中2いじめ、138回答-(読売新聞)

大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が、自ら命を絶った問題で、

市教委が、直後に全校生徒(約860人)に行ったアンケートの回答から、生徒が受けた激しいいじめの実態や、

心配する同級生らの前で平静を装って耐える様子などが浮かび上がってくる。

市教委は、いじめを示す回答計335件の半数近くを「確証が持てなかった」として公表していなかった。

いじめを止められなかった学校側の対応に、改めて批判が集まりそうだ。

回答のうち「暴力」に関する記述は138件あり、

「トイレで殴られていた」「廊下でおなかを蹴られていた」「鉢巻きで首を絞められていた」

「体育大会で集団でいじめにあっていた」などと書かれていた。

「金銭要求」は13件、「万引きをさせられた」が11件。

自ら命を絶つ練習をさせられるといった「暴言・嫌がらせ」は173件で、

「おまえの家族全員しね」と言われていたり、ハチのしがいを食べさせられそうになったりし、

顔に落書きされていたとの回答もあった。

昨年の夏休み明けから始まったとみられるいじめは、次第に激しくなり、生徒の異変に気付いた同級生もいた。

「いじめられているのを隠すかのように、つらそうな笑顔をしているのを何度も見た」

「口数が減っていたような気がした」などのほか、

「2学期の中間テスト(亡くなる直前)の頃、極端に元気がなかったので心配した」との記述も。

生徒は、目の下にできた青あざについて「自分で殴った」と説明。

同級生には「大丈夫」と言って平静を装っていたという。

「(生徒が)担任に泣きながら電話したが、翌日、担任から、加害者とされる生徒らの前で『大丈夫か』と尋ねら

れ、『大丈夫』と答えていた」とした後、「いじめている人の前で聞くのはおかしい」との教師批判も書かれていた。

教諭らが「見て見ぬふり」をしていたとの指摘は、伝聞で15件。

生徒への暴力やいじめは教室、廊下、校庭など人目に付きやすい場所でもあったとされるが、

生徒からのSOS、同級生らが気付いた生徒の異変は学校側に届かなかったようだ。

いじめを示す回答335件のうち、昨年11月に市教委が記者会見で明らかにしたのは、

同級生らが実際に見聞きし、記名があった内容のみで、約半数。

市教委は「伝聞や無記名の回答は追跡調査が難しかった。

加害者とされる生徒に、教育的配慮から確認できなかった内容もある」としている―――――


いじめられてるって、プライドがあって、親には言えないのです。

2005年、埼玉県北本市で、中1の女の子が自ら命を絶った、いじめ認定裁判では、昨日、敗訴が。

ナゼ、いじめはエスカレートしているのでしょう。ナゼ、なくならないのでしょう。

皆さんはどう思われていますか?
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