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大林素子さん主演舞台が幕を開けましたキラキラ
 
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戦後68年を飛び越えて
『MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』
 
出演:大林素子、野久保直樹、林明寛、ワッキー 〈ペナルティ〉、小西博之 他

大林素子さんがライフワークとしている舞台も今年で5回目。
大林さんが特攻隊員、鳥濱トメさんの生き方に感銘し、是非、この舞台をやりたいと始まった舞台です。
私は毎年見ていますが、毎回泣けます・・・
涙が溢れて止まりません・・・
ストーリーを知っていても泣けます・・・
1回見ただけだとわからないところもあります。
見れば見るほど味が出てきます。
だから中身をお教えします・・・

<あらすじ>
大東亜戦争末期、戦況の悪化に伴い、日本軍は爆弾を抱えて体当たりをする「特別攻撃」を採用した。
鹿児島県知覧町にたる航空基地からも、連日のように特攻隊が出撃していった。
 
そんな中、特攻隊員たちが、出撃直前に連日、訪れる場所があった。軍指定食堂の「富屋食堂」である。
食堂の経営者である鳥濱トメは、明るく気さくな人柄であった為、出撃していく若き特攻隊員たちの心のよりどころとなっていた。
 
隊員たちは、トメに自分の母親の姿を重ねていたのである。
彼らは、残されたわずかな時間を富屋食堂で過ごし、よく飲み、よく歌い、夜明けまで語り合った。
 
様々な思いを残して出撃していく特攻隊員たち…
トメはただ、彼らを見送ることしか出来なかった…
 
戦後、「富屋食堂」をアメリカ軍の食堂にとの要請が・・・
そして・・・
 
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河野うさぎさん、小西博之さん、都布良ひとみさん、日出郎さん。
 
河野うさぎさん、都布良ひとみさんの堀川親子が泣ける・・・
都布良ひとみさんは元タカラジェンヌ。春野寿美礼さんと同期。
小西博之さんの警察署長が迫力満点!うまい!怖い!渋い!
日出郎さんは闇商人と通訳で活躍!ダンサーで歌手で役者で新宿二丁目「ククナマハロ」オーナー。
 
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荒木田少尉で泣かせる横田健介さん。
 
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日出郎さんと吉本芸人・ワッキーさん(ペナルティ)
ワッキーさんの憲兵が怖い!迫力満点!こんなにうまいとは!
戦後の場面ではギャグで笑える!毎回、何かしてくれそう~

~舞台写真より~
 
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「富屋食堂」の鳥濱トメ(大林素子)は特攻隊のお母さん的存在だった。自分の着物を処分してまで特攻隊員に食糧を作ってあげていた。大林さんには確かにトメさんの魂が息づいていた。
 
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特攻隊員たちは出撃前、遺書を書く・・・
 
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堀川圭作が出撃前日に生けた花。もう枯れてしまった。
そこへ堀川圭作の母と姉が訪ねてくる。
母は字が読めないからと圭作の名前の札を隠す姉・・・
圭作は別の基地に行っていると皆で母に言う。
母は圭作に作ってきた弁当を特攻隊員たちに食べて欲しいと渡し、圭作が世話になったとトメに礼を言う。そして・・・
「頭が悪くても自分の息子の事はわかるよ。出撃したんですね・・・圭作が生けたお花をもらっていいですか・・・」
 
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父母が亡くなり、兄と妹のふたりきり。
 
妹「しーちゃんはおにいちゃんのおよめさんになる」
兄「しーちゃん、兄妹は結婚できないんだよ」
妹「あしたはなにしてあそぶの?」
兄「明日はお兄ちゃん、大事な用があるんだ」
妹「おにいちゃんはいつかえってくるの?」
兄「・・・・・」
 
兄は給金すべてを妹の通帳に入れていた。
 
~遺書より~
しーちゃん、女学校に上がったら、この通帳を使いなさい。
おじさんに言って、お兄ちゃんの時計、軍刀もお金にかえなさい。
プロペラがまわりました。お兄ちゃんはしゅつげきします。
しーちゃん、強く生きてください・・・
 
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柴田正男は自分の乗るプロペラ機の車輪をわざとパンクさせたり、
何度も戻ってきて、上司、同僚になじられ、殴られていた。
柴田には理由があった。
母ひとり子ひとりの柴田は最後の親孝行に母に遺族年金をあげたかった。来週になれば昇進して少尉になり、今の身分より遺族年金をあげられるからそれまで生かして欲しいと。
荒木田少尉は黙認し、殴った金山は柴田を抱き締めた。
警察署長は、見なかった事にしてくれた・・・
 
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そして、出撃―――――
片道の燃料だけで二度と帰って来れない死出の飛行。
「1回しかない本番だ!」と隊長の激が飛ぶ・・・
 
一青窈さんのハナミズキが流れ、戦争時の本当の出撃映像、撃ち落とされる映像に涙・・・もう本当に号泣です・・・
戦争は絶対に起きてはならないと痛感します。
こんなに胸を打つ、何度見ても涙がこぼれて止まらない舞台はあるでしょうか・・・
ここに書いた以外にももっともっと胸が締め付けられる場面が沢山あります・・・
 
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特攻により約5333名が自ら散ってゆきました。
そして、その大半が10代半ばから20代の若者でした。
 
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実際の特攻隊員
 
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出撃・・・
 
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特攻隊員とトメさん。

「MOTHERプロジェクト70」
戦後70年(2015年)に向け、当時、特攻で散って行った世代と同じ世代の方々に、たった70年前にこの日本でこのような事があった事を知ってもらおうと、全国の中学、高校、大学などでの地方公演を考えているそうです。
 
・この公演を自分の出身校、出身地、会社で見たい、見せたい方
・自分の出身校が演劇や芸術鑑賞をしている方
・活動に賛同して支援して頂ける方

お心当たりの方・・・
【MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語】
http://www.airstudio.jp/index_131211mother_tokyo.html

 
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Kー1、城戸康裕さんも
城戸さんもいたく感動し、お友達にも沢山見せたいとの事。
 
この公演に感銘を受けたサラリーマンの方が自分でチケットを20枚買い、会社の部下に見せたそうです。すると、部下たちが家族、友人を誘い、その友人が友人を誘い・・・
そのサラリーマンの方は自ら中学校、高校に電話をし、この舞台の素晴らしさを語り、10校近い学校が観劇に来る事になったそうです!すごいバイタリティ!見習いたいです。
その方曰く・・・
 
「仕事より大事なものがある」
「今、自分には何ができているか」
「1年に1回、心のデトックス」
「1年に1回、涙を出してデトックス」
 
是非、ひとりでも多くの方に見て頂きたいです。
感動、デトックス、間違いないです。
 
~MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~
【東京公演】
新国立劇場/小劇場
2013年12月11日(水)ー15日(日)
11日 18:30
12日 14:00/18:30
13日 14:00/18:30
14日 14:00/18:30
15日 12:00/16:00
 
【広島公演】
2014年 3月11日(火)~12日(水)
アステールプラザ / 中ホール
 
【神戸公演】
2014年 3月15日(土)~16日(日)
新神戸オリエンタル劇場
 
【MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語】
http://www.airstudio.jp/index_131211mother_tokyo.html

『マザー MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語』2016 を書いた記事
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/57198013.html

『マザー MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語』2015 を書いた記事
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/56998170.html

『マザー MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語』2014 を書いた記事
http://blogs.yahoo.co.jp/dreamjapan04/56434074.html

藤川奈々ホームページ
http://www.nanafujikawa.com
藤川奈々ナレーションサンプル
http://www.youtube.com/watch?v=Gbv6AFa3uvY&feature=youtu.be
食べログ(ニックネーム:福山麗子)
http://tabelog.com/rvwr/000355206/

終演後、大林素子さん、出演者がロビーでお見送りします。舞台の感想などを是非お伝え下さい。