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宝塚星組東急シアターオーブ公演
ミュージカル 『太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~』
 
5月17日(土)~6月2日(月)
■主演・・・柚希礼音(ゆずきれおん)
脚本・演出/木村信司
 
【解説】
2005年にパリで初演されたフランス・ミュージカル『太陽王』は、17世紀のフランス国王ルイ14世=太陽王の生涯を、彼の恋愛に焦点を当てながら、流麗なフレンチロックに乗せてダイナミックに描いたスペクタクル・ミュージカル。
 
わずか4歳で即位、長く傀儡政権(かいらいせいけん・形式的には独立しているが実質的には他国によって操られている政権)であった王が自立し「朕(ちん・我はなどの意味)は国家なり」との言葉を残し、絶対君主となった時、最も高い場所に上がったルイ14世には、国王であるがゆえの孤独と闘いながら、国王として愛されるのではなく、ひとりの人間として愛されるため、多くの女性の存在があった。
 
ヴェルサイユ宮殿の建設や王立バレエ・アカデミーの創立など、フランス文化を興した最初の王と言われる、ルイの王としての葛藤を、珠玉の音楽の数々に乗せて描く。
 
初演以来8年間フランス一番の興行記録を打ち立て、ヨーロッパで170万人以上の観客を動員したこの大作の日本初演!
 
【感想】
@シアターオーブという事で、バレエミュージカルかなと思いきや、ガッツリ、フランス国王のお話だった。
 
@木村信司先生ということでドキドキしたが、8年連続フランスで興行1位の作品という事で見応えがあった。
 
柚希礼音が踊る踊る!戦場の場面でも踊る踊る!しなやかなバレエが堪能できる。歌声も素晴らしい!
 
ヒロイン、マリー(綺咲愛里・きさきあいり)が可愛い~お顔が小さくて可愛くて。でもひとたび喋るとお顔からは想像つかない低い声でビックリ!でもイイ!
 
もうひとりのヒロイン、フランソワーズ(妃海 風・ひなみふう)の芝居がうまい~じょうず~!しかも声が低い~歌ももっと頑張ったら完璧に。
 
ムッシュー(紅ゆずる・くれないゆずる)太陽王の”軽い””お気楽な弟”ヒョウ柄の衣装にレインボーカラーの房、レインボーカラーの髪、目の周りはラメがいっぱい!登場すると笑いが!ほっこりする役。
 
マザラン(十輝いりす)国王の監督者。威厳があってよく似合っていた。 太陽王も太陽王の母もこの人の一存で物事が決まる。
 
アンヌ(万里柚美・まりゆずみ)太陽王の母。美しくそしてめっちゃ怖い~
 
モンテスパン夫人( 壱城あずさ・いちじょうあずさ)1幕、美しい夫人が出てきたと思いきや、しばらく出てこず、あれは錯覚だったのかなと思っていたら、2幕に大活躍!美しさと怖さがとてもよく似合っていた。あの怖さはクセになりそう~黒ミサの場面はかっこいい!銀ラメのネイルにも注目。太陽王とのラブシーンでは胸に手が・・・紅ゆずるとのツーショットも。
 
マリー・テレーズ(優香りこ・ゆうかりこ)太陽王の妻。妻役にビックリ!が、マリー・テレーズとフランソワーズの場面では2ヶ所で涙が・・・ 
 
ボーフォール(真風涼帆・まかぜすずほ)「フランスの為に王をさらってでも」と、平民たちと立ち上がる。正義の味方のような素敵な役。が、結末に涙
 
コルベール(十碧れいや・とあれいや)太陽王の法律を束ねる役。立ち姿だけでかっこいい。とても目立つ。最後のショーでも、紅、真風、十輝と4人口でのダンスあり。今後が楽しみ。
 
モリエール(瀬稀ゆりと・せきゆりと)冒頭からずっとストーリーテラー、語り部。フランスの歴史、年号、難しい名前なども大量の台詞を操り素晴らしい!
 
ラ・ヴォワザン(夏樹れい・なつきれい) 占い師、魔女。黒ミサ事件の首謀者。男役なのに魔女の役がイイ!釘づけ!
 
この”黒ミサ”の場面が2ヶ所ありますが、すごいんです!8組の男女がそこここで抱き合って、このフリというか”動き”が凄い!すみれコードギリギリ!倖田來未もビックリ!8組それぞれの動きが違うので、すべて見るのに8回かかるし、魔女も凄いので、計9回見なければすべて見れないかも
 
「王とは国民を照らす太陽」
 
太陽王・柚希礼音と4人の女たちの絡み、行方も見応えあります。
 
皆、男女ともユニークな鬘に趣向を凝らしているので、鬘とアクセサリーを見るのも楽しい。
 
これだけの歌が沢山あるので、是非、歌姫・毬乃ゆい(まりのゆい)の歌声も聞きたかった。あの歌声が加わったらもっとクォリティが上がったにちがいない。
 
ラスト、黒燕尾の素敵なショーもあります。柚希礼音と二人のヒロインのデュエットダンス?トリプルダンスに客席から微笑ましいという笑いが
 
妃海 風、綺咲愛里がとても可愛くてヒロインにぴったり!柚希礼音とのコンビが新鮮でした。(夢咲ねねちゃんも好きです)
 
客席降りも。真風さんfanの方は上手方向が良いのでは。舞台横一列にミルクの様に並んで客席1列目のお客さんと握手するポーズも。1列目美味しいなぁー
 
<客席の声>
「ヒロインの地声低いね」
「この芝居、良かったね!」
「あなた、寝てたじゃない!」
「目をつぶって歌を聞いてたのよ」
 
【万里柚美組長挨拶一部】
「1ヵ月半前まではナポレオン(笑)今は踊る太陽王(笑)、柚希礼音がご挨拶致します」
 
さすが関西出身、笑かすなぁ~ニコニコいらしていたフランスの作家先生のご紹介もスラスラと素晴らしかったです。舌噛みそうなのに。
 
【トップスター・柚希礼音挨拶一部】
「ナポレオンを忘れ(笑)ルイになり(笑)38名と一致団結して、髙い壁を乗り越え、メッセージ性のあるお芝居なので素晴らしい楽曲に乗せて頑張りたい」
 
~カーテンコール1~
柚希「東急シアターオーブ、すごく広くて感動しています!」
 
客席「ブラボー!ブラボー!」
 
~カーテンコール2~ 
客席スタンディングオベーション
柚希「何とか初日を終えましたー!明日から更に精進してまいります!」
 
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宝塚星組東急シアターオーブ公演
ミュージカル 『太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~』
5月17日(土)~6月2日(月)
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/382/index.shtml
http://theatre-orb.com/lineup/14_taiyo/
 
次の東急シアターオーブ公演『オーシャンズ11』宝塚でも人気を博したミュージカルが香取慎吾、山本耕史、橋本さとし、霧矢大夢、観月ありさ出演で。元宝塚月組トップスター・霧矢大夢さんが出演するのも楽しみですね
 
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東急シアターオーブは渋谷ヒカリエ11階にあります。
 
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渋谷ヒカリエ11階から見た新宿キラキラ
 
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ある日の東京宝塚劇場。男役志望の私と娘役志望の大林素子さんでは階段ポーズが違いますね
 
※敬称略