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宝塚宙組『オーシャンズ11』東京 新人公演から1週間。。。
 
中身の濃い2時間の新人公演がまだ脳裏に焼き付いています。
 
 
芝居のうまさに感心、大いに笑わせても頂きました。
 
昼間は本公演を終えての新人公演。
 
オーシャンズ11、11人という多くのメンバーの見せ場があり、見ごたえ充分。
 
◆ダニー・オーシャン鷹翔千空(たかとちあき)研5 (本役:真風涼帆)
 
かっこ良かった~!
 
自信に満ち溢れていた。
 
えっ?!まだ研5???
 
す、す、凄い!
 
新人公演初主演の時の何百倍もの進化!
 
てっきり、最後の新人公演の長だと思いました。
 
完成度、安定感、貫禄、キレッキレのダンス、指先まで美しく、目線の使い方も完璧。
 
すっごいスターキラキラ
 
2時間ずっとテンションが変わらず、客席を魅了していました。
 
オープニングの「フェイクシティ~フェイクシティ~運命を変えよう~ラスベガス!」
 
の決めもかっこいい。
 
ダニーの囚人番号「0518」は鷹翔クンの誕生日との事。
 
ガラスの部屋の上に立つ仮面の姿は堂々としていて震えた。
 
「さあ、テス、自分の本能に従うんだ」
 
主演挨拶もとても立派でした。
 
 
◆テス・オーシャン 夢白あや 研3(本役:星風まどか)
 
美しく、低いトーンの芝居がとてもじょうず。
 
元雪組トップ娘役の白羽ゆりさんのような、まさに、大輪の花。
 
ふくらはぎの筋肉も美しく、ダンスも素敵。
 
黒い衣装でも、スポットライトを浴びたようにキラリと光っていました。
 
◆ラスティー 優希しおん 研6(本役:芹香斗亜)
 
ピンクのスーツがとても似合うイケメン。
 
ジョンソン先生は予想外の面白さ!
 
イケメンがおじいちゃんの鬘を堂々とかぶっているのはめちゃくちゃ面白い~
 
好感度大!!
 
「新人のジョンソンです。久しぶりの仕事です。頑張れジョンソン!」
 
と、自分の胸に聴診器を当てる(笑)
 
「あたし?」がとても可愛い。
 
台詞など、緊張感もあったけれど、そこはイケメンと可愛さでカバー。
 
◆テリー・ベネディクト 亜音有星(あのんゆうせい)研3 (本役:桜木みなと)
 
舞台踏んで3年目???
 
3年目でこの役、堂々っぷりは将来が怖い!(いい意味で)
 
夢白あや、希波らいと等と同期で、入団時の成績は27番ながら凄い抜擢!
 
11頭身ばりの長身に超小顔。
 
幼さはあるものの、見事に演じ切り、ソロは魅せた。
 
ベネディクトのオフィスのアドリブ、
 
「皆で雨風をしのぐ訓練をしていたんだ」
 
と、テスにもやらせる(笑)
 
『天は赤い河のほとり-』新人公演:ティト(本役:愛海ひかる)は長身ながらも可愛さが印象的。
 
『白鷺の城/異人たちのルネサンス』は怪我のため全日程休演を経ての復帰。
 
◆ソール 若翔りつ(わかとりつ)研7 (本役:寿つかさ)
 
うまかった~~~!いい声。将来の管理職、組長候補(のような存在感)
 
オーシャンズ11が揃った時のアドリブの演技指導。
 
「おはようございます。今日は晴れて気持ちの良い朝ですね。今日も1日、エイエイオー!」
 
を2回(笑)
 
本公演ではモヒカン刈りのブルーザーで魅せてくれる芸達者ぶり!!!
 
組長挨拶もたくましく、りりしく。とても素晴らしかった。
 
今後も本公演で重厚な役を沢山見たい。
 
若翔りつが好きだ(#^^#)
 
◆アン・ウッズ 湖々さくら 研5(本役:美風舞良)
 
まだ5年目の声とは思えなかった。
 
落ち着いたいい声でうまい演技に惚れ惚れしました。
 
◆クィーン・ダイアナ 天彩峰里 研6(あまいろみねり)(本役:純矢ちとせ)
 
登場すると一番にオペラグラスが上がっていました!
 
お化粧もとても綺麗で、はったりも声も良く、クィーンオブ新人公演。
 
もっと沢山出てこないかなと待ち遠しい存在でした。
 
◆フランク・カットン 真名瀬みら 研5(本役:澄輝さやと)
 
一番の凄い黒塗り。
 
歌がうまい~!2時間聞いていたいくらいにうまかった。
 
◆ルーベン・ティシュコフ 希峰かなた 研7(本役:凛城きら)
 
どっしりと芝居がうまく、専科さんの様でした。
 
今後も渋い声を使える役が見てみたい。
 
◆ベス 華妃まいあ 研7(本役:愛白もあ)
 
ベネディクトの女性秘書。
 
いい声~~~~芝居が達者!
 
彼女が喋るのを心待ちにしました。
 
うまいのでとても目立っていた~
 
『天は赤い河のほとり』ナキア[少女時代]、新人公演:ナキア(本役:純矢ちとせ)も演じた。
 
◆テーラー 琥南まこと(こなんまこと)研6 (本役:美月 悠)
 
ベネディクトの男性秘書。
 
いい声でうっとり。凄い美声。
 
お顔もハンサム。これからの活躍が楽しみ。
 
「エリザベート」の新人公演でジュラ(本役:春瀬央季)に抜擢。
 
◆ライナス 風色日向 研4(ひゅうがかぜいろ)(本役:和希そら)
 
フェイクシティ、カジノの男役群舞の時からひときわ目を惹く男役で。
 
長身でダンスはキレッキレ。
 
一番キザで、あれは誰だと意識していた人だった。
 
長身でのライナスでしたが、声に可愛さが表れていました。
 
◆イエン 愛海 ひかる(まなみひかる) 研6(本役:秋音 光)
 
可愛かった~愛らしい。登場では大きな期待の拍手。
 
一輪車に乗り、手品、ヨーヨーを成功させ、拍手喝采。
 
雑技団のひとりひとりが素晴らしい演技。
 
オーシャンズ11が揃ってのラインダンスでは一番足が上がっていて目を惹きました。
 
『天は赤い河のほとり』ティト役、『異人たちのルネサンス』レオナルド(少年)役でもとても光っていましたものね。
 
◆ブルーザー 惟吹優羽(いぶきゆうは)研5(本役:若翔りつ)
 
可愛い、憎めないブルーザーで、ムチでしばく場面では、
 
お面を脱いだら、トサカの鬘もとれてしまい、
 
さりげなく鬘を乗せ直したのが爆笑を買っていました。
 
◆3ジュルズ(花宮沙羅 、春乃さくら、朝木陽彩)
 
も歌がとてもうまく聞かせた。
 
新人公演では、
 
ハロルド(春瀬央季)→サマンサ(雪乃かさり)
 
エディ(実羚 淳)→エイミー(はる香 心)
 
ジョー(七生 眞希)→ジョーン(有愛きい)
 
と、男役の役を娘役に変更。
 
男役が演っている役を娘役に変更して見るのは新鮮で楽しめました。
 
5年前のテス・水音志保(みずねしほ)が可愛く、オペラグラスが凄い上がっていました。
 
本公演では雑技団の可愛い三つ編みの女の子。
 
エリザベートの新人公演で黒天使を演るほどダンスがうまいのですね。
 
宝塚宙組公演『オーシャンズ11』
 
『オーシャンズ11』は2002年に公開されたアメリカ映画。
 
ジョージ・クルーニーやジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピットらハリウッドを代表する俳優が多数出演したことでも知られる大ヒット映画。
 
ラスベガスのカジノホテルを舞台に、11人の男達がホテル王を出し抜き、金庫破りに挑む。
 
幕開きからの、
 
♪FATE CITY(フェイクシティ)FATE CITY、、運命を変えよう~
 
とてもいい主題歌。
 
※FATE CITY
偽りの街 ラスベガス
 
ダニー・真風涼帆、ラスティー・芹香斗亜は、2011年の星組新人公演でも、ダニー、ラスティーを演じた仲。
 
8年前の新人公演で主演と二番手を演じた二人が、8年経って、本公演でまた主演と二番手の役を演じる。
 
脚本・演出の小池修一郎先生の先見の明。
 
2011年の星組本公演で、真風涼帆はスリのライナスを。
 
ダニーの柚希礼音に指導を受けながら金庫破りに挑戦していたライナス・真風涼帆を思うと、
 
8年後、ライナスの和希そらに金庫破りを教えている主演・ダニーになった真風涼帆が逞しく感慨深い。
 
<囲み取材での真風涼帆氏の弁>
「初演の時も本公演でライナスを演じながら、新人公演のダニーのお稽古をやっていました。自分が日々説教される役(本公演のライナス)なのに、逆の立場になったりと不思議な感覚だったのですが、お稽古が始まってすぐは、音楽が流れるとライナスの場面でも胸がざわつく感覚も少しありました」
 
2013年、花組公演新人公演で、芹香斗亜は主演のダニー(本役:蘭寿とむ)を演じている。
 
ラスティー・芹香斗亜は、長身、足長で、光るピンクのスーツ姿が映えること、映えること。
 
タバコをくゆらせる場面はセクシー。
 
『JUMP!』の場面では、涼紫央(すずみしお)さんを思い出しました。
 
あのかっこいいラスティもまもなく、3人のお子さんのママさんに。。。
 
沖縄国際映画祭で、俳優の山本耕史さんとご一緒した際、
 
香取慎吾さんとの『オーシャンズ11』が良かった、ラスティーが良かった、
 
是非、宝塚の『オーシャンズ11』も見て欲しいと伝えました。
 
宝塚は見た事がないのだそう。見て欲しい。。。
 
テス役の娘役トップ、星風まどかは歌がめちゃくちゃうまく、スタイルも抜群。
 
特に、シルバーキラキラゴージャスドレス姿がとても素敵。
 
(夢咲ねねさんの時はゴールドでしたね)
 
トップコンビの身長差も萌♪
 
テリー・ベネディクトの桜木みなと
 
紅ゆずる、望海風斗というトップスターになった布石の要の役。
 
声量たっぷりに歌い上げ、客席を魅了。
 
ダイアナの純矢ちとせの名女優ぶりも見納めなんて・・・
 
新人公演ではなかった役、マイクの留依蒔世(るいまきせ)は歌がうまく、存在感が凄かった。
 
オーシャンズ11、演出補に、「王妃の館」で作・演出を担当した田渕大輔先生。
 
ベネディクトのホテル「パラディーソ」の観光客(澄輝さやと、蒼羽りく)が「王妃の館」で使用したツアー会社の旗を持っているそうなのです!
 
「王妃の館」は、澄輝さやと(近藤誠)と、蒼羽りく(クレヨン)が、ラスベガスのホテルで結婚式をあげると連想させるラストシーンが。
 
二人の退団公演に愛のある凄い演出、チェックしなくては!
 
宝塚のある卒業生が「あんなにいい人は見た事がない」と言っていた人、
 
澄輝さやと(すみきさやと)氏。
 
お茶会に行ってみたかった。終わっちゃったですね。
 
お顔を見るだけで泣けてきます・・・・・・
 
<この公演で宝塚デビューの方の感想>
 
「スタートから最後まで感動、感激の嵐で興奮冷めやりません。完全に宝塚にハマりました!」
 
「躍動感、パワー、華麗さ、すべてに圧倒されました!」
 
「宝塚観ないで生きてきた事は人生損してたんじゃないってくらいの衝撃」

宝塚宙組『オーシャンズ11』のアドリブをまとめたサイトが。
 
 
 
◆元宙組男役スター・悠未ひろさん「愛する宙組のオーシャンズ11」の感想。
「テンションMAXを上回る感動と興奮!ほんとに観に行けて良かった(涙)」
 
 
ミュージカル 『オーシャンズ11』
東京宝塚劇場 7月21日(日)迄
 
<宝塚宙組退団者>
純矢ちとせ
澄輝さやと
愛白もあ
蒼羽りく
風輝駿
はる香心
雪乃かさり

 

※敬称略

 

【えーっ、あのーを言わないとYouTubeの再生回数が上がる!】

 


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