毎週土曜日は「心の扉を開ける」ページにしようと思います。
この夏、佐賀県武雄温泉で出会った、全盲のマッサージ師さん「石橋妙子さん」
私は、石橋さんに会い、心が洗われる思いでした。
石橋さんに比べたら、自分の悩みなんてちっぽけなものでした。

「振り向けばすべて愛だった」

これは、石橋さんの言葉です。この言葉をタイトルにさせて頂きました。
先週、第一回としてご紹介させて頂きましたが、石橋さんが歩んできた苦労を私が書くのはいかがなものかとの
ご意見もありました。石橋さんご本人にお尋ねしましたところ、紹介してくれるのは有り難い事、との事でした。
石橋さんがお話になる内容をテープに録って、それを文字に起こせばとのご意見も頂きましたが、
それでは私が書く意味がなくなります。
ここでずっと石橋さんの人生を私が書いていく訳ではありません。
石橋さんをはじめ、人生の影響を受けた方々、自分の思い、経験をふまえて記してゆきたいと思います。


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石橋さんが18歳の時に、高校の授業でサッカーボールが目に当たり失明したと書きましたが、
もっと詳しく書けば、2年の入院でうっすら見えるかもしれない状態で、
その後、子供を出産し、分娩室から出てきた時、真っ暗で何も見えなくなりました。

男の子と女の子に恵まれ、全盲の中、育てました。
バスに乗り、電車に乗り、子供のオムツを取り替えました。
きっと周りの人はびっくりして見ていた事でしょう。
子供が3歳くらいになると、スーパーに買い物に行くと、商品を読み上げてくれました。
子供と釣りにも出かけました。
中学校の校庭を自転車に子供二人を乗せて走りました。
「お母さん、ポールがあるよ」「お母さん、そこ右」と子供達が教えてくれるので全く怖くありませんでした。

うちにはしょっちゅう、子供達が遊びに来ていました。
私が料理を作っていると、子供達がびっくりして見ているようです。気配でわかります。
2~3回はそうして見ているけれど、その内、子供達も慣れてきて、
「なんでできるとー」
「なんで見えんとー」
「なんで手ば切らんとー」
「ほんとに見えんとー」
と、私に寄ってきます。その内、子供達は何も気にしなくなります。

私は子供の友達をいつでも受け入れてきました。家族を受け入れてきました。
その頃、従業員10人、家族6人の16人の食事をいつも作っていました。
怖いと思った事は一度もありません。火事の心配も全くありません。私は上手なものです(笑)
動物も飼っています。
庭には花も育てています。

「やってやれない事はない。やらずにできる訳がない。」
「自分に負けない。甘えない。」
「人間、生まれてくる時と、死ぬ時は皆ひとり。一本杉と思う。」

私だって人間だもの。落ち込む時もあります。人間、誰しも波はありますから。
でも、すぐにプラスに転換します。
自分が経験してきた事すべてに意味があり、無駄な事はひとつもありません。
あの時、サッカーボールが当たらなければ、30歳で乳がんにならなければ、
と一度も悔いた事はありません。

「運命は逃げられない。運命は変えられない。」

しょんないな~と思います。

一番感動した事は・・・
娘が二十歳の誕生日の日に、携帯に電話をしてきて、
「お母さん、今まで育ててくれてありがとう」って言うんです。
私は歯の治療中でしたが、泣けて泣けて・・・
ずっと、誕生日は自分を祝うんじゃなくて、産んでくれた事に感謝をする日と言ってきましたが、
それが、二十歳の誕生日に言ってくれるなんて・・・嬉しくて嬉しくて・・・

私は、義眼にしないかと言われています。
でも、義眼にするには、自分の本当の目を削らなければいけません。
今、たとえ見えなくても、本当の目を削ってしまえば、二度と回復できません。
私は一度でいいから、子供達の笑顔が見たい。
お母さんにそっくりよと人に言われるけれど、どんなに似ているのか私にはわからない。
だから、自分の目で確かめたい。
医学の進歩を待って、その日を楽しみにしているんです。。。


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「夢があるから がんばれる」
石橋さんはいつも明るくて、石橋さんとお話していると、ほんとに心が洗われます。
治療院には、人生相談に来る方も多いそうです。あ、もちろん、マッサージも受けながら・・・
私もまた佐賀県武雄温泉に出かけたいです。
その為に軍資金を貯めると、石橋さんにも約束しました
皆さんも、近くにお出かけの際は、是非、石橋さんに会いに行ってみて下さい♪


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マッサージランド ゆとり

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