荒涼の中のアマン

大自然の中をがたんがたんと車を
走らせると、突然小さな看板が見える。
「amanbagh」
インドにふたつあるアマンのひとつ。
オーナーであるゼガ氏が１０年以上もの
歳月をかけて作った楽園です。

どのアマンも構想から場所の確定まで
慎重に１０年、１５年という歳月をかけて
建てられています。だからこそ、
こんなところに？　という場所に建てられる。

デリーから車で約４時間半。
どうしてこんなところに？というロケーション。
空港から遠いけれど、その距離を走らないと
楽園のリゾートには辿り着けないのです。
それは世界中にあるどのアマンも同じです。

そして田舎の、本当にローカルな
生活をしている道から門を入ると・・・・

素敵なウェルカムシャワーが待っています。
太陽の光を集めたマリーゴールドが美しい。
ここからアマンマジックの始まり。
アットホームで優しいスタッフたちに会えるのです。





プールつきのお部屋は、こんな素敵な雰囲気で
ヴァケーションを堪能できます。
プールの水は薬が少ないので、小鳥が遊びにくる。
窓をあけておくと猿が来るのが注意。
猿パトロールのスタッフが常駐しています。
リスはそのへんをうろうろしています。





これが、私の「部屋」のエントランスです。
右がバススペース、左がベッドルーム。






こんな風に素敵なドアで区切られています。





大理石のお風呂。インドは大理石が採石される
石の国。どこもかしこもマーブルです！

そして夕方からは・・・
「fire meditation」の時間です。
ほんのり明るい夕暮れにテラスに出て
メディテーションの儀式を行います。

一緒にマントラを唱えながら、
瞑想をしていくのです。
すーっと自分に入り込んで、だんだんと
仕事でうろうろしている頭の中を
すっきりとクリアにしていく。

あれこれいろんなことが頭をよぎって
行って戻りつつ、でもそのまま、
いろんなことを手放していく。

すると知らず知らず、深くリラックスして
そして、マントラが終わって、
眼を開けてといわれると・・・・
そこはもう暗闇の時間。
すっかり日が落ちて、満天の星空。

うわー、天の川が見える！
写真には撮れないけれど
インドにかかる天の川はきらきらと
光っていました。