まだ兄が生きていた時、

エイプリルフールに『兄さんは宇宙人なんだよ~』と、私はみんなに言っていたが、

シモン:『そういう“本当らしいネタ”はつまらんよ!もっと面白ネタが欲しいのう!』

私:『あっそー、じゃあシモンはタヌキっ!人間じゃなくてタヌキ!』

ゲル:『アハハハハハ!タヌキはいいや!タヌキ!』

シモン:『なんだよ、突然変異!その宇宙人のような笑い方、やめとくれ!』

私:『宇宙人って、そういう風にケラケラ笑うんですかね?』

ゲル:『僕はタヌキの笑う声が聞きたい。』

シモン:『うるさいわい!』

私:『あ、兄さんが【手当て…手のひらをかざして患部を治す事】をしてくれたお陰で、ひねった所が治ったわ!!だから宇宙人。』

ゲル:『あれ治ったか!アハハハハハ…。』

私:『兄さんの手は不思議ね!ホント、不思議。エイプリルフールじゃなくて、【手をかざして治る】のが不思議。』

ゲル:『みんなも、多かれ少なかれ、やっているよ自然に。』

私:『へえ…。』

テレビや電子レンジも、兄さんが居ると直った。