チャクラワークTTC&リトリートと私の魂の旅
チャクラワークTTCと、それに続くリトリート。ハワイ島を舞台にした、素晴らしい瞬間の連続を終えて日本に戻ってきました。講師、スタッフ、参加者という全立場を体験しながら、私の魂のレベルで起きた解放は、まだその全てを昇華しきれてないけれど、わかりつつあることだけも、書き留めてみようと思います。チャクラワークとは、バリ在住のmasumi lacosteにより生み出されてワークで、より覚醒したライフスタイルを目指すヨギ・ヨギニたちの間で少しずつ広まりつつあるメソッドです。ヨガを軸に解剖学やマインドアプローチとしての講座、音楽、アートなどを盛り込んんだ、人生の喜びを知る瞬間の連続を実体験としてギフトするプログラム。私は、そのチャクラワークに、マインドアプローチとして、Rシュタイナーのバイオグラフィーをお伝える講師として参加しています。これまでバリ島で行われてきたこのTTCとリトリートですが、今回はバリ島アグン山の噴火の影響を受け、ハワイのビッグアイランド、ハワイ島で開催されました。今思うと、この時から、ハワイ島に息づく女神ペレの恩恵を受けていたのだと思います。会場はプナ地区にある「the villege」ケイコ・フォレストさんがその魂を開いて創造し続けている場所で、高次元の精神性が、そのまま地上の実次元に転写されたような場所でした。「ヤナの森の生活」という、ジャングルに最高のクリエイティブ性を持って暮らす女性の本を執筆したことでも知られるケイコさんは、その力強さと大胆さとはうらはらに、とても繊細で美しく深く、鈴の音のような声を持ち、会う人すべての魂にそっと寄り添うような素敵な女性です。そんなスペシャルな場所で、コースが進むにつれて起き続ける、私の自我と魂の変容は、記憶をたどるのも難しいほど濃厚でした。ハワイへ旅立つ前の私は、カウンセラーでありヨギニでもあるということから、ある程度の自己調整力があったので、日常のささやかな違和感なへの対応や、魂の声と自我欲とバランスをとることに大きな苦労を感じてはいませんでしたが、何かが違う。これが私の本質の望む在り方ではない、ということだけは、いつもいつのお腹の奥の奥で感じていました。それは、透明で薄い膜が何重にも重なって私の魂を包んでいるような感覚で、少しずつ窒息していくような苦しさでした。そんな私に最初に起こった感覚は、ハワイへ着いた最初の夜のこと。ピコッピコッと鳴くカエルたちの鳴き声と、時折聞こえるクジラたちの鳴き声に耳を澄ませながら、満点の星空を眺めていると、突然大地に沈み込んでしまうような感覚を覚え、余りの恐怖に星空に手を伸ばしました。引きずり込まれるような感覚を星たちに意識を移し続けることで何とか保ち、その場をやり過ごし、明け方に少しだけ眠った時は、ただの移動疲れと時差ボケだろうくらいに思っていましたが、あれが何かの合図だったのかもしれません。時折、意識がふと何かに持っていかれそうになるのも、ただの緊張と疲れだと思っていたし、確かにその部分もあったと思います。最も大きなこととして知覚したのは、TTC中のプログラムに突然ギフトのように訪れた、Ryann先生によるフラの講座の時でした。ハワイ島に住む女神ペレにまつわる物語をお話して下さっている時、私は、ペレのことも、その物語も何も知らないのに、どうしてもその話を聞くことが苦しく、途中何度も逃げ出そうとしたけれどそれもかなわず、いたたまれないままその場にいました。話が終わったすぐ、少し呼吸が苦しくなったので、一人外へ出て深呼吸をした途端、涙ポロポロとあふれてきて止まらなくなってしましました。私は、涙もろいほうでないし、人前で泣くなんて、何年もしていなかったように思います。涙は止まることがなく、止めることもできず、私は自然に、keikoさんのところへ行って、その胸を借りて、とてもとても大きな声で長い間泣き続けてしまいました。会場では、ライアン先生がウクレレを弾きながら、美しい声でハワイの歌を歌っています。みんなは、うれしいそうに、幸せそうに、一緒に歌ったり踊ったりしています。子供たちもみんな笑顔でその場を幸せにしています。私一人、そんなみんなの様子を感じながらも、大きな声を出し、心の底から泣きじゃくっていました。泣きながら、たくさんの記憶が通り抜けるのを感じ、そしてまた泣く私を、keikoさんは優しく包んでいてくれました。その中で確かに感じていたことは、私を覆い続けていた薄い膜のようなものが、その役目を終えようとしていること。これが、出発点であること。もう、これまでの私のように、何か見えないものをガードしながら生きて行かなくても良いいうこと。世界が怖くないということ。そのままの私を、そのまま表現し続けても、愛していてくれる人たちが、こんなにもたくさん居るということ。大きな大きな柔らかで暖かな光のような愛情に、体も心も魂も守られていることが、イメージや感覚だけでなく、keikoさんをはじめ、そこにいたすべての愛する友人たちから、人間としての体温を通して知ることができたこと。それらは、まぎれもないギフトでした。このことがあってから、ハワイ島での日々は、奇跡のように引き合わせて下さる、たくさんの人や情景との出会いをきっかけに、記憶の浄化や、意識の浄化が起き続けていたようで、ときおり動きが止まってしまったり、ここにいない感じになってしまったりと、はたから見ると、少しおかしな人になっていたかもしれません。その間にも起こりつづけたことがあるのですが、まだ文章にできるほど、言語意識で知覚できなくてごめんなさい。日本に戻ってから、少しずつ日常へと戻っています。また、書けそうになったら書きますね。読んで頂いてありがとうございます。ななえマハロ♡