ミュージカル『ピピン』
 
いよいよ、静岡公演、7月20日(土)、21日(日)まで。
 
これはまったく予備知識なしで行ったら、「えっ?!」「あっ!!」「うそ?!」と思わず声が出てしまうほどの驚きの連続。
 
このミュージカルは予備知識まったくなしで見た方が絶対に良いと思いますので、ネタバレの内容には触れない様にします。
 
ダブルキャストの中尾ミエさんの日で、内心、前田美波里さんで見たかったかもと思いましたが、中尾ミエさん、凄かった!素晴らしかった!
 
カーテンコールも中尾ミエさんへの拍手が凄かったです。中尾ミエさん、73歳でいらっしゃって、スタイル抜群でパフォーマンスが凄すぎなのです。本当にびっくりでした。客席も感動の嵐。あまりの素晴らしさに涙がこぼれました。
 
中尾ミエさんに生きる勇気を頂き、人は努力しなくてはいかないと教わりました。中尾ミエさんのパフォーマンスは人生で一番感動したと言って過言ではありません。
 
シルク・ドゥ・ソレイユのアーティストが手掛けたアクロバットサーカスがいっぱい。同じ場面で空中ブランコ、バク転、バク中、火の輪くぐり、リング、人間ピラミッド、、、すべて見切れません。超人的なアクロバットに息を飲みます。
 
城田優さん、霧矢大夢さん、今井清隆さんもマジックに挑戦!
 
ピピン王子役・城田優さんはかっこ良く、えっ?!こんな事までやるの??と。エリザベートとスケジュールがかぶったこの公演。上演までにどれくらいの努力をされたんだろうと感動。エリザベートと口にしたり、細くて鍛えられた肉体。割れた腹筋がとてもかっこいい。キスシーンにはドキドキ。
 
リーディングプレイヤー(ストーリーテラー)役のクリスタル・ケイさん。キレッキレのダンスで超ビックリ。身体にピタッとフィットした衣装。鍛え上げられた肉体、美しい背中、美尻、ミュージカル『シカゴ』のフォッシーダンス、ジャネットジャクソンの様なダンス、ダンスは魅せるし、歌はうまいし、台詞はよく通るし、はったりは迫力満点だし、目線は素晴らしいし、クリスタル・ケイさん凄い!この役は、クリスタル・ケイさん以外には考えられないほど。クリスタル・ケイさんのミュージカル、素晴らしい。宝塚の男役スターの様にかっこいい。
 
ピピンの義母役、元宝塚トップの霧矢大夢さん。素晴らしかった。身体にぴったりフィットした衣装でスタイル抜群。鍛え上げられた肉体。ダンスの見せ場は拍手喝采。素晴らしい踊りに息を飲みます。大きな舞台をひとりで所狭しと踊ります。その卓越したダンス。超早替わりに客席キャーッ!!!元宝塚のトップスターですよ、凄いでしょうと客席の皆様へ心の中でつぶやきました。
 
ピピンの父親役、今井清隆さんの素晴らしい声。これぞ、ミュージカルの声。コミカルな芝居で笑わせて下さいます。お茶目なキングがとても可愛い。声フェチの私は今井さんの声にヤラレマシタ。
 
ピピンの義理の弟役、岡田亮輔さん劇団四季に客演として多数出演。お母様は岡田可愛さん、奥様は元宝塚男役さん。
 
宮澤エマさん、抜群の歌唱力と可愛さで魅了。ピピンとのラブシーンにはドキドキ。
 
開幕前は、どんなミュージカルなの?ポスターは暗いイメージなどと思う方も多かったのですが、開幕してから、終演後、リピーターチケット列が大変なことになっていたそうです。
 
ピピンという若い王子が人生の意味を見つける旅物語。物語の進行をしながら、素晴らしいダンス、超マジック、イリュージョン、サービスが繰り広げられます。
 
多数のイリュージョンはもう一度見ないとよくわかりません。えっ?!えっ?!えっ?!の繰り返しです。

城田優「究極と言っていいほどに高度なパフォーマンスが求められる、ミュージカル”ピピン”は必ずあなたに”観たことのない景色”をお届けします」
 
今後も、再演される可能性大です。
 
なので、中尾ミエさんはどんな事したのかはあえて書きません。実際に見て、感動して欲しいです。
 
結末にも「え、え、え、えっ?!」とびっくりしましたが、今これを書いていて、もうひとつの結末ももしかしたらと思いました。
 
えっ?!ピピンも???鳥肌。奥が深い・・・
 
ミュージカル『ピピン』
2013年、息をのむほどのエキサイティングな新演出でブロードウェイに帰還し、同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した傑作ミュージカル『ピピン』。

2015年9月の来日公演も大好評を得たこの作品の日本語版プロジェクトが始動。人気作曲家スティーヴン・シュワルツが作詞作曲を手掛けたミュージカル『ピピン』は、鬼才ボブ・フォッシー(ミュージカル『シカゴ』、映画版「キャバレー」)による演出と振付で1972年にブロードウェイで初演。当時もトニー賞5冠に輝いた、ブロードウェイミュージカルの名作中の名作です。
 
今回の新演出版では、本作で見事トニー賞最優秀演出賞を獲得したダイアン・パウルスの斬新な手腕が大絶賛を浴びました。注目は、ボブ・フォッシーのスタイルを踏襲した刺激的な ダンスと、シルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手掛けたスリリングなサーカスアクロバット。
 
<ストーリー>
旅芸人一座のショーが、今まさに始まろうとしている―。カリスマ的なリーディングプレーヤー(クリスタル・ケイ)が登場し、観客を大いに魅了する。一座が披露するのは、若き王子ピピン(城田優)の物語。大学で学問を修めたピピンは、人生の大いなる目的を模索していた。広い空のどこかに自分の居場所はあるのかと自問し、輝かしい未来を夢見ていた。
 
父・チャールズ王(今井清隆)が統治する故郷に戻ったピピンだが、義母ファストラーダ(霧矢大夢)や貴族、廷臣ら取り巻きに邪魔され、父親となかなか触れあえない。戦を控えたチャールズは、ファストラーダとの間に生まれたルイス(岡田亮輔)ら、兵士たちの戦意を奮い立たせていた。
 
父に認めてもらいたいピピンは、戦への同行を志願する。しかし、ピピンは戦の空虚さに気付き、もっと別の<特別な何か>を求めて旅に出る。
 
王子として生まれ、富も教養も手に入れたピピンが持たぬものとは何か…。
 
人生に迷い、答えを求めて祖母バーサ(中尾ミエ)を訪ねたピピン。バーサは「悩んでばかりで大切な時間を無駄にせず、人生を楽しみなさい」と孫息子を優しく諭す。
 
専制君主的だった父と違い、民の為に尽くそうとするピピン。出口の見つからない旅に疲れ果てた彼は倒れ込んでしまう。そんなピピンを助けたのは、未亡人のキャサリン(宮澤エマ)だった。幼い息子テオを育て、亡夫が遺した農場を切盛りする彼女は、ピピンに手伝いを頼む。家事や家畜の世話、畑仕事に明け暮れる単調な生活は自分に合わないと語るピピンだが、テオとのふれあいをきっかけに気力を取り戻し、
また、キャサリンの優しさに想いを寄せ始める。
 
が、まさかの結末・・・・・
 
<お客さんの感想>
「必ずもう一度観たくなるミュージカルの域を超えた感動的なショー」
 
「ケイさんがファンで行きましたが、ピピンという舞台に惚れました。」
 
霧矢大夢さん「今まで経験した事の無い様なエキサイティングで緊張感のあるステージ」
 
宝塚でエキサイティングなステージを沢山こなしているのに、経験したことのないステージって凄い説得力がありました。