣装、振付、人々が揃えば、クォリティの高い芸術が生まれるんだとこの場面を見て実感しました!
 
振付は”平澤智”さん。ジャパンアクションクラブを経て、多くのミュージカルに出演。振付も多数手がける。スバラシイ!
 
未涼亜希「♪たとえ離れていても 君のことを思い続ける」って歌うのです
 
壮一帆「♪幕が降りる最後まで微笑み忘れはしない・・・ケセラセラセラ・・・」
 
気になるエトワールは!!
 
舞台を見てのお楽しみと思いましたが、ここに書かなくてもあちこちで耳にすると思いますので。
 
エトワール、まっつキタ━━━(゜∀゜)━━━ !!
 
未涼亜希「♪ひたすら歩んだ大切な時よ 君への思いをここに残して・・・」
 
【雪組組長・梨花ますみ初日挨拶】
・前田慶次の”友”、愛馬の松風のご紹介
・退団者8名の思い、見送る生徒の思いが詰まった作品
・組替えの咲妃みゆは、すっかり雪組生
 
【トップスター・壮一帆挨拶】
「初日のご挨拶は何を言おうか考えたのですが、初日が終わってみて、お客様の温かい温かい拍手が本当に有難いと思いました。タカラジェンヌは大きな大きな愛に日々包まれているのだと感じました。退団者はラストステージですが、残る人たちは次への100周年。かぶいてかぶいて(笑)豪華絢爛なショーをお届けして参りたいと思います。梅雨入りしましたが、じめじめせんと(笑)前田慶次も申しておりましたが、たのしゅうござるのーと(笑)」※走り書きメモの為、雰囲気で
 
あまり笑わないまっつが笑って手を振っていた~
 
カーテンコール2回。客席は名残惜しそうでした・・・
 
<宝塚雪組公演>
☆宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』
 ~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』(新潮文庫刊)~
☆グランド・レビュー
『My Dream TAKARAZUKA』
 
宝塚大劇場  6月6日(金)~7月14日(月)
東京宝塚劇場 8月1日(金)~8月31日(日)
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/correlation/j369_01.html
 
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大阪梅田駅、前田慶次前田慶次前田慶次前田慶次キラキラ
 
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宝塚のおみやげキラキラ
 
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現役のタカラジェンヌは自分よりうんと若くなってきたし、100周年だし、私もそろそろ卒業の時期を考えたりしていましたが(!)この公演のブライアント・ボールドウィン氏振付の早霧せいなダンス場面、平澤智先生振付の大階段黒燕尾場面を見て、心が震えました!あらためて芸術は素晴らしいな~ってキラキラ
 
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新作の芸術
 
※敬称略