昔、レコード屋さんで何枚か選んでいた時に…

【ワルター・ギーゼキンク】
【ハンス・リヒター=ハーザー】

そして、一本柱を越して
【カルロス・クライバー】
のレコードが並んでいた。

日本語圏の私は、【カルロス・クライバー】がドキュンネームとは気づかず、

普通にドイツにいる名前だ、と思っていた。

むしろ、
【ハンス・リヒター=ハーザー】のほうが、目立った。
『なんで、名前3つあるの?』

※ベルニィ情報だけど…

ハンス・リヒター=ハーザーの最初のお父さんが【リヒターさん】で、

二番目のお父さんが【ハーザーさん】だ、

ということ。

ついでに、アーノンクールなんかも、今でいうドキュン ネームで、

すごい長い名前を、略してるんですって。

◇◆◇◆

ところが、セザールやダニエル、ポーランドから来たピョートル、シュナイダーさんやマークワルダーさん、などなど…

ドイツ人だけではなくて、オランダ人とかベルギー人、その近辺国民が、

『カルロスはドイツ名じゃない事を気づけよ~。』

と言った。

とにかく、ベルギー人は【フランダースの犬】の、ネロ達の名前についてもうるさかった。

セザール:『ネルロはワロン語だよ、だから苗字がフラマン語じゃあ、おかしいよ。』

私:『へぇー、気にしないで見てたよ、テレビでネロとアロワ。』

◆◇◆◇

ゲル兄さんに、そういうような事を話したら、

ゲル:『(^∇^) …カルロスはドイツ名じゃないよ!ネーサン、短い詩(短歌)を書く人になるなら、そういうのを見分けなくちゃ!』

私:『気づかなかった!気づかなくちゃ、イケナいのね?』

ゲル:『カルロスの本名は、【カール ルートヴィヒ クライバー】だよ。でもね、アルゼンチンで自己紹介する度に、相手さんが【え?カルロス?】と聞き返して来たんだって。』

私:『ぼくは【カール ルードヴィヒ】です。というのが、アルゼンチンでは【カルロス】に聞こえちゃうの?』

ゲル:『人間の脳みそは、知っている言葉に置き換えちゃうだろ?』

私:『そうか。そうだわ!お婆ちゃんも、ひいじいさんも、何回言っても【ギャランドゥ】を【がらんど】だと思ってるし。』

…西城秀樹の歌の【ギャランドゥ】

ゲル:『…?』

私:『あ、それから、クライバーは、アルゼンチンで呼ばれた【カルロス】にしちゃったの?名前。』

ゲル:『そうだよ、【カール ルートヴィヒ】では、アルゼンチンの人々には難しかったのだと思う。』

私:『へえ。』

■□■□

カルロスの振る音楽は、いつも決まってない。

宇宙から、降りてくる音楽なのだ。

いや、宇宙がカルロスの身体を使って、

音楽を私たちに供給しているのだ。

そこ行くと、

コリン星から来た、コリン・デイヴィスは、

限界がある人間の脳ミソの中の範囲で、ゴチャゴチャ いじくり回して、宇宙から離れる。

私:「なんで、最初のソレが良かったのにー!いじくり回すのぉ?」

コリン:「それ、皆がやりだしたら、all Harasiewiczになるだよ!危険すぎっ!」

私:「…人間だもんね。それも有り、か。」

コリンは、「そりゃあ、宇宙に比べたら人間なんて、知能指数も150ぐらいだし。でもね、人間でしょう?!その150の知能指数内で音楽をいじって、いじって、いいよ!」

それも、有りか。