あの「瓔珞」で愛し合いながらも結ばれなかったシュー・カイとウー・ジンイェンのカップルが、今作ではパーフェクトにカッコいい皇太孫と尚食局で究極の料理を作る聡明で美しい女官として登場。

この二人の宮廷での恋を描く作品です。

しかも「瓔珞」のプロデューサーやスタッフが制作したんですから期待しかないでしょ。本当に期待通りに素敵だった二人の演技に脱帽でした。

紫禁城の景色も美しく、衣装も素敵。特に良かったのは料理を作っているシーンや食事中のリアルな音が私の胃袋まで刺激してくれました。今すぐにでも本格中華を堪能したくなるドラマです。

 

 

 

 

 

登場人物

 

姚子衿(ようしきん)   ウー・ジンイエン 呉謹言

皇太孫・朱瞻基(しゅせんき) シュー・カイ  許凱

尚食局の女官・殷紫萍(いんしへい) ホー・ルイシエン 何瑞賢

錦衣衛・游一帆(ゆういつはん) ワン・イージョー  王一哲

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単なあらすじ

 

 

 

15世紀の明朝時代に永楽帝の孫として生まれ皇帝から溺愛される皇太孫の朱瞻基(シュー・カイ)は、趣味の絵画や音楽も上手く囲碁でも戦でも無敵のイケメン、クールでカッコ良くその上美食家。

姚子衿(ウー・ジンイェン)は尚食局でライバルたちと切磋琢磨しながら料理の道を突き進んでいる女官。料理以外にもあらゆる知識が豊富で、聡明な頭脳を生かし尚食局の中でも着々と頭角を現してゆきます。

やがて姚子衿(ようしきん)は朱瞻基(しゅせんき)の夜食を作り書斎の行雲草舎へと届けるようになります。二人の恋はここから始まるのです。

いつも書斎で静かに過ごす朱瞻基と少しずつ距離を縮めていく姚子衿の恋物語が「瓔珞」での悲恋と重なります。二人を全力で応援したくなり出来事があるたびドキドキワクワクしてしまいます。

一方の姚子衿はライバルたちのせいで手をけがしてしまいますが、料理には手を抜きません。そんな彼女が皇太孫の嬪となり運命に翻弄されながらも友達を守りながら生きてゆくお話です。

そんな彼女をいつも見つめる錦衣衛の游一帆(ゆういつはん)、尚食を目の敵のように見張ります。ミステリアスで怖い感じなのですが、姚子衿に対しては少し様子が違う様です。彼女の事が好きなのか冷淡になり切れないのです。

この游一帆を演じているワン・イージョーのクールな演技がなかなか素敵で悪役だけど憎めなかったです 笑。

やがて皇帝や父である洪熙帝も亡くなり朱瞻基は皇帝に即位するのですが、謀反を起こそうとする叔父たちの企みが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

 

 

姚子衿のライバルや敵や料理にも誠実に向き合う姿が素敵でした。朱瞻基の方普段は聡明なのに女子にはツンデレで皇后や側室たちの扱いが苦手なところがツボでした。

今までのドラマでは皇帝って側室たちに優しいっていうイメージがあったけど、彼はそういうところが不器用そうで、なんかシュー・カイらしい演技が出てたかなって思いました。 

二人の関係もギクシャクするばかり最後はハッピーエンドだったけど。親友や皇后は紫禁城を自ら去って自分らしく生きようという姿が羨ましいような切ないような。

でも朱瞻基は陰謀に立ち向かう策が凄かった。最後まで姚子衿を守り抜いたことに感動しました。

40話はこういう作品ではちょっと短かったけど、「瓔珞」からずっと念願だった二人の恋が実現して 私の夢が叶ったようですっかり満足した作品でした。