お父さんが8月14日に脳出血で倒れて42日目。
ICUから命が助かった喜び、掛け声の反応してくれた喜び、目を開けてくれた喜び。。。
救急医療センターから、リハビリ専門の病院に移りました。
救急の時はいつも車椅子をこちらが押してあげていたのに、リハビリ病院に来て、
医師から車椅子に乗ってみなさいと言われ!
上手に動かして私達を驚かせたのです。
家族が来ない午前中に一生懸命に車椅子に乗って練習をしていたと。。。。
お父さんの生きたいという生命力を感じました。。。
お父さんは私の事がわからないのではと思っていました。
母が「この人はだれ?」と聞くと、「な・な・こ・・・」と。
私は、お父さん、私を覚えててくれたの~と泣き。。。
私の泣く姿を見て、お父さんも泣いた。その二人を見てお母さんも泣いた。。。
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畑で倒れていたお父さんを助けて下さった方に、母が畑に行った際、お会いする事ができ、
お母さんがお礼を送ったら、お手紙がきました。
その手紙を読み上げてくれながら、声を詰まらせて読めなくなった母。
そのまま嗚咽になり、手紙に向かって何度も何度もありがとうございましたと繰り返す母。。。
リハビリ病室では午前中~午後、3つに分かれた授業があります。
身体のリハビリと言語です。
身体のリハビリは、どこが痛がるか、どこが動きづらいかなどを確認する為、
家族が付き添った方がいいのです。
家族がいる事が本人の頑張ろうという気持ちにさせるそうです。
でもこれが私は普通に見られない。。。
お父さんが一生懸命に立とうとする姿、歩こうとする姿を見ると、
元気だった頃の姿とかぶり涙が零れるのです。
ナゼ、家族の事、お母さんの事だけに生きてきた人に試練を与えるの。
私がお金がない時に一緒に銀行に行って、お父さんのお金をおろしてくれた事。
頑張れよと3000円の鰻定食を食べさせてくれた事。。。
患者さんの気持ちを知ろうと、車椅子に乗ってみました。
ほんの10メートル車輪をこぐのに、両腕の二の腕が痛い。。。
目線が、歩いている人の腰で、怖い。。。
誰も皆、最初から車椅子に乗りたくて乗ってるんじゃないんだ。
街に出たら、もっといたわってあげたいと思いました。。。
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敬老の日に、母に靴を買ってあげました。母は身体が大きい割りに、足は22㌢で、
足首がマッチの様に細いので疲れやすいのです。
コメントで「ショッピングに一緒に行ってあげるのも気分転換になりますよ」と書いて頂き、
2000円均一の靴のバーゲンに立ち寄ったのです。
写真は、2000円の3倍します。ナゼか2000円均一にまぎれていました。
履き易く、とても気に入ったようなので、買ってあげると言ったら悪いからいいと。
それでも買ってあげると少女の様に喜んでいました。
すると!リハビリ病院の患者さんも同じ靴を履いていたんです!
介護用品でも紹介される靴だったんです!それは履き易く気に入りますよね。。。
母はお父さんの看護を昨日初めてお休みしました。
自由な1日をもらって、母は充実していたそうです。
昨日、お父さんに「お母さんは畑に行ってるからね」と言ったのですが、それから2時間後、
「はたけにまだいるの?」とお父さん。。。お母さんが来るのを今か今かと待っていたんです。。。
その間、ヒゲソリも鼻掃除も耳かきもマッサージもしてあげたのに。。。
お母さんはちゃんと寝てるのか、何時に寝てるのかと母を思いやる父。。。
家に帰り、母に報告すると、母は・・・泣いてしまった・・・私も一緒に泣いた・・・
母は泣きながら、お父さんのパジャマにアイロンをあてた・・・
以前、コメントで「平凡な暮らしが一番の幸せ」と書いて頂きましたが、本当にその通りです。
平凡な時は、もっとお金が欲しいとか、もっとこうなりたいとか色々欲が出ます。
でも、こないだまで元気だった人が入院生活を強いられ、立つ事も歩く事もままならず、
今後の生活は、仕事は・・・
などと沢山の課題が与えられてしまうのです。
店をたたみ、やっとお父さんとのんびりした生活をと望んだ年老いた母に、今から試練を与えようというのです。
でも、平凡な時には経験しなかった、家族の絆、涙、感動がありますが。。。
足が悪い母を思い、うちの車を運転してみました。駐車場で。怖かった。。。
うちの車はワンボックスカーで大きく、駐車場が狭い為、外に出る事すらできませんでした。。。
タスケテ~~~( p_q)エ-ン
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