デシジョンテーブル | 40代の乳がん治療記録

40代の乳がん治療記録

40代働き盛りで突然の乳がん。診断〜治療までの経験を綴ります。
2023.2 乳がん診断(ステージⅠ ルミナールA)
2023.4 手術(部分切除、リンパ節転移無し)
2023.5〜 ホルモン療法開始、放射線治療21回
現在はタモキシフェン服薬とフォローアップ診療のみです。

小心者のわたしは、予想外の展開や失敗になるべく遭遇しないように、物事の展開をいくつものパターンに分けて考える癖があります。

展開が変化するにはいくつかの要素があって、当然それに伴う結果があり、これを表にしてまとめたものをデシジョンテーブルというんだけど、このデシジョンテーブルを自分の中で作りながら頭を整理することが多いです。

 

今の私は、感情がぐちゃぐちゃな状態から、デシジョンテーブルを組み立てている状態。

 

良性だったら、悪性だったら、

全摘出だったら、部分摘出だったら、

腫瘍が小さかったら、大きかったら、

リンパ転移があったら、なかったら、

タイプがどうだったら、

胃もがんだったら、そうでなかったら、

 

普段はこうして予想外のパターンをつぶしていくことで安心して進めるんだけれども、今回に限ってはこれがどうも機能しない。

まあ…、気乗りするような思考整理じゃないからね。

 

でも、一つ確実にわかったこと。

良性でも悪性でも、同じように必ず限りのある自分の人生。

こんなふうに思い悩んでいるわたしも、明日、何かの事故で命が絶たれるかもしれない。

病気と死は、いつでも自分と共にあって、決して他人事ではないですね。

 

これからはやりたいことを後回しにせずやって、家族にたくさん愛情をかけて、自分のことももっと可愛がろう。

そして、自分の周りにもこうして苦しんでいる人がたくさんいることに、もっと心を痛めて、気を配っていこう。

40過ぎて初めてこんなことがわかるなんて。