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★実家へ帰った。駅前で、ワンボックスカーの運転席と助手席に乗った大きなマスクをつけた男女が私を監視している。怖い。早く父母が来てくれないかな~。。。怖い。そのマスクの車が私を目がけて発進した!きゃーーー!父母だった(・o・)

★どうやら二人共、風邪を引き、私にうつしてはいけない!と大きなマスクを買ったらしい。
父「でもマスクしなきゃいけないのはおまえの方なんだけどな~。おまえ来るまでマスクしてなかったしぃ~。車に菌がいっぱいだよ~」
私「言ってくれれば帰ってこなかったのにぃ!うつったらどうするのよ!ひ弱い身体なのにぃ!」と憎まれ口を叩いた。でも、本当は父母に会いたかった。。。

★車の中で、私が書いた【フジテレビ謝罪事件】の話になった。
母「フジテレビといえば、あの子出なくなったね~」
父「男の子の方は少年隊の裏方やってるらしいよ~」(裏方??)
母「じゃあ、アナウンサーの方がおしおきになったんだぁ~」(おしおき??)
。。。マスクの下からの父母の他愛ない会話を娘はすぐにメモッた(。_。)φメモメモ ・・・素人さんの会話は意表をついている。

★3人で温泉に行った(注・別名スーパー銭湯)
お母さんの背中を流した。母は「もう洗ったから!」などと無駄な抵抗をしたが、私は「お仕事。お仕事!」と丸め込み、もう一回母の背中を洗った。この瞬間が好きだ。私は温泉に行くと韓国の金さんにアカスリをしてもらうのが楽しみだが、そうすると母の肌を触れないので、断腸の思いでアカスリを断わった。大人になって、親の肌に触れられる瞬間ってあるだろうか。。。
母の肌は赤ちゃんの様にスベスベしている。母は照れくさそうに、でもちょっぴり嬉しそうに背中をマルクした。

★温泉には小さいお子ちゃまが沢山いる。可愛い。ついつい手を振ってしまう。それを母は横で黙って見ている。私を不憫に思っているのだろうか。。。
母「○○さんにしなさい」(実は~母親推奨の人がおりましてぇ~相手はそんなこと梅雨知らず)
私「あのね、相手の親御さんの事を考えるとダメ。バツイチでお子さんがいる人の方がいいよ。相手のおうちの子孫繁栄を考えたら。私なんか。。。」
母「相手がそれでもいいと言ったら?」
私「すぐいきます!」

★そうだ。私の父は・・・周囲に反対されて母と一緒になったんだ。二人のコブ付きの、12も年上の女と一緒になるという事に。。。それでも母を選んでくれたんだ。
私「お父さんみたいな人と出会ったら、すぐいくよ!」
母「うん。うん。。。」

★父の日の手紙に「お父さんは人生一回なのに実子を持たない人生を選んだのですね。人のこと言えないけど。でも可愛がってくれてありがとう。」と書いた。

★父母は吉本浅草花月が出来てすぐ、ネットでチケットを取って見に行った。母は長年お店をやっていたので、大阪時代のなんば花月以来、何十年ぶりにお笑いに行きすごく楽しかったと頬を赤らめて話してくれた。お目当ての年期の入った芸人さんより、知らない若手のコンビが面白かったと言っていた。それで私も興味を持ち、吉本の仕事がしたい!とひらめいた。ひらめきは、現実のものとなった。。。

★月曜~火曜、父母は京都の祇園祭りを見にバス旅行に行く。泊まりは大阪難波らしく、母は「青春時代を過ごした場所だ~何十年ぶりかな~」と少女の様にはしゃいでいた。きっとまた、海外旅行に1ヶ月行く様なスーツケースを持っていくのだろう。今回は1泊で何着の服を持っていくのかな。台風に遭いません様に。。。

★母は最近、パソコンが開けられる様になった。だから、ブログの文字を大きくした。これなら読めるかな。いつも母の事を気にかけてくれている、がいちゃん。書き始めは「おもしろネタ」のカテゴリーで書き始めて、父母は強盗じゃなかってんで~のオチにしようと思ったら、途中で、がいちゃんの顔が浮かび、しんみりネタになりました。。。



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