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ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」
 
感動に感動を呼んだミュージカルキラキラ
 
ミュージカル初舞台の平原綾香さんが凄かったキラキラ
 
3月12日からの長い公演が4月27日、千秋楽を迎えました!
 
日比谷の日生劇場50年の歴史で、毎日、満席という凄い偉業を残しました!
 
かつては、越路吹雪さんのロングランコンサート、『オペラ座の怪人』初演の時も連日満員御礼だったそうですが、近年、ミュージカルではダントツの入りだったそうです。しかも、上演期間が長い!
 
作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが手がけた「オペラ座の怪人」の続編。
 
「オペラ座の怪人」はロンドンで1986年に初演され、世界27カ国で1億3千万人超を動員。日本初演は昭和63年、同じ日生劇場で市村正親さんが怪人を演じました。
 
10年後の怪人とクリスティーヌを描く!
 
主役の怪人役を市村正親、鹿賀丈史がダブルキャストで演じる事でも話題になりましたが、主要キャストがダブルキャストという事で、こちらも話題にキラキラ
 
【キャスト】(50音順)
ファントム:市村正親/鹿賀丈史
クリスティーヌ・ダーエ:濱田めぐみ/平原綾香
ラウル・シャニュイ子爵:田代万里生/橘慶太
メグ・ジリー:彩吹真央/笹本玲奈
マダム・ジリー:鳳蘭/香寿たつき
グスタフ:加藤清史郎/松井月杜/山田瑛瑠
 
フレック:あべみずほ
スケルチ:辰巳智秋
ガングル:ひのあらた
 
上野聖太、さけもとあきら、染谷洸太、田村雄一、丹宗立峰、遠山裕介、港幸樹、安福毅秋園美緒、秋山エリサ、彩橋みゆ、飯野めぐみ、家塚敦子、池田知穂、池谷祐子、佐々木由布、吉田萌美
 

 【STORY】(思いっきりネタバレ)
パリ・オペラ座の失踪から10年。
ジリー親子の助けを得てニューヨークに移ったファントムは、コニーアイランド一帯の経営者となり財をなしていた。
 
クリスティーヌの幸せを願い、一度は彼女の前から姿を消したファントムだったが、その想いが消えることはなかった。
 
一方、ラウルと結ばれたクリスティーヌは一児の母となり、高名なプリマドンナとして活躍していた。一家の幸せに影を落としたのは、ラウルがギャンブルでつくった多額の借金だった。

そんな折、クリスティーヌにニューヨークで催されるコンサートへの出演依頼が舞い込む。あとでわかるが、これはファントムが仕組んだ事だった。
 
借金返済のため、仕事を引き受ける決意をしたラウルとクリスティーヌ。息子グスタフを伴い渡米した彼らの前にファントムが現れる。
 
ファントムは、クリスティーヌの息子グスタフの音楽の才能が素晴らしい事に気付く。「ピアノを私のように弾くとは!」
 
「君がどう感じるか知りたい」と遊園地のおどろおどろしい物をグスタフに見せる。「美しい」と言うグスタフ。
 
グスタフは10歳。ファントムとクリスティーヌの再会は10年ぶり。まさか・・・!
 
グスタフはファントムの息子だった。
 
ファントムは醜い顔を隠したお面を外した。それを見たグスタフは「キャー!!」と言って逃げた。10年前、クリスティーヌも同じように逃げた事を思い、ファントムは落胆する・・・
 
仮面を外したファントム。髪の鬘も外し、髪は白く、頭皮が透けていた・・・
 
そして、ファントムはクリスティーヌに告げる「私が父親だとはあの子には言わないと誓ってくれ」涙
 
それでも、ファントムはグスタフに遊園地などすべてをあげようと思った。
 
そこで黙っちゃいないのが、マダム・ジリーとメグ・ジリーの母子。ずっとファントムに尽くしてきたのに、ファントムだけを見てきたのに。「あの子さえ、この世にいなければ!」とマダム・ジリー。だが、グスタフをさらったのはメグだった。
 
メグはグスタフを海に落とそうとする。「僕、泳げない」「大丈夫、すぐに終わるから」

メグはファントムに気に入られたい為だけに、知らない男ともベッドで寝たと告白。
 
グスタフはファントムに助けられたが、メグが持つ銃を取り上げようとした時、誤ってクリスティーヌを撃ってしまった・・・・・・
 
クリスティーヌに抱きつくグスタフ。駆け付けたラウルもクリスティーヌを抱き締める。
 
3人から離れ、ひざまづくファントム。すると、グスタフがファントムの肩に手をやり、お面を外し、顔の傷口にそっと手をやる・・・
 

 
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【千秋楽のキャスト】
ファントム:鹿賀丈史
クリスティーヌ・ダーエ:平原綾香
ラウル・シャニュイ子爵:田代万里生
メグ・ジリー:笹本玲奈
マダム・ジリー:香寿たつき
グスタフ:加藤清史郎
 
私は2回目。最初はやはり、市村正親さんと、ミュージカル界の歌姫・濱田めぐみさんの回で見たいなと観劇。
 
すると、平原綾香さんの評判が凄い事になっているとほうぼうから聞き、平原クリスティーヌを見てみたいと思ったのです。
 
ミュージカル初出演というより、ミュージカル界のディーバで見てみたいという方が多く、評判を聞き、平原綾香さんの回も買い足して見るという方が多かったそうです。何と、20回、30回見た方も!!
 
劇団四季で15年、数々のヒロインを演じた濱田めぐみさんもとてもとても素晴らしかったですが、ミュージカル初出演とは思えない、平原綾香さんもとーっても素晴らしかった!
 
ジュピターの歌で低音の魅力と思っていましたが、初オペラとは思えないオペラが素晴らしい!鳥肌が立ち、平原綾香さんの歌を聞いているだけで涙が・・・演技もとてもじょうずでした!
 
@ミュージカル界で人気の田代万里生さんの歌も良かった!ダブルキャストの橘慶太さんは松浦亜矢さんの旦那様です。どんなだったのかな~
 
笹本玲奈さんのメグは可愛らしくて、水着の美女の場面は釘づけ!舞台上で6回も早替わり!そして、ファントムへの叶わぬ思いが切なくて・・・ダブルキャストの彩吹真央さんは元宝塚の男役、二番手スター。
 
@マダム・ジリーの香寿たつきさんは元宝塚トップスターの男役の低い声で怖いジリー、歌がめちゃめちゃ凄かった~~~!
 
「すべてをあの子に?10年尽くしてこれが答え?
奪われるの すべてあの子に 積み上げた夢のすべて 
あの子さえ この世にいなければ!」
 
・・・と歌い上げて1幕の幕が降りる。怖ッ…(lll゚Д゚)…!!!休憩時間のロビーで「マダムジリー怖い!」との声が。鳳蘭さんはさすがの存在感だそうで、見たかったなぁ・・・
 
平原綾香、田代万里生、笹本玲奈、香寿たつきの4人の乾杯の歌は素晴らしすぎる~~~キラキラ
 
@グスタフ:加藤清史郎クンは子ども店長です。けなげで可愛かったです。山田瑛瑠クンも可愛かった。松井月杜クンの歌が素晴らしいそうなので聞いてみたかった~
 
@ファントムは市村正親さんも、鹿賀丈史さんも共に素晴らしかったです!
 
・・・と、実力者たちのダブルキャスト。すべての組み合わせが見たいと思うマジックです。
 
オペラ座の怪人を知らない方へ・・・
 

 【オペラ座の怪人あらすじ】
 
19世紀末のパリ、オペラ座の若手女優クリスティーヌは、自分の楽屋の裏から聞こえる『天使の声』の指導で歌唱力を付け頭角を現すが、オペラ座には謎の怪人が住み着いていた。
 
クリスティーヌの恋人ラウル子爵は天使の声の主に嫉妬し謎を解こうとするが、その主こそ『怪人』であり、オペラ座の地下に広がる広大な水路の空間に住み着いた男エリックであった。
 
エリックは生来の醜悪な人相に壊死した皮膚を持つ、見るもおぞましい異形の男であったが、クリスティーヌに恋をしていた。
 
エリックは遂にクリスティーヌをさらってオペラ座の地下深く消え、残されたラウルは警察とクリスティーヌを追ってオペラ座の地下へ潜入しエリックを捕らえる・・・
 

 「愛は死なず」「心の目」「月のない夜」「負ければ地獄」「水着の美女」の歌が頭をグルグル回っています!
 
「愛は死なず」
愛は生きる 時を超える ただ一度の愛でも
愛は決して決して死なず
どんな痛みも耐え抜く どんな運命も生き抜く
愛はただ生きてゆく 愛は死なず 愛は永遠に・・・
 
「月のない夜」
熱くたぎるものに 身も心も 全て許して
愛を重ねた 月のない夜
全て終わった 夜が明ける前 自分を恥じた 見られる辛さを
まだ寝ている 君を残して 別れを決めた 月のない夜
 

 【千秋楽 出演者挨拶】(メモで覚えている限り)
 
鹿賀丈史「無事に千秋楽を迎えられ、連日、満員のお客様で幸せいっぱいです。それでは出演者からひとこと頂きましょう」
 
笹本玲奈「鹿賀さんをはじめ出演者の皆様、普段ご一緒する事のなかった綾香ちゃんに刺激を頂きました。さつじん者という辛い役どころで(ここで平原綾香「ころそうとした訳じゃないもんね」)楽しく挑戦しました!」
 
加藤清史郎「歌が難しくて大変でした。毎回、今の僕にしかできない事を精一杯頑張りました。終わるのは淋しいんですけど~(笑)淋しい・・・」
 
香寿たつき「お歌が難しくて大変でした。出演させて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。私はいつも植物に例えて、お客様の拍手、照明、音楽などで光合成をして舞台に立っているのですが、こんなに細胞が生まれ変わる光合成はありませんでした。貴重な経験をさせて頂き、これからの舞台にも生かしてゆきたいです」
 
田代万里生「毎日、毎日、フラれ、飲み、ひとりになり(笑)橘クンとなぐさめ合う毎日もようやく終わろうとしています(笑)この様な大作に出させて頂き、初日から千秋楽まで全公演満席という生まれて初めての経験でした。音楽、演劇を再認識しました。口数の少ない役なので何を表現しようかと、毎日、初日の様にドキドキしていました!」
 
平原綾香「あーーーー(笑)この役がきた時ビックリしました。オペラっぽい歌はなかったし、自信がなかったです。ミュージカル素人の私をと言うホリプロ凄いなと思いました(笑)骨を埋める気持ちで頑張りますと言っていましたが、昨日、打ち上げで、これからコンサートツアーが始まるので骨を掘り起こしますと言ったら白い目で見られました(笑)演技も台詞も不安でしたが、初めて気づきました。素晴らしい人たちと演技をすると心が動き、涙が出る事に!皆さん本当にありがとうございました!(と、キャストたちへおじぎ)デビューして10年。オペラ座の怪人も10年後。歴史を持った、魂を持った作品。クリスティーヌは架空の人物ですが、クリスティーヌの魂はあると思います。毎日、クリスティーヌに歌を台詞を下さいとお願いしていました。お役目が終わりますが、愛は死なずをコンサートで歌って欲しいとのご意見を頂き、まだ試練をお与えになるのかと(笑)出来るだけ頑張りたいと思います。きょうはパッと打ち上がりたいと思います(笑)」
 
鹿賀丈史「公演が始まって、4~5日目に喉を痛め、どうしても声が出ない。お客様の前に出るのは失礼な事でした。市村が代わりにやってやるよと言ってくれて5回、代わって頂きました。きょうまで毎日、病院から劇場通いで、この年になってつらいとあらためて感じました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。そして、ありがとうございました」
 

 平原綾香さんの挨拶って面白いんだ~ユーモアセンス抜群!頭いい~6月から始まる平原綾香コンサートツアーでも『ラブネバーダイ』の歌を歌ってくれるみたいですねグー
 
平原綾香コンサートツアー日程
http://www.camp-a-ya.com/free/feature/?id=16&hash=e12e0
『ラブネバーダイ舞台映像ダイジェスト』
https://www.youtube.com/watch?v=qLWgpXPAQaA
『ラブネバーダイ制作発表で歌が聞けます』
https://www.youtube.com/watch?v=iKn-I-101_Y
『ラブネバーダイ キャストインタビュー動画』
http://hpot.jp/stage/loveneverdies/movie
新★藤川奈々公式ホームページ
 
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観劇のお供に”鹿児島の塩豆かるかん”も~これにハマって~地下鉄日比谷線日比谷駅A4出口前に鹿児島県の「かごしま遊楽館」があるのです♪5個入りで500円ちょっと。
 
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右は『ラブネバーダイ』が上演されました日生劇場です
長~いレポートになりましたが、それだけ素晴らしかったのです!鹿賀丈史さん、おつらかったでしょうね・・・ファントムの台詞で「暗闇で息もできない」とあるので、ファントムは完璧に流暢に歌えなくてもと思いましたが・・・
 
素晴らしい舞台を見たり、刺激を受けたりして光合成して細胞を生まれ変わらせましょうね※敬称略