まえがき
この頃、大作続きだったので、緩いラブコメが観たくなって選んだのがこのドラマ。主演のトン・モンシーと言えばやっぱり慶余年で主人公の范閑(ファン・シエン)を守る五竹(ウー・ジュー)の役がインパクトあったよね。あの黒い紐で目隠してるのにめっちゃ強い人。顔がよくわからなかったけど、もっとおじさんかと思ったら若かったのね。他にもコウラン伝でもコウランの息子・嬴政役がちょっと怖そうなイメージのトン・モンシー。
このドラマの許清嘉は頭はいいけど喧嘩も武術も全くできない優しいお役人。今までと全然違う役だけどこの役がメッチャ似合ってた。
あのやさしい眼差しで見つめられてドキドキしちゃうし癒されまくりでした。
登場人物
胡嬌(こ・きょう) クリスティ・チャン=チャン・ハンユン 張含韻
許清嘉(きょ・せいか) トン・モンシー 佟夢実
高正(こう・せい) チェン・イーロン 陳奕龍
玉娘(ぎょくじょう) ゾン・イーシュエン 曾一萱
寧王(ねいおう) ワン・ルオリン 王若麟
林翠(りん・すい) ション・フィズー 盛蕙子
2022年 全36話
簡単なあらすじ
肉屋の娘の胡嬌は巧みな包丁さばきで客を呼ぶ看板娘。その包丁を使った武術の技で街の荒くれ者までやっつけちゃう凄い女の子です。
一方の許清嘉は幼い頃に親同士の決めた胡嬌の許嫁。2年前都に行ったままだったが科挙を受け第2位の成績をとりました。都で評判になり婿入りの話も出るが、それを断り許嫁の胡嬌のもとに戻ってきます。
早速 結婚式を挙げ役人としての任地に向かうつもりの許清嘉だったが、胡嬌は結婚には乗り気ではありませんでした。
彼女は商人として自立し自分の店を持つという夢を実現させようとしていました。
しかしこの結婚を取りやめにできない事情ができた二人は、お互いの事情から3年間だけの契約結婚をすることに決めたのでした。
こうして初めての任地に赴く二人に次々に事件は起こる。頭脳明晰な夫と武術が得意な妻が協力し合って事件を解決してゆくのです。
ネタバレ感想
最初は離婚前提の契約結婚だった二人、でも民の為に命を懸けて正義を守ろうとする許清嘉はへなちょこだけど、母性本能をくすぐる守ってあげたくなる存在。、そんな優しい夫役が好印象でした。
そして妻になった胡嬌もいつも夫のそばにいながらも自分の商売人としての才覚もふるい、どこに行っても一生懸命生きている姿がカッコ良かった。後半は本当に仲の良い夫婦になっていい感じでした。
それから主役の許清嘉の友人役の高正が良かった。高正も許清嘉も笑顔が可愛いイケメンぶりに大いに楽しませてもらえました。
事件が次々と解決されていくうち、事件は皇帝争いにまで発展していきます。
でも胡嬌と許清嘉、高正と玉娘の4人は互いに協力し助け合いながら事件に立ち向かいます。
35話で4人が敵に7日で死ぬ毒の煙を吸わされたことに気づき、高正と玉娘は泣きながら二人だけの婚礼をあげます。
胡嬌と許清嘉も2人だけの静かな時を過ごしました。2組のカップルのそれぞれの愛情がしみじみと伝わってきて切ないシーンでした。
最初怖かった高正の変身ぶりもツボ。初めて人を愛するって事を知ってどんどん変わっていく高正の玉娘を見つめる瞳が素敵でした。高正の「今の自分が好き」っていうセリフに納得!
前半のテンポよく痛快な内容と途中役人を辞めて妻の商売を手伝う夫の焦りとかもよく演じられていて。トン・モンシーのゆったりとした演技が良かった。
最後は巨悪な敵まで倒して気分もすっきり、ストーリーはお決まりのパターンだけど、こういうラブ史劇が私の大好物です。